2006年05月28日 (日)

大人になっても学力試験はあるのです

学生の皆さん。大人は学力試験がないと思っていませんか? あまいです。大人になっても学力試験はあるのです。しかも唐突に試験は開始されます。

娘ちゃんが幼稚園の年長になる少し前でした。僕の実家から電話がかかってきて父が「娘ちゃんにプレゼントを贈りたいけど何がいいかな」と尋ねてきました。その前の 5 歳になる誕生日には僕から子供用百科図鑑を一冊プレゼントしたばかりだったのですが、僕が子供の頃に何度も眺めたような人体図鑑とか宇宙や地球の図鑑とかそういうある特定の分野が詰まったものがあってもいいかなと思っていたのでした。

そこでそういう図鑑がいいと言ったところ、僕の父親はえらくそれが気に入ったようす。一冊でいいのに数ヶ月に一度、一冊ずつ送ってくるようになりました。ありがたいことです。

一昨日も宇宙や地球の図鑑が届きました。生物の進化の話も書いてあります。少し中身を見てから実家に電話をさせようと、娘ちゃんと二人でそれをめくったのでした。娘ちゃんはえらく興味津々で見ていたのです。そのせいで一ページめくる毎にこれは何だ、あれは何だ、どうしてこうなるんだと質問攻めです。

いやもう大変でしたよ。地球物理学とか生物学、その他諸々の知識を久々に呼び覚ますだけではなく漢字が読めない小学校一年生にもわかってしかも興味が継続するように、そして素早く短く答えていかなければなりません。30 ページくらいにわたって面接試験状態でした。

これはなかなか良質な試験だと思いました。自分が理解したつもりになっているだけじゃ駄目なんです。それを具体的なイメージにできて面白く話す必要があります。その範囲で説明できないことは適当にごまかしながらも全体として矛盾しない説明体系をアドリブで作り出さなければなりません。学生の頃、小学生を相手に国語、算数、理科の先生をやっていてよかったと思いましたよ。ニコニコ楽しそうにページをめくりながらもなかなか大変なひとときでした。

というわけで、学生の皆さん。とくに高校生までの皆さん。学校の勉強は直接役に立つこともあれば役に立たないこともありますし、大学生以降それがただの近似理論で実は嘘っぱちだったとわかることも沢山ありますが、勉強しておきましょう。将来、自分の子供にパパ(あるいはママ)に聞いても駄目だと思われないようにね。自分だけに影響することじゃあないんです。

少なくともごまかして切り抜けて、しかもごまかされたと気付かせないテクニックは磨いとこう。

これからどんどん質問が高度になっていくんだろうなあ。大丈夫か知らん。

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