2006年06月05日 (月)

「情報セキュリティ標語2006」の入選作品

IPA が出した「ウイルス・不正アクセス届出状況について(2006年5月分)」を眺めていたら、その最後に「情報セキュリティ標語2006」の入選作品が掲載されていた。複雑な気持ちになった。

僕が注目したのは小学生の部の入賞作品。

金賞
ぼくだけは 感染しないよ 大間違い
銀賞
パスワード ともだちにだって ないしょだよ
パール銅賞
セキュリティ あなたが守る あなたの身

小学生偉い! 個人のセキュリティの姿勢の大事なところをちゃんと突いてきています。これらと反対の行動の例を挙げてみます。

ぼくだけは 感染しないよ 大間違い

バイトをしたお金で PC を買ってから PC ライフを日々楽しんでいるフリーター 自信 有雄 さん 24 歳の場合。

俺はもう五年も PC を使っている。石の上にも三年というが五年もたちゃあ大抵のことは検討がつく。

数年前なんとかというワーム(ウィルスとワームは違うんだぜ!)が流行ったときなんか、毎日のようにワームに感染したメールがきたものさ。でもよぉ、まあこういっちゃなんだが俺は感染しなかったぜ。なにしろ添付ファイル開かなかったもんな。Microsoft からのセキュリティアップデートがメールで送られてくるわけないじゃん。まっ、俺様に言わせればああいうのを開く奴って間抜けってやつ?

あ、メールが来た…添付ファイル無しと。えーと何が書いてあるのかなあ。げっ! 英語だ。わけわからん。HTML メールで奇麗に書いてるけど意味わかんねえんだよ。こりゃきっと spam だな。あ、そうそうスパムは小文字で書くんだぜ。大文字だと食品になっちまうからよ。

あれ? 今どこにもアクセスしていないのにルータがピコピコし始めた。凄い勢いだなあ。なんだろう?

ワームに感染したメールの中にはメールソフトの脆弱性を突いて開いただけでワームを実行させてしまうものがあります。例えばバックグランドミュージックのためのタグを使って実行ファイルを実行させてしまうのです。常に最新のものを使っていたので安心していた有雄さんは、新たな脆弱性を突いて開いただけで感染してしまうワーム付きメールを受け取ってしまったのです。ルータがピコピコしているのはせっせと感染メールが送り出されているからです。でも有雄さんはまだ気付いていないようです。

なんか疲れました。ストーリー考えるの面倒くさくなってきました。次は 秘匿 教子 34 歳の話だったんですけどね。秘密にしておきます。

要するに小学生でも知っていることを実践できていない大人が世の中には結構いそうだなあと思うと情けないというか小学生偉いというか、どっちなんだろうって思ったわけです。

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