2004年07月04日 (日)

iBlogFreezer の設定ファイル

先日リリースした iBlog 用バックアップコマンド iBlogFreezer の設定ファイルについて解説します。

iBlogFreezer は設定ファイルがあったらそれを読み込み、なければデフォルトの設定を用います。この設定ファイルについて解説します。

設定できること

iBlogFreezer コマンドの中で設定項目としているのは次の二つです。
  • バックアップファイルを保存するホルダー

    先のエントリでも書きましたが、デフォルト状態ではホームから

    Documents(書類) > iBlogBackup
    と辿ったフォルダーにバックアップファイルが作成されます。

    もし複数のディスクを持っている Mac をお使いでしたらホームがあるディスクとは別なディスク(例: iPod)のフォルダーに設定することをお薦めします。同じディスクにあると、そのディスクが壊れたときにバックアップファイルも一緒に壊れてしまうかもしれません。

    もし WebDAV や afp などでマウントできる他のマシンのディスク(例: iDisk)が利用できるのでしたら、それを利用するのも一法です。特に物理的に離れた場所にバックアップをとるのは火事などの災害に対して有効な手段です。

  • バックアップ数

    iBlogFreezer は過去のバックアップファイルを順次消していきますが、最近の何回か分は残しておきます。この何回分を残すかを設定できます。デフォルトは 3 回分です。

    テンプレートファイルや設定ファイルの一部が破損した状態に気付かずにバックアップしてしまっていた場合、その破損が顕在化してからバックアップを用いて復元しても壊れた状態のままです。こういうときは更に古いバックアップが必要になります。このために多少古いものも保存しておいた方が安全です。

    しかしながら、あまり沢山保存していてもディスク領域を圧迫してしまい実用的ではありません。バックアップ頻度やタイミングなどとの兼ね合いと、リスクをどれだけ容認するかによってどれくらい過去のバックアップを保存しておいたらよいかは人それぞれです。ディスクの残り容量も人それぞれです。ご自分の使用状態に合わせた数にすることができます。

設定ファイルの場所と名前

設定ファイルはホームの直下の .iBlogFreezer というファイルです。名前の先頭が "." (ドット) であることに注意してください。これは隠しファイルです。ファインダーから通常は開くことができません。Panther のファイルオープンダイアログにはファイル名を手打ちで指定するところがないようなので、エディタから開くのもちょっと大変です。(UNIX系の習慣に従っただけなのですが実は今しまったと思ってます。)

そこで設定ファイルを編集しやすくするアイデアを考えました。まず任意の場所任意のファイル名(日本語は入れず、スペースなどの記号も入れない方がよい)で設定ファイルを作ります。これは好きなエディタで書いてください。ここでは Documents/iBlogBackup の下に preference という名前のファイルを設定ファイルとしたと仮定しておきます。そしてターミナルを開いて次のようタイプして改行します。

ln -s ~/Documents/iBlogBackup/preference ~/.iBlogFreezer
この操作は、その preference ファイルに対して Mac OS で伝統的なエイリアスの UNIX 版であるシンボリックリンクを作って、そのリンク先を本来の設定ファイルにする操作です。これで本来の設定ファイルにアクセスすると実際にはその preference ファイルにアクセスすることになります。

設定ファイルの書式

設定ファイルの内容は iBlogFreezer の 10 行目から 14 行目のデフォルト設定部分と同じように書きます。この部分は次のようになっています。

# バックアップファイルが置かれるディレクトリ
BackupDir=$HOME/Documents/iBlogBackup

# いくつまでバックアップファイルを残すか
MaxArichiveNum=3
$HOME というのはホームフォルダーを表しています。

シェルスクリプトをご存知の方ならお気づきかと思います。このファイルは iBlogFreezer の中で取り込まれて実行されるシェルスクリプトファイルです。ですからここに書くことによって色々な処理を実行することができます。例えば、バックアップ先のフォルダーが実はネットワークフォルダーでバックアップ前にマウントする必要があるとします。マウントするアップルスクリプトをここで実行させるということも可能です。

エンコードと改行

Mac OS X といえどもシェルスクリプトに日本語を書くときは EUC-JP で書くのが安全なようです。上述のように設定ファイルもシェルスクリプトなので保存するときは EUC-JP で保存してください。

また、UNIX 系のファイルの改行は LF のみで表します。これも保存するときに注意してください。ちなみに Mac の伝統的なファイルでは CR のみで改行、Window 系では CRLF と二文字で改行です。

設定ファイルが面倒と感じたら

設定ファイルが面倒と感じる人は直接 iBlogFreezer のデフォルト設定部分を書き換えてください。10 行目から 14 行目の部分です。ただし、iBlogFreezer が更新されてバージョンアップするたびにその変更を反映しなければなりません。


Posted: 18:54    | Comment | Trackback


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