2005年01月14日 (金)

Mac が欲しい Win ユーザに捧ぐ

世間では Mac MINI だ iPod Shuffle だと大騒ぎです。Mac MINI は僕もあ、なんかほしいと思わせられました。しかし、冷静に考えると僕自身はそれほど出費に見合わないと思ったりします。しかし、Mac が欲しい Win ユーザには最適なソリューションだと思います。そこで Win ユーザが Mac MINI を買って使うことを想像してみました。

というのはこうだからです。Mac MINI にはモニター、キーボード、マウスという基本の周辺機器が付いていません。これらを合わせて買うと結局安くはありません。(参照:「買ってどうする? Mac mini」) Mac MINI はこれらを既に持っている人、その中でも特に Windows ユーザをターゲットにしたソリューションだからです。


まず、モニター、キーボード、マウスは今までのをそのまま使います。せっかくの Win PC を捨てるなんて一般市民にはできませんから、両方使うことになります。ということは Win PC と Mac MINI を一セットのモニター、キーボード、マウスで使うということですから切り替え機を付けることになります。ハードウェアはこれで終わりです。おっと、忘れてました。Mac MINI はメモリーが 256MB ですが、買い足して最低 512 MB、できれば 1GB にするのがお薦めです。256 MB はちょっと少なくて、十分にマシンパワーを発揮できません。

次にソフトウェアです。オフィスユース系のソフトとホームユース系のソフト、そしてウィルス対策ソフトがまず肝心でしょう。オフィスユース系のソフトは取引先や同僚とのファイル交換があるので Microsoft Office のファイルが読み書きできないと辛いですね。でも大丈夫。Microsoft Office の Mac 版があります。しかし、そういう人は既存の PC にも入っているはずです。ですからこれはそのまま従来通り Win PC でやれば新たな出費はなしです。

ホームユース系のソフトですが、Mac MINI には iLife が付属しています。Win PC を買ったり周辺機器を買ったりするとアルバムソフトや DVD, CD 作成ソフトが付いてきたりしますよね。ああいうのを使った限りでは、それらは iLife の足下にも及びません。ジュークボックスソフト iTunes、アルバムソフト iPhoto、DV ソフト iMovie、DVD 作成ソフト iDVD、DTM ソフト GarageBand。これらが有機的に繋がっていて、別々なソフトでもまるで統合ソフトのように扱えます。しかも大抵の場合マニュアルなしでいきなり使い始められます。ホームユース系のソフトは iLife で決定でしょう。なんたって Mac MINI に付いて来るんですよ。

この中で、iTunes だけが唯一 Windows 版もあります。スピーカーを Win に繋げたままにして Windows 版 iTunes で Mac の iTunes に繋げて鳴らせば、両方にリッピングファイルを置いておく必要もありません。僕は実際にそうして使っています。僕の Mac は PowerBook なのでいつも持ち歩いています。ですからステレオに繋いでおくのは据え置きの Win PC なのです。

ウィルス対策ソフトのほとんどは Mac 版があります。マシンに一ライセンス用意して使わないといけないので買ってこないといけませんね。安いもんです。買いましょう。もし、お金に余裕があれば .Mac に加入するのもよいでしょう。.Mac では Virex を無料で入手でき、会員である限り無償で更新ができます。.Mac は Mac OS X と iLife から使うのが最も便利ですが、Win や Linux からでも多くの機能を享受することができます。実際に僕はそうしています。

さてこれでハードと基本のソフトウェアは整いました。こうなってくると問題なのが Win PC に入っているファイル達です。Mac が Windows のファイル共有に参加するのは実に簡単です。むしろ Windows で共有の設定をするのより簡単です。それだけではありません。Mac の伝統的なファイル共有機能や UNIX 系の伝統的なファイル共有機能(NFS)などもできてしまいます。つまり、ファイル共有に関しての始めやすさは Mac の方が上です。

それだけではありません。例えば Windows で HTTP サーバを立ち上げようとすると IIS を使うことになります。IIS を買って運用するのもよいですが、インターネットには IIS 狙いの不正なアクセスが結構横行しています。ここはただで Mac OS X にバンドルされている Apache を使いましょう。コンテンツは別にして Apache を有効にするのは実に簡単です。それからスケジュール管理は iCal ですね。僕は Windows の Outlook を昔使っていました。でもなんか不便で使わなくなってしまいました。しかし、iCal を使い出してからはしっかり使い続けています。iCal 自身がよくできているというだけではなく、

  • 無料の iSync で iPod や .Mac にもアップロードできる
  • 携帯シンク for Mac 2 を使えば携帯とも連動
    アドレス帳やメール、写真も連動できます。
  • 標準のフォーマットでスケジュールが記録されるので Mozilla の拡張などでも使える
というように、そのマシンだけではなく .Mac を通してネット上のあらゆるところ、iPod や携帯で外出時にもスケジュールチェックができちゃうんです。iPod にもアドレス帳があってそれもね。

パワーユーザにも Mac OS X はお薦めです。例えば POP でメールを取得すると一つのマシンにだけ入ってしまうけれど、プロバイダが IMAP を提供していないなんていうときに、Mac を IMAP サーバにしてしまいましょう。そして自動で POP させてその IMAP サーバに放り込みましょう。どのマシンからも同じようにメールを参照できるようになります。他にも色々できます。なんてったって Mac OS X は BSD 系の UNIX の亜種ですから。つまり UNIX 系のソフトウェア資産をほとんど活用できるのです。

つまり、お楽しみ系は Mac で、高度な活用も Mac でとなっていきます。だって楽だし、ほとんど無料でできちゃうからです。そうすると段々 Win PC は Microsoft Office などの既存の有料ソフトウェアの利用になっていくことでしょう。そうこうしているうちに、Mac ならテレビもモニターになることに気付いて DV カメラで撮ったビデオを皆で見るときにはやっぱ Mac だよなぁなんて思っているある日、Microsoft Office の Mac 版も買ってきてほとんど自分のサイトの表示確認マシンになってしまうのさ。そうしているうちに Remote Desktop の Mac 版を使えば Win PC に切り替えるのに CPU 切り替え機をポチポチする必要がないし、リモートの Win PC も操作できることに気付いて Win PC は家族の誰かのマシンになってしまうのさ。

そうして一年後、iChat で僕と会話しながら「やっぱ Mac だろ!」なんて言い出すのさ。そんでもって更に一年後。「iBlog に移行してからこのブログも一年経ちました」なんてエントリしているのさ。うっしっし。

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