2005年11月21日 (月)

歯科衛生士の謎

もう何年も何年も何年も前から密かに思っていたのです。「もしかしたらそうだよな、きっとそうだよな」と僕の心の中だけで。一、二年前にスポンサー様と食事をしているときにふとその話題になりました。「歯科衛生士さんって美人が多いよね」

そう思いません? 思うでしょ? もし思わないとしたら歯医者に行ったことがないか、あまりの歯痛に余裕がなかったか、美人に興味がないかのどれかだと思います。いや、きっとどれかです。

なんでだろうとスポンサー様と考えたのですが、決定的な結論は出ていません。一応、僕の仮説はこうです。

仮説1

この仮説は単純です。歯科衛生士さんは職業柄、必ずマスクをしています。しかも結構大きめです。顔の半分は確実に隠れています。そうです。顔が半分しか見えないということは残り半分は見る人の心の中にしか存在しません。

考えても見てください。まず看護士のように白衣を着ています。この時点でスタート地点が他の職業の女性とは違います。そして医師が来る前に患者の口を覗き込んで何かやってますよね。目の前が歯科衛生士さんのアップになるわけです。最近は目にハンカチのような布を被せてしまうところが多いですが、それはそれでよいのです。なぜなら「あれ? 今 僕の肩に触れているのは…やわらかいけどなんだろう? もしかして…ドキドキ」なんてことにもなるわけですから。

そうすると心の中にしか存在しない残り半分、当然、実際に見えているよりポイント上昇間違いなしです。だから歯科衛生士さんに美人が多いように錯覚するのです。

仮説2

まず「大きくなったら何になる?」という問いで、女の子達の中から必ず出てくる看護婦さん。今は女性看護士と言わねばなりませんね。でもここは看護婦さんといういい方のほうが合っているような気がします。看護婦さんは女の子のなりたいものの定番ですよね。それで中学生くらいまで看護婦さんになりたいなあなんて思っていたりするわけですよ、そういう女の子は。ところが実は看護婦さんというのはとても大変な職業だと段々わかってくるわけです。そして、いざ職業を選択しようとそういう進路をとろうと言うときに怖じ気づくのです。

「私、看護婦さんになってもやっていけるのかしら。」
「忙しさと疲れで患者さんにニコッなんて優しい笑顔見せられないんじゃないかしら。」
「それにわたしドジだから薬の量間違えちゃうかもしれないじゃない。」
「そうしたら患者さん死んじゃうじゃん。私、業務上過失致死っていうのになっちゃうの?」
「ああ、もう駄目だわ。刑務所行き決定だわ。」
「ああ、こんなこと考えたら歯が痛くなって来た。歯医者行こっと。」

そうして看護婦さん希望の女の子は陰鬱な面持ちで歯医者に行くのです。ナイスガイの院長先生が出てきて歯の治療をしてくれています。

「あら、素敵な先生。」
「それにこの人、一応お医者さんよね。」
「こんな清潔そうな建物たてちゃって…お金持ち?」
「キャハ!」

なんて思っているところへ、隣にやってきた 5 歳くらいの男の子が恐怖のあまり泣き出しました。そこへ歯科衛生士さん(もちろん女性)がやってきて優しく対応しています。おもちゃまで取り出して男の子の注意をひいています。このときその女の子は気付いてしまうのです。看護婦さんじゃなくても白衣を着られること(ちょっと違うけど)、患者さんに優しく接するあこがれのシチュエーションになり得ること、お金持ちそうな医者をゲットするチャンスが普通より多いことに。そして、

「そうよ、これよこれなのよ!」
「失敗しても患者さんが死んじゃうことなんてそうそうないし」
「歯科衛生士さんに夜勤なんてきっとないわ。」
「お正月だってお休みだし、残業も少なそう。」
「お化粧だって派手すぎなければ大丈夫そうだし、」
「オフのときのおしゃれに気遣う余裕だってあるわ。」
「決めたの。もう決めたの。」

となるのです。

え? これがどうして美人が多い理由になるかって? うーん、あんまりはっきり書くと本物の歯科衛生士さんに失礼ないいっぷりになりそうなんで自粛します。

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