便り #27 Wolfgangseeでの休暇 その1

一般にヨーロッパ人は滞在型の休暇が好きだ。夏は自然の中に滞在して、散歩をしたり泳いだり、のんびりくつろいで明日への英気を養うらしい。我が家は子供が生まれて以来、休暇と言えば、滞在先はほとんど私かエッケの実家に決まっていたが、今年はWolfgangsee(ヴォルフガングゼー)という湖に4泊5日で出かけることにした。ここにはエッケの弟のおくさんが子供の時から泊まりに行っている民宿があり、私たちは弟一家の休暇に便乗した形で同じ宿に泊まったのだ。

夏の音楽祭で有名なSalzburg(ザルツブツグ)の南東にはSalzkammergut(ザルツカンマーグート)と呼ばれる、山と湖の多い地域が広がっているが、Wolfgangseeはそこにある湖のひとつである。このあたりは夏の保養地として歴史が長く、周辺の町には大きなホテルもあるが、私たちが泊まった宿は町からはずれたところにある農家で周囲をニワトリが駆け回っていた。

民宿とは言っても農家を改造して客を泊められる部屋を作った家で、私たちの泊まった部屋に行くには民宿のオーナーである老夫婦の居間や台所を通り抜けて行かねばならず、その点はちょっと不便だった。でも、泊まった部屋の窓から上の写真のような景色が楽しめ、歩いて5分で湖に泳ぎに行ける最高のロケーション。部屋に簡単な調理場がついているのもうれしい。しかもお値段は朝食つきで1泊37ユーロ(約4500円)。4人あわせてこの料金だからびっくりだ。

今回の休暇はあまり天気には恵まれなかった。初日は夕方に着いたのでちょっと水遊びをした程度。2日目は天気が良く湖岸で一日のんびり過ごせた(弟夫婦はウインドサーフィン1つをレンタルして代わりばんこに楽しみ、私はエッケのカヌーを借りて、別の湖岸に行ってみたりした)が、3日目からは気温が下がり天気も曇り時々雨。エッケと弟は近場の渓流へカヌーに乗りに行ったが、私たち(女子供)は、近くの町から船に乗ってSt.Wolfgangという観光でも有名な町に行くことにした。

 

子供たちにとっては船に乗るのもイベントのひとつ。20分ほどでSt.Wolfgangに到着した。この町は由緒正しき観光地で、日本からの観光客も何組か見かけた。右上の写真に写っている教会を見て、山の方に続く古い町並みを歩いていく。この日は天気が悪かったので乗らなかったが、1783mの山に登る登山鉄道もあるそうである。

  

左上の写真で壁に書かれている年号は1652年。日本で言えば江戸初期の建物である。

  

この町を描いた絵ばかり集めたカード屋さん、昔の衣装を着て写真が撮れる写真館など、大人たちはここにしかないような店をじっくり見たいと思うのだが、子供たちはおもちゃ屋ばかり気にしていた。子供と大人で別行動が取れるようになるのはいつの日のことか・・・。

 

さて、古い町並みの終わりあたりにとびきりステキなお店が二つあった。左は石鹸の専門店、右は岩塩の専門店である。入ってみたい?みたいですよね。

石鹸の専門店に入ってみたい方 → ここをクリック

岩塩の専門店に入ってみたい方  → ここをクリック

旅先でのショッピングもまた楽し。この日は上のようなもの(ラズベリーの石鹸、調理用の岩塩、ブタの形のまな板)とカードを数枚買い、パンやアイスを食べて、また船で宿の方に戻った。夕方近くの公園で遊んでいると突然空が真っ黒になり、やがて本格的な雨が降り出した。夜は車2台で近くのレストランへ。この日はたけみの7才の誕生日でもあったのでちょっと奮発した。(つづく)

(2001.09)

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