【dvd】リード・マイ・リップス
カバー写真■リード・マイ・リップス SUR MES LEVRES
■2001年 フランス
■監督:ジャック・オーディアール
■出演:ヴァンサン・カッセル/エマニュエル・ドゥヴォス/オリヴィエ・グルメ
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不動産会社で社長秘書をしているOLのカルラ。彼女は、難聴というハンディキャップを抱えているため、読唇術が得意だ。毎日の仕事は忙しく、地味で退屈な生活をしている。もちろん恋人もいない。ある日、彼女の仕事の補助を募集したところ、チンピラ風の男が面接に現れる。カルラは、男を雇うことに決めたのだが…。
★★★☆☆

なんといってもジャケットの写真がものすごい。ヴァンサン・カッセルが鼻血を出していて、両方の鼻の穴にティッシュを詰め込んでいる。よりによって何でそんな写真なんだろう。しかも、裏面を見るとどうも犯罪がらみのサスペンスストーリーなのに、TSUTAYAでは「ラブ・ストーリー」の分類になっている。観れば、なぜ鼻血なのか理由がわかるかもしれない。

観たけれども、やはり「なんでわざわざこのシーンを!?」という感想だ。もしかしたら、鼻の穴に鼻血ティッシュってセクシーなんだろうか。…そんなことはないだろう。鼻血写真の謎は深まるばかり。しかも内容はラブ・ストーリーと呼ぶには大人すぎて微妙だった。

いや、でもそこそこ面白かったと思う。難聴でさえないOLカルラが、多少の下心を持ちつつポール(ヴァンサン・カッセル)を雇う。難聴の女と元犯罪者、小奇麗な恋愛話に発展するのかと思いきや、とんでもない方向へと話は転がっていった。カルラから見ればポールは魅力的な男で、なんだかんだ言って下心を持っているし、仕事上でもちゃっかり利用する。ポールにしても、住む所と割の良い仕事があればよいわけで、さらにそこへ持ってきてカルラの読心術を見た。これは使えるんじゃないか。と、そんな風にお互いに利用し合うわけだ。2人ともなかなか悪人だった。

カルラの心理描写は面白い。ポールと出会い、彼と行動をともにすることで変わっていく(カルラ自身が変わろう、と思っていく)ところは、かなり丁寧に描かれていると思った。だんだんと強い女になっていくのがいい。後で知ったのだけれど、エマニュエル・ドゥヴォスは、この役で賞を取っているらしい。なるほど迫真の演技だったもんね。

その分、サスペンスとしては、ちょっと弱いのかな。目のつけどころは面白いし、展開もいいと思うんだけど…。長すぎて途中ダレてしまうのがよくない。余計なエピソードが入ってるのもどうかと思うし…。そのエピソード自体は面白いんだけど、終わって見れば、別に無くても良いとも思える。全体として、まあまあ。


ヴァンサン・カッセル、クラブで働くTシャツ姿が可愛い。シャツにネクタイも良いんだけど、惜しいことに白シャツじゃなかった。それにしても殴られすぎ。

Posted: 月 - 11月 29, 2004 at 02:12 AM

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