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右手小指が痛いのです。別にあなたに噛まれたわけでもないのに小指が痛いのです。
二週間くらい前からだと思うのですが、右手小指が痛い症状が続いています。別に強く打ったとか、転びそうになって手をついたとか、そういう直接的な原因はありません。
最初のうちは少し痛いなあと感じていたけれど意識してはいませんでした。ところがある日、自動販売機のおつり口に出てきた小銭を取ろうとして親指以外の指を突っ込んで、小銭を握ったときのことです。痛くて握り切れず小銭を落としてしまいました。これは尋常ではありません。
左手で右手の小指の色々な位置を摘んでも痛い位置はあるにはありますが「あ、痛いなあ」程度です。ですが、軽く握ったところを手の甲側から押すとある一定以上小指に負荷がかかるとかなりの激痛が走ります。
前の週末に自宅に帰ったときに、いつもは会えなくて更に甘えん坊になっている娘ちゃんに、だっこをねだられても断りました。握ることができない上に外部から負荷がかかると激痛なので、すっかり重くなった娘ちゃんをだっこしてふざけられたら落としてしまいそうだったからです。
というわけで今日、整形外科がある診療所に行ってきました。
どうやら腱鞘炎というやつらしいのですが、理学的な療法を受けることになりました。「らしい」というのは医師に「腱鞘炎ってやつですか?」と尋ねたら「うん、腱鞘◯◯◯だね。」となんか聞き慣れないせいで覚えられなかった名称を言っていたからです。
まあ名前なんてどうでもいいんです。直ればね。でもリハビリ室での治療に三週間くらいかけてからまた診察らしいので先は長そうです。でもそれもきっと直るだろうからどうでもいいのです。僕が一番気になったのは担当してくださった医師です。
ちょっと太り気味のその医師は、恐らく数千人の中で五本の指に入るくらい暑がりの僕が暑くもないのに汗をかいているのです。僕の診療は診療開始から五人目くらいです。遅刻しそうで駅から走ってきたのだとしてももう汗が引いてもいいころでしょう。いやいや、汗は続いていてもまだいいです。もっと問題なのは喋っているだけで息切れしているのです。
僕はその医師にどんなに言いたかったことか。「お前が病院に行け!」と。