2006年06月25日 (日)

Bloglines をどう使っているか

先日、仕事先の近くのホテルで眠れないのでだらだら話のつもりで書いた「やっぱり Bloglines にするぅ」が意外にも少しだけ反響があったので、その続編を書くことにする。

僕が Bloglines を使うときの行動の典型例を時系列で書き下してみようと思う。自宅では使っている環境は次のとおり。

Bloglines 利用時のネット環境
接続回線 ISDN 64Kbps
OS Mac OS X 10.4.6
CPU 1.5 GHz PowerPC G4
メモリ 1 GB DDR SDRAM
ブラウザ Firefox 1.5.0.4

新規ウィンドウはタブで開くようにしている。

フィード登録数 約 240 フィード

つまりとても遅い回線でそれほど速くないマシンを利用して Firefox でタブブラウジングしながら使っているということですね。そういう環境です。

  1. 個人用ツールバーフォルダ(ブックマークバー)から参照する。

    ツールバーに羅列されるブックマークには Bloglines のトップではなく自分が登録しているフィードを見るための URL (http://www.bloglines.com/myblogs) を登録している。もちろん 1-click で巡回体制に入るためだ。

  2. 左フレームに更新フィードだけが列挙される。

    デフォルトでは登録してあるフィードが「フォルダ」毎に全て列挙され、更新があるフィードに更新アイテム数が付いて強調表示される。どれかのアイテムを見る度に左フレームが更新されるのでこの状態だと何かをする度に更新が終わるのにかなり待つことになる。

    だから必要最小限が左フォルダに出るようにするために更新フィードだけが列挙されるように設定してある。これは「アカウント」のフィード(記事閲覧方法)オプション更新があったフィードだけ表示するにチェックを入れて設定する。

  3. s をタイプして更新フィードを一つ右フレームに表示させる。

    フィード内の各アイテムは古い順に表示されるように設定しておく。こうすることでエントリなどのアイテムが複数新しくアップされた場合に時系列で見ることができる。これは「アカウント」のフィード(記事閲覧方法)オプション古い順にチェックを入れて設定する。

  4. 新アイテムのタイトルを見て興味がありそうだったら内容を斜め読みする。

    まずはちゃんと読みたい内容かどうかのチェックだ。これはタイトルがものを言う。タイトルが例えば「ふう、疲れた」だとしたらそれだけで内容が想起できない。だからこういうのはほとんどスルーされる。まずここでふるいにかけられる。

    そしてアイテムの内容に目を通すのだが、最初はざっと眺めるだけ。全文をちゃんと読むに値するかどうかをそれで判断する。フィード毎に各アイテムの内容(description 要素)に入るものは次のように何種類かある。

    • 概要のみ掲載
    • 全て掲載
    • 空っぽか description 要素自体がない

    RSS リーダだけで完結するためには全てが掲載されていた方がよい。しかし、僕のように細い回線を使用している場合、読むか読まないかを決める前に全てがダウンロードされるのは苦痛だ。特に画像をふんだんに使用してる場合は論外だ。だから僕としては概要のみ掲載が嬉しい場合が多い。

    Bloglines の設定で全文掲載のフィードでも要約だけを表示させることができる。しかしだ。全てをそうしたくないのだ。例えば Cute Overload なんかそうだ。要約だけ表示にすると可愛い動物達の写真が表示されない。タイトルも訳すと「日記のウサギちゃん」とか「今日必要なのはこれ!」とかで、タイトルだけ読んでも「ああそうですか」で終わってしまう。そもそも巡回時間はできるだけ切り詰めたいから英語なんて読んでられんのよ。

    というわけで Bloglines の設定ではフィードが提供する description は全て掲載するようにしている。その代わり上に書いた理由で写真がやたら多いとかでロードに時間がかかるフィードはスルーしがちになるし、概要ではなく全文が description に書いてあるフィードで何が書いてあるかを前半に書いおらず、掴みが今一の出だしだと本当は興味があるかもしれないのに読み飛ばされてしまっているかもしれない。

    だから僕の意見としては、読者が全文を読むかどうかを判断するための内容を description に入れて、読者の時間を節約してあげるのが親切だと思う。逆に書くときには、アイテム全体の要約とか、掴みの部分とかを練ってフィードに入れるのがいいと思う。

  5. 見たいアイテムはタイトルをクリックで別タブで見る。

    タイトルと斜め読みのふるいに残ったアイテムはタイトルのリンクを辿ってそのサイトに行って読むことにしている。このとき新しいウィンドウが開くのは実は苦痛だ。Windows の Firefox ではそう感じたことはないが、僕の Mac の Firefox では新しいウィンドウを開くのがもたつくのだ。

    以前、一度個人の設定ファイルを全て消して一から環境を再構築したときはさくさくとウィンドウが出るようになったのだが、使っているうちにウィンドウを開くのが重たくなってくる。だから Tab Mix Plus を使って新しいウィンドウは新しいタブで開かれるようにしている。

    さっきの話の続きだが、Bloglines で既に全文が掲載されているフィードでも多くの場合見に行ってしまう。それは概要だけなのか全文なのかが全文が掲載の場合、フィードを見ているだけでは判別できないからだ。概要だけが書いてあれば短いので概要だけだと判断できる。でも全文掲載の場合、更に続きがあるかもしれないしないかもしれないというのがわからない。長くてもそれが概要かもしれないし、イントロダクション部分だけかもしれない。実際にイントロだけのときもあるし、それで全部のときもある。

    よく読んでいるフィードなら、全文掲載だと覚えているからまだいいのだがそうでないと同じ内容を見に行ってしまうという無駄が発生する。できればフィード自体の description か何かに全文掲載していると書いておいてくれると助かる。

  6. 次のアイテムは j で。

    一つのフィードに一度にたくさんの新アイテムが列挙されることもある。情報系のフィードがかなりそうだ。そういうのは j をタイプして「はい次、はい次」とやる。マウスを使っているときはホイールで下っていくのもよいかもしれないが j の方が便利だ。

    なぜなら全文掲載の場合一つ一つのアイテムが長い。ホイールや二本指スクロールや矢印キーで下降していくと、何回もぐりぐりやらないとならない。長いから調子に乗ってぐりぐりやっていると行き過ぎたりしてね。だから次のアイテムという論理的な操作になる j で下降するのが便利だ。

  7. コメントしたアイテムは「記事を保存」。

    Bloglines には記事をクリッピングする機能がある。しかもこのクリッピングは単純なクリッピングではない。「フォルダ」を作って分類することができるのだ。僕は「commented」というフォルダを作って、コメントをしたアイテムはそこにクリップするようにしている。

  8. 興味があるけど読む時間がないアイテムも「記事を保存」。

    考えながら読みたいけどそれほど今は余裕がないとか、長そうだから後でじっくり読もうといったアイテムもクリップする。これは「needcheck」というフォルダにクリップする。

    今のところ、関連エントリを書いてトラックバックしたいアイテムもここに入れている。そういうアイテムがいつもあるようだったら別フォルダを作った方がよいだろう。

  9. エントリネタになる情報のアイテムは「ブログで言及」。

    Bloglines には簡易ブログ機能がある。コメントもトラックバックも付かないし、エントリのカテゴリ分けもできないからメインのブログにするには物足りないが、これはこれで使える。

    「記事を保存」ではクリップした記事が「フォルダ」に分類されて表示されるようになるのだが、保存するだけだ。エントリネタになる情報のアイテムの場合にはちょっとした感想や関連情報の URL も一緒に保存したい。これに使用するのだ。

    この機能を使うときは、後でじっくり料理する場合だ。速攻で反応する場合にはその場でエントリを書く。だから Bloglines の僕のブログにエントリされているネタは偏りが大きい。だからつまらないものだけど見たい人は「Another task - Powered By Bloglines」へどうぞ。

  10. コメントの返信をチェック。

    「commented」に保存されたアイテムを一覧させて、古い方から辿る。このとき RSS 2.0 の comment 要素を使ってコメントのリンク先を示しているフィードは便利だ。一気にコメント欄に移動できる。

    他の人のコメントを読んだりオーナの返信を読んで満足したらそのアイテムは「記事の保存」から外す。だから「commented」に溜まる一方にはならない。

    del.icio.us のようなソーシャルブックマークを使うと、それが重要だからブックマークしたのか、後で(再び)参照するためにブックマークしたのか区別が付き難い。区別をつけるタグを付ける手もある。しかし、コメントしたとか後で読むというのは個人的な状況なのだからソーシャルにそれを表明する必要はないし、他所から見ればそれは雑音に過ぎない。だからこういうクリッピングがプライベートにできる Bloglines がこの目的には合っていると思う。

  11. 後で読むアイテムをチェック。

    「needcheck」に保存されたアイテムを一覧させて、古い方から辿る。読んだらそのアイテムは「記事の保存」から外す。トラックバックしようと思っていたアイテムがあって、関連エントリを書いてトラックバックしたらやはり「記事の保存」から外す。だから「needcheck」に溜まる一方にはならない。

  12. メールマガジンも Bloglines で。

    登録フィードを一覧させる「My フィード」を左フレームに表示させていると、下の方に「メールアドレス作成/受取登録」という項目があるのが見えるはずだ。これは 自分が指定した文字列.Bloglines が指定する数字列@bloglines.com というメールアドレスを作成してそこに着信したメールをフィードと同様に扱う機能だ。

    僕は購読しているメールマガジン(今では一つだけ)の登録アドレスとしてこの機能で作ったメールアドレスを登録している。そうするとそのメールマガジンのメールは一つのフィードのアイテムとして RSS と同じように閲覧できるのだ。

    以前、あるシンポジウムで知り合った人のメールマガジンの購読を始めたらスパムが届くようになってしまったことがある。そのアドレスはほんの少数の人しか知らないアドレスでそれまではスパムは全く来たことがなかったのに。同じメールマガジンのサービスを使用している別なメールマガジンはそういうことがなかったので、その発行人の PC がゾンビマシンになっているかその発行人のファイルが流出しているか、その発行人がスパマーかのどれかだと思う。そのせいで購読はやめてしまった。(スパムだけが残ってるけど)

    そういうことがあるからメールマガジンに登録するメールアドレスは専用にしたいものだ。この Bloglines のメールアドレスはまさにそのための機能なのだ。

あと「あのブログの URL は?」と調べたいときには Sage を使用している。Bloglines から OPML をエクスポートしてそれを Sage にインポートしてときどき同じ内容にしている。なにしろ回線が ISDN と遅いのでそういうちょこっとした参照は何をするにも億劫。だからそういうのはローカルでできた方が嬉しいし。Sage はブックマークを利用しているからオフラインでも URL の参照はできるしね。

こういう OPML によるインポートやエクスポートがしっかりしている RSS リーダでないと実に困る。例えば Google Reader はそうでなかったから使っていない。Google Reader が出たばかりの頃 Sage による OPML をインポートさせたらおかしなことになってしまって、購読項目の編集が全くできない状態になってしまったのだ。何が登録されているのか一覧が全く出ない。だから Google Reader はどんなに騒がれても全然使う気はない。というか全然使えない。

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