iBlog
って結構凄いと思う
このブログは iBlog という Mac OS X 10.2 以上用のアプリを使って構築されているんですが、このアプリ一見とても取っ付きやすい。しかし日本語のブログ名やカテゴリ名が使えなかったりコメントやトラックバックは外部サービスに頼ってカスタマイズしないと使えないとか機能が貧相だったりするわけです。バージョンアップでカスタマイズが元に戻ってしまったり、ページの生成ができなくなったりすることもあって、かなりのじゃじゃ馬です。
でもそれでも iBlog はいいと思って使い続けています。
なぜか。
まず第一にあげておきたいのは、普段持ち歩いている PowerBook でオフラインでも書くだけでなく、カスタマイズして弄ったりできるからです。妻の実家にはネット環境はありませんし PHS も通じません。オフラインでほとんどのことがやれるというのは魅力です。
仕事でもお客さんとのミーティングのときに PowerBook を取り出して iBlog を使って議事のメモを取っていました。最近はやっていないのですが、業務日誌のようなブログも書いてオフィスのサーバにアップしていたんです。いちいちエディタで保存したものを貼付けるという手間が要りません。
次にあげたいのは、CGI などを全く必要としないでブログが運営できるということです。つまり web サーバさえあれば人に見せるブログができるってことです。web スペースのレンタルサービスの CGI 環境やデータベースを確認してなんてことは全く必要がありません。公開しないのでしたらローカルの中だけでも成立します。ローカルに置いて、LAN 上で同僚や家族に公開なんてこともできるわけですね。
コメントやトラックバックはブログの大きな特徴ですが、これらがなければブログではないというものでもありません。らしくないというのはそのとおりだと思います。そして、もし必要ならばこのブログのように外部サービスを利用すればいいのです。
他にも iLife との連携とかありますが、私は iLife をあまり使っていないので享受していません。ここまでの iBlog の特徴としてよく言われることはいわば前座です。このエントリで言いたいのはこれ以降です。
言いたいのは iBlog によるブログにはかなり質の高い XHTML で書かれたサイトが幾つも存在しているってことです。iBlog 自体が凄いというよりも一重にユーザの努力なんですが、その努力を実らせる仕組みに iBlog がなっているというのが iBlog を私に使わせ続けている理由なんです。つまり iBlog がほとんどの処理をローカル内で済ませて、公開時にアップロード+rss.xmlの完成をするだけなのでローカルでいじり倒すことができるという仕組みになっているというのが質の高い XHTML で書かれたサイトを比較的大きな割合で登場させる元々の原因なのです。
だから私はローカルでのファイル処理をする iblogPatcher を作って iBlog が吐き出すファイルをなんとか形式的に質の高いものにしようと努力できたし、実際にそれがある程度の成功をおさめたのです。情報伝達やコミュニケーションの道具が壁を作ってはいけない。そのための努力はそれを受け取る人たちあるいは今まで受け取れなかった人たちへの一種の思いやりなんだ。そういう思いでやってきました。そして iBlog という素材はそれに十分応えるだけのものを潜在しているのです。
一見すると iblogPatcher とそのプラグイン群の特徴と思われるかもしれませんが、実はそうではありません。なぜならばそれらなしに高品質の XHTML で iBlog サイトを運営している方もいらっしゃるからです。Another HTML-lint で警告すらない満点を獲得していました。警告すらない満点のサイトは iblogPatcher ユーザのサイトでも滅多にありません。どのサイトだったか忘れてしまって紹介できないのが残念ですが、一括してテキスト変換をするツールを使用していらっしゃいました。
つまりそんなサイトを構築できるのは iBlog の特徴なのです。これだけの割合で Another HTML-lint で高得点を出すサイトが存在しているブログツールやサービスはそうそうないと思います。もちろん iBlog が素のままでは色々問題があってユーザが自身でなんとかしようという気分になりやすいとか、Mac ユーザが使うので Win IE がシェアを圧倒している中で不快な思いをしてきたとかそういう要因もあります。ですがこれは動機付けであって原因ではないと思うのです。いくら努力しようと思っても、努力のしがいがない素材を使っていては駄目ですよね。
もしこれからブログを開設しようと考えていて、相互運用性のためにあるいは web アクセシビリティのために、そしてちょっぴり自己満足のために、質の高い形式でブログを運営したいと考えている人は、iBlog という選択は悪い選択ではないと思います。iBlog はユーザの努力に応えてくれる道具なのです。
iBlog をかなり持ち上げましたが、実は BlogWave Studio にも興味があります。これが iBlog のようにローカルで内部データとは切り離されてサイトを構築してからアップする仕組みになっていれば iblogPatcher が使えます。大抵のおかしなところはユーザ側で補正することが可能になります。そして iBlog よりも安定したアプリでしかも質の高い形式でブログを運営できるようになります。残念なことは購入しないとこれが確認できないことです。だからこれがはっきりわかるまで BlogWave Studio は使わないことにしています。(ケチなんです)
Posted: 22:12
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