2004年07月31日 (土)

ファイル配布と音楽のエントリページは未だ発展途上

iBlog 1.3.9 では新たなエントリの種類として音楽エントリページ(MusicEntryPage)というのが加わりました。この種類のエントリをテスト的にアップしていらっしゃる方も散見されます。私もテストエントリを作ってみたのですが、その結果、ファイル配布と音楽のエントリページは未だ発展途上だとわかってきました。

iBlog の実験サイトでもある「僕は見ていた」の音楽関連の補助サイトのエントリを全て音楽エントリに置き換えようとしてみたところ次のような問題点が見つかりました。
  1. [Entries]-[New Music Entry] メニュー項目がリーダモードで disabled にならない。
  2. エントリページに「要約」が表示されない。
  3. ブログページあるいはカテゴリページに「要約と内容」を表示する設定にした場合に、楽曲ファイルテーブルが表示されない。

それぞれについてコメントしていきます。一つ目は単純なコーディング漏れなのでフィードバックすれば即座に直せるはずです。二つ目も既に tauranさん が指摘しているように MusicEntryPage.txt に <$EntryAbstruct$> を入れれば解決します。三つ目が厄介なのです。

これは BlogPage.txt, CategoryPage.txt に楽曲ファイルテーブルが記述されていないからです。かといって記述してしまうと普通のエントリにもテーブルが表示されてしまうでしょう。更にまずいことに、こういう設定のときは最近登場したコントロール ReadMoreLink によってエントリページへのリンクが表示されなくなっています。つまり、楽曲ファイルテーブルを閲覧者が参照するのが著しく困難になってしまっています。

これは FileSharingPage についても同様と思われ、つまるところ、仕様上の重大な問題を抱えていることによって起こる現象なのです。

仕様に一貫性を持たせる一つの方向性は、エントリの種類による場合分けが書けるようにテンプレートの記述方法を改良することです。そしてこれができようになったら、そもそも MusicEntryPage.txt や FileSharingPage.txt という新しいテンプレートは必要ありません。逆に言えば MusicEntryPage.txt や FileSharingPage.txt が新設されたということは、エントリの種類による場合分けが書けるようにテンプレートの記述方法を改良することを(少なくとも今のところは)考慮していないのです。

もう一つの方向性としては、プチフォトのように部分的な XHTML コードを挿入する方向性です。そしてその部分的な XHTML コードのテンプレートを用意します。このようにしておけばユーザの好みによってレイアウトが変更可能で、しかも従来の「要旨」「本文」という枠組みが崩されずテンプレートファイルも増えません。そして何よりも今までの iLife との連携機能はこの方向で実装されていました。つまりこれまでの iBlog の路線の素直な拡張となるはずでした。そしてこの方向でもやはり MusicEntryPage.txt や FileSharingPage.txt という新しいテンプレートは必要ありません。しかし新しいテンプレートを用意してしまったのです。

想像するに、iBlog の作者は LittleHJ ソフトウェアの BlogStudio に脅威を感じたのではないでしょうか。BlogStudio には blog タイプとして次がありました。

  • 一般
  • フォトアルバム
  • 音楽アルバム
  • 映像アルバム
  • ファイル公開

これらのタイプ別に異なったエントリページを持つ blog を作ることができます。これを意識するあまり、iBlog が本来持っていた方向性を逸脱してしまい仕様上の不整合を起こしているのかもしれません。

願わくば、このことに気付き次のバージョン -- 恐らく 1.4.0 へのメジャーアップデートになる -- で一貫したものに戻ってほしいものです。どなたかお願いです。このエントリの内容を翻訳して送ってください。今のまま押し進めていくと iBlog は一貫性を失っていってしまう可能性があります。万が一そうなってしまったら iblogPatcher でバグを補正するようなレベルを超えてしまうかもしれません。


私の杞憂であればよいのですが。

Posted: 22:57    | Comment | Trackback


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