【cinema】ナルニア国物語/第一章 ライオンと魔女
■2005年 アメリカ
■監督:アンドリュー・アダムソン
■原作:C・S・ルイス
■出演:ウィリアム・モーズリー/アナ・ポップルウェル/スキャンダー・ケインズ/ジョージー・ヘンリー/ティルダ・スウィントン/ジェームズ・マカヴォイ

娘も連れていったので日本語吹替え版を観ることになりましたが、久しぶりの映画館での鑑賞です。

子供の頃から「ナルニア国シリーズ」が好きで、何度も何度も読み返してきました。大人になってからも時折思い出しては読んでいましたから、自分のこれまでの人生の中で一番多く読んだ本だと思います。それだけ大好きな物語なので、映画化と聞いて期待半分、不安半分でした。

実際に観てみると……、期待以上に素晴らしい映画でした。原作の持ち味を損なうことなく、かつ原作に寄りかかるようなこともなく、しっかりした創りの作品です。原作のファンも満足でしょうし、原作を読んだことがない人ももちろん楽しめると思います。

ほぼ原作に忠実なストーリーですが、まず違うところは、冒頭の空襲と疎開先へ向うまでの流れです。原作では疎開した後から物語が始まります。映画のもつ制約を考えると、戦争の描写を最初に入れてあるのは良かったと思います。彼ら兄弟の関係やそれぞれの気持ち、性格、その背景にあるものが上手く説明されていたように思いました。私はこの冒頭の3分で、これから先の彼らの成長を思って早くも泣けてしまいました。……思い入れありすぎです。

あと、戦闘シーンが原作よりもしっかり描かれていました。ここも泣けました。映像の迫力も感動的です。CG技術の凄さで、まるで本物のように宙を舞うグリフォンの姿に胸がいっぱいになりました。誰が何のために戦うのか、戦いとは何を意味するのか、この場面とそしてこのクライマックスへと至るまでに色々なものが込められていたと思います。ここで描かれていたものは、魔女からナルニアを取り戻すための戦いの物語ではありません。ただの戦いの物語ではない、もっともっと大きな意味を持つ、美しい物語です。

思い入れがある作品なので、何を書いてよいやらまとまりがなくなってしまいましたが、何度も繰り返し観たい映画であることは確かです。


TOHO Cinemas では、赤ちゃんや小さい子と一緒に映画を楽しめる「ママズクラブシアター」を用意しています。音量控えめ・場内明るめで、子供が泣いてもしゃべっても多少は(お互いさまなので)OKです。今回はこの「ママズクラブシアター」で鑑賞しました。小さい子連れの方ばかりで空いており、周りに気兼ねなくゆっくり観ることができて、とても良かったです。

Posted: 木 - 4月 6, 2006 at 10:48 PM

© 2004 yuminax