【dvd】ミスティック・リバー
カバー写真■ミスティック・リバー Mystic River
■2003年 アメリカ
■監督:クリント・イーストウッド
■出演:ショーン・ペン/ケビン・ベーコン/ティム・ロビンス/ローレンス・フィッシュバーン
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ショーン、ジミー、デイヴの3人は子供の頃の遊び仲間だった。3人のうちデイヴだけが警官を名乗る男に連れ去られ、4日間監禁・暴行されるという事件がおきている。心に傷を抱えたまま成長した子供たち。25年後、デイヴは一児の父となり地味だが平凡な生活を送っている。ジミーは雑貨屋の店主、ショーンは刑事になり、3人は別々の人生を送っていた。。ジミーの娘が何者かに殺されるという事件が起き、ふたたび3人の人生が交差するのだが…。
★★★★

どこにも救いがなく、観ていてとても辛かったです。重く暗い内容で、最後は何とも言えない嫌な気分になりますが良い映画でした。

主役3人の演技はすごく良かったと思います。特にショーン役のケビン・ベーコン。抑えた演技が良かったです。ティム・ロビンス(デイヴ)やショーン・ペン(ジミー)ももちろん良かったです。デイヴの奥さんセレステ役はマーシャ・ゲイ・ハーデンで、この人は「この森で天使はバスを降りた」でも観ました。「この森〜」では自分に自信がないけれど可愛い奥さん役でなかなか良かったのです。今回は神経質な感じがよく出ていて、いい女優さんだなあ〜って思いました。

ところどころ説明不足な感もしたのですが、原作のある映画なので、時間的な都合でかなり丸めちゃってるところもあるんだろうなと思いました。導入部の少年時代の事件から、何も説明もなくいきなり25年たってしまったのはちょっと唐突な印象を受けましたが、観ていくうちに溝を埋めていくことができたので良かったのかな。「あの時、車に乗っていたら…」繰り返し3人の口から語られる言葉。彼ら3人が、失われた少年時代に心を傷めて生きてきたのだな、とわかります。そしてそれが、もう二度と取り戻すことはできないものだと言うことも。

ジミーの娘が殺される事件が起きて、別々の人生を送っていた3人が再び関わるようになります。この事件を境に3人がまたそれぞれ変わっていくのですが、それが緊張感があって、すごく怖いです。ただ、デイヴの人格についてはちょっと物足りなく感じました。ちょっと説明不足というか、イメージ的に処理しちゃっているので、もう少し詳しく描いて欲しかったなあという気も。うーん、でもあの中途半端さも意図的なものなのかなあ…。どうなんでしょう。ティム・ロビンスの演技はすごく良かったんですけどね、それだけに、えー、わからないよ〜、と途中で考え込んでしまったので。ちょっとここは消化不良なので、これから原作を読みます。

人の心の繋がり、移り変わり、愛情、普遍的なものなんてある? …と、色々考えさせられるという意味で、良い映画でした。現代アメリカの政治批判を描いているという別側面もあるらしいんですが、疎いので気がつかなかったです。純粋に展開を楽しみました。良い映画だなあと思うのですが、人に薦められるかというと微妙です。なんせ暗いので…。

Posted: 月 - 11月 1, 2004 at 12:47 AM

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