【book】魔物を狩る少年 :クリス・ウッディング
■魔物を狩る少年 2005年
■クリス・ウッディング〔著〕/渡辺庸子〔著〕
■創元推理文庫 ISBN: 4488567010  →amazonで詳しく見る

ビクトリア朝のロンドンが舞台。ただし「殲滅戦」でドイツに破れた後、という架空の歴史設定になっている。夜の街を徘徊する魔物達を退治するウィッチハンターの少年サニエルが主人公。ある晩、サニエルが記憶をなくした美少女と出会ったところから物語が動き出す。

ウィッチハンターの恋と冒険と、魔物と陰謀の物語です。細々とした設定まで作り込んであって、ところどころ面白いなとは思うのですが……。ノリが海外版ライトノベルなので、読んでいる途中も読後感も、物足りなく思いました。えー、でも、つまらない本かというとそうでもなく、まあまあ面白いと思います。

キャラクターが多すぎてまとめきれていないようにも思いましたし、話が常に急展開しているので逆に緊張感がなかったりと、あまり「小説」を読んでいる感じがしないのですよね。読書する時間があまり無かったせいもあるのですが、先の展開が気になるようなひっぱり方も無かったのでダラダラ読んでしまいました。本来なら一気に読んでスカッとする読み方に向いている(そういう読み方をさせるべき)小説だと思うのですが。ほんと設定はいいと思うのにな。

こういうのって映像化すると、逆にものすごく楽しいものになるんじゃないのかな。2時間くらいのコンパクトさにキレイに収まりそうです。出てくるキャラクター達もそれぞれ凝ったビジュアルで描写されていましたし、何より若い人に受けそうです。

クリス・ウッディング、「ポイズン」の方はどうなんでしょう。面白そうだけど……。機会があればそちらも読んでみます。

Posted: 水 - 3月 15, 2006 at 11:50 PM

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