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2009年05月27日

日本ヘルスケア歯科研究会の謎

今通っている歯医者の待合室に日本ヘルスケア歯科研究会のポスターがあった。恐らくこれの会員診療所ならば「僕は見ていた : 至れり尽くせりな歯医者さん」に書いたような丁寧な診療が受けられると思うのだが、いまいち腑に落ちないところがある。


僕は見ていた : 至れり尽くせりな歯医者さん」に書いたとおり、今、ある歯医者さんに通っています。この歯医者さんの待合室に日本ヘルスケア歯科研究会という組織のポスターががりました。その名前とポスターの文面から考えて、これに所属している歯医者さんでは、僕が通っている歯医者さんのようないい診療が受けられるんじゃないかと考えました。

もしそうだとすれば、近場にある日本ヘルスケア歯科研究会に所属している歯医者さんを調べることができれば、より多くの人がよい歯科診療を受けられるでしょう。そしてそういう歯医者さんを選択する患者が多くなれば、所属していない歯医者さんには同じようなアプローチを取り入れる圧力になって、やはり多くの人がよい歯科診療を受けられるようになってゆくでしょう。

これはいいことだと思い、先ほど早速調べてみました。

日本ヘルスケア歯科研究会のサイト(http://www.healthcare.gr.jp/)に「会員診療所検索」というボタンがありました。辿るとログインフォームがあるページが出てきます。そこには次のように書かれています。

 日本ヘルスケア歯科研究会の会員診療所情報を検索するには、パスワードが必要です。
 ユーザー登録画面でメールアドレスのご登録と簡単なアンケートにお答えいただくと、そのメールアドレスへログイン用のパスワードを送信します。

日本ヘルスケア歯科研究会|会員診療所検索 から2009年5月26日に引用

まずここで検索するのにパスワードを使ってログインしなければならないことに違和感を覚えました。上の引用箇所の直後にあるリンクからユーザ登録画面を開いてみると、サイト利用の目的として次の四つの選択肢がありました。

  • この研究会の歯科医院を知りたい【都道府県・地域から検索】
  • 知っている歯科医院について確認したい【都道府県・医院名から検索】
  • 認証診療所を知りたい【認証診療所一覧】
  • 会員について所属・連絡先を探すなど【会員名・診療所名から検索】

そしてその選択肢の下には次のように注意書きが書かれています。

ひとつのメールアドレスでの登録は1回のみです。一度登録すると、検索画面の変更はできなくなりますのでご注意ください。

日本ヘルスケア歯科研究会|会員診療所検索|ユーザー登録フォーム から2009年5月26日に引用

つまり登録時に登録後できることを限定し、それを変更することができないということです。上に書いた目的では最初の「都道府県・地域から検索」というタイプが最も適しているような気がしますが、認証事業の説明を読むと認証診療所というタイプの会員診療所が一定以上の水準だということがわかります。ですから「認証診療所一覧」というタイプの方が適しているかもしれません。事前にどれがより自分の目的に適っているのかよくわかりません。

そもそもどうしてメールアドレスを登録しなければならないのでしょうか? ここが理解できません。想像はできます。恐らく会員診療所の名称、住所、電話番号などを一般公開するのが憚られたからでしょう。

しかしながら、歯科医師や歯科衛生士、あるいは歯科技工士など歯科医療スタッフ個人のことならばともかく、営業している歯科診療所の名称、住所、電話番号などはそもそも公開されているものです。そして日本ヘルスケア歯科研究会の主旨に賛同し、歯科に関してより健康を維持、増進するための歯科医療に取り組んでいることをアピールできれば歯科診療所にとっても良い結果をもたらすと思います。元々公開されている情報を、公開対象にとって有利に働く形で再公開することに何の支障があるのでしょうか? 更に、その再公開が日本ヘルスケア歯科研究会の主旨 人々が生涯にわたって快適な咀嚼と自由な会話と若さと尊厳に満ちた微笑みを維持することができるよう をより実現することが期待できます。メールアドレスを登録する理由が出てきません。

更にメールアドレスを登録しパスワードを発行するということは、メールアドレスが日本ヘルスケア歯科研究会が管轄しているデータに登録されるということです。このデータが漏洩すれば有効なスパム送信先の一覧となります。しかも歯科衛生や歯科医療に関心を持っているという特性付きの。もし会員診療所の情報を一般公開するのを懸念するのならば、これの扱いも同様に慎重だと思うのですが、それが登録者に示されていません。要するにアンバランスなのです。

僕自身このブログの記事毎にメールリンクを載せているくらいですから、登録しても何の支障もないわけですが、このアンバランスが気になって登録する気になれませんでした。それに既に会員診療所になっていると思われる歯科診療所に通っているわけですから改めて検索する必要性も薄いわけで、敢えて気になる登録をする必要もないからスルーしました。

後から見つけたのですが「認証診療所 一覧」を登録無しに参照することができます。「認証診療所一覧」タイプで登録する意義はなさそうです。というよりもこのタイプで登録したら何ができるのかがわからなくなりました。それにしても認証診療所は数が少ないのですね。認証診療所が自宅や職場の近くにある人はラッキーですね。

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