2003年11月29日 (土)

Web アクセシビリティ

Web アクセシビリティ向上のための総合サイト A.A.O というのを見つけた。

Web アクセシビリティとは身体障害などの制約の元で Web ページを閲覧したときの参照容易性のことだ。Web サイトの構築の仕事では対象範囲のブラウザを決めてそれらの間で意図どおりに表示されるように配慮しなければならないが、それに加えて Web アクセシビリティの高いサイトを構築するのが真のプロの仕事なのではないだろうか。

例えば何かを説明するときに図示するととてもわかりやすくなるのでイメージを使うことがある。しかし本当にそれで分かりやすくなるのだろうか? 目が見えない人が読み上げブラウザを使用していたらイメージ部分は意味のない情報だ。説明をイメージに全く任せているのだとしたら、説明は全く伝わらない。

Netscape 4.X のようにバグが多く含まれているブラウザを使用していてきちんと参照できないというのとは話の質が違うことに注意すべきだ。もしそれが他のモダンなブラウザが使えるのに敢えてそうしているのならば第一義的にはバグバグのブラウザを選択している閲覧者の責任において解決すべき問題である。しかし、盲目の人やマウスを使えない人などにとって、その制約はその人の責任において発生したことだろうか?

本人の責任でないものに対して十分な配慮をするというのは人としてあるべき姿なんじゃないかと思う。自分と異なる環境や制約を配慮し尽くすことは難しいのもそのとおり。しかし難しいから放棄するのではなく配慮してゆこうという意志と努力と実践が大切なのだ。

それに例えば、急激な明滅をするコンテンツが含まれている場合、一部の人においては発作を起こす可能性がある。つまり配慮のなさが参照の困難さを与えるだけでなく、閲覧者を生理的に傷つける可能性があるのだ。

Web アクセシビリティの理念はわかっても具体的な措置がわからなければ意味がない。この A.A.O には Web アクセシビリティの診断をしてくれる Web サービスが無料で用意されている。一般に公開される Web サイトを構築する折には是非これを利用してたいものだ。

かく言う私も相互運用性に気を配ってきたつもりだが、この診断サービスをやってみると更に問題点が指摘されている。まだまだ修行が足りない。.Mac Tips やその中の iblogPatcher を通してやってきたこともまだ道半ばということだ。

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