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2009年05月06日

Risk で高確率で勝つ方法

僕は見ていた : 陣取りゲーム Risk」で紹介した Risk で高確率で勝つ方法を解説します。


僕は見ていた : 陣取りゲーム Risk」で紹介した戦略だけで Risk を勝つにはかなり大変です。最初の配置に神経を使います。大事なところを防衛するのはもちろんですが、自分が侵攻したい場所周辺の敵勢力が大きくならないようにコントロールする必要もあります。一つ一つの部隊の配置に思考を重ね、それを 21 回も繰り返さなければならないからです。高確率で勝つには更にもう一つ飛躍が必要です。この飛躍を紹介します。

Risk 初期状態

これは勢力のランダムな配置が終わった直後です。ここから 21 の部隊を配置します。このとき次の基準で選んだ国に集中的に部隊を配置するのがこの方法の第一のポイントです。

  • 緑と青の両方の勢力の国に接している国であること。

    これは必須です。その国に部隊を集中させると、敵もそれと接する国に部隊を集中させます。そうして二つの敵勢力の部隊を一カ所に集中させるのが目的だからです。

  • 接している敵勢力の国から大部隊が侵攻したとき、その影響が小さいこと。

    その影響が大きいか小さいかを考えるには大体次の条件を考えればよいでしょう。

    • 自勢力の国があってそれ以上侵攻できない。
    • 接している他の敵勢力の国があって大部隊同士の戦闘になる。
    • 侵攻先が一つの地域(北アメリカ、南アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オセアニア)の中で収まるか、収まらなくても高々二つの地域に部分的に影響する。

この基準で選考して、この例では西オーストラリアにしました。

Risk 配置終了直後

これは初期の部隊配置が終わった直後です。アラスカとコンゴで敵勢力が増やされていますが、西オーストラリアに部隊を集中させたのでそれにつられてインドネシア、ニュージーランド、東オーストラリアに敵勢力が集中しています。

ここで注目してほしいのはブラジルです。ブラジルに少しだけ部隊を投入していますが、これは自分が最初に席巻する地域に南アメリカを選んだからです。このブラジルへの投入は敵勢力がオセアニアに注目し出して、そこへの部隊投入が決定的になってからこっそりと行います。この最初の席巻地域の選定と投入部隊数の決定が第二のポイントです。最初の席巻地域は次の基準で決めます。

  • その地域の敵国の数がなるべく少ないこと。

    最初のターンで与えられる部隊数は大体 4 部隊です。運がよいと最初から 7 部隊投入できる場合もありますが、滅多にそれはありません。4 部隊プラスアルファで全部を占領できる地域がベストです。一つの地域を全部占領すると次のターンで投入できる部隊数が増えるからです。これはほぼ必須です。

  • その地域の敵国全てを一筆書きで辿ることができること。

    これは必須ではありませんが、そうしないと苦しいです。というのは一筆書きができないと、侵攻元の国を複数にするか、侵攻途中で部隊を分割する必要があるからです。そうなると必要な部隊が多くなってしまうからです。初期の部隊配置時により多くの部隊を裂くことになります。これは後で述べる初期の投入部隊数に影響します。

  • 部隊を集中させる国から離れているか、そこに侵攻できないこと。

    部隊を集中させる国の周辺には敵の部隊も集中しています。そこでは激しい戦闘が繰り広げられます。これに巻き込まれては地域を席巻できません。離れていればその影響がありませんし、部隊を集中させる国に阻まれて侵攻できないところでも影響はありません。

こうして選んだのが南アメリカです。そこにへの初期の部隊投入数は次の基準で決めます。

  • 部隊を集中させる国に隣接する全ての敵国から見て、最も部隊数が少ない敵国にならないようにする。

    もし部隊を集中させる国の部隊数が少ないと、隣接する敵国から攻め込まれてしまいます。これを避けて敵国同士を戦わせなければなりません。この条件は必須です。

  • その地域の敵国の総部隊数の 1.5 倍以上の部隊を投入する。

    運が悪いとこれでも足りませんが、大体 1.5 倍の部隊で勝つことができます。

  • 投入する部隊数はなるべく少なくする。

    部隊を集中させる国の周辺の敵国同士の戦闘が決着した後、その国から出発して広範囲を席巻するためになるべく多くの部隊を集中させておく必要があります。

この他にも色々考えに入れることはありますが、それはやってみれば気付くと思うので省略します。

Risk 第一ターン終了直後

これは第一ターンが終了した直後です。敵同士が潰し合いをして、オセアニアの敵勢力が劇的に減少しています。ここは大成功ですが、南アメリカではちょっと運がよくありませんでした。本当は北アメリカの南部にまで食い込むつもりでしたが、初期とターンの最初に投入した 7 部隊で三つの敵国をやっとの思いで蹂躙し、残ったは 1 部隊だけでした。これを再びブラジルに戻し、次のターゲットはアフリカにしています。

しかしながら次のターンでブラジルからアフリカに向けて侵攻できる部隊数は全部で 8 部隊です。一方でアフリカには 6 つ国があります。これではアフリカを次のターンで占領するのは厳しいです。ですからここで西オーストラリアの部隊が始動させると、敵勢力はあちこちで部隊を増やし侵攻を始めてしまいます。まだターンの最初にもらえる部隊数がそれほど多くないので、オセアニア以外はそっとしておいてもらいたいところです。

この部隊を集中させた国から大侵攻を開始するタイミングが第三のポイントです。これは大体次の条件で決めます。

  • 部隊を集中させた国に隣接する敵国が一つの勢力の国だけになったとき。

    周辺国が一つの勢力の国だけになると、その勢力は周辺国に部隊を集中させる一方になり、侵攻するのが次第に難しくなります。また、そこで破れた勢力は各地で戦闘を始めるので、自勢力の侵攻にコストがかかるようになります。こうならないように周辺での戦闘に決着がついたらほとんどの場合は大侵攻を開始する必要があります。

  • 部隊を集中させた国周辺の全ての敵国の部隊数が小さくなっていること。

    ちまちました戦闘を続けていつまでも小さくならないこともあります。そういうときは最後のターンで部隊を一気に増強してやる必要があります。どちらにしろ部隊を集中させた国から一気にその地域を席巻し、可能であればその周辺の地域も席巻できる程度に部隊数が優位になればタイミングが来ています。

  • 他の地域の大半を占領し、ターンの最初に投入できる部隊が多くなっていること。

    上の条件が満たせなくても、超大部隊が作れれば相対的に敵国の部隊数は小さくなります。また、その国からの侵攻が終わった次のターンで、敵国が各地で戦闘を始めてもターンの最初に大部隊を作って一気に敵を押しやることもできます。

Risk 第二ターン終了直後

これは第二ターン終了直後です。予想どおりアフリカを占領することはできませんでしたが、オセアニアでは敵勢力の各国に余剰の部隊が全くいなくなっています。上のタイミングの条件のうち、一つ目と三つ目は満たされていませんが、二つ目の条件がこれ以上ないくらい満たされています。このタイミングで大侵攻を開始することにしました。

オセアニアの占領と台湾への進出まではいいとして、問題はその後です。運が良いことに西オーストラリアから分岐無しで辿れる範囲はこの場合ですと、オセアニア、アジア、アフリカ、ヨーロッパの全部の敵国です。そうすると敵部隊数の合計は 16 です。これの 1.5 倍は 24 ですから、部隊投入をして全部で 27 部隊で出発すれば恐らくすべてを蹂躙できます。しかし圧倒してるわけでもないので、どこまで投入部隊数を減らして他所に回すかを考えなければなりません。第四のポイントは大侵攻に投入する部隊数です。

各ポイント毎にヒントとなる条件を書いてきましたが、この第四ポイントは状況に応じた様々な要素が入り込み、書き出すのが大変です。ですからこれは各人で判断してもらうことにします。その代わりこの例で私がどう考えたかを説明します。

まず既に述べたように、北アメリカ以外は全勢力投入で制覇できますが、そこまでです。余る部隊はそれほど多くないのでこのターンで北アメリカに配置してもせいぜい数カ国を攻めとる程度です。それによって北アメリカから南アメリカ、ヨーロッパそしてアジアのどれかに敵が侵攻したとき、それを食い止めることはできません。ということはこのターンの結果、南アメリカ、ヨーロッパ、アジアのどれか少なくとも一つは侵攻される可能性があるということです。

ですから、このターンを終えて敵がこれらの地域に侵攻してきても、それが一カ所にとどめる必要があります。なぜなら二カ所に侵攻されると次のターンで部隊を二分しなければならないからです。二分したどちらかをうまく配分できなくて全てを攻めとることができなければ、次のターンでも世界制覇はできません。十分に新しい部隊が投入できればよいのですが、北アメリカ以外の地域に侵攻があると十分でない可能性があります。

ですから北アメリカ以外の地域への侵攻の可能性と北アメリカの分断状態のどちらか一方は解消する必要があります。

まず侵攻を食い止めるためには、北アメリカからの入り口であるベネゼラ、アイスランド、カムチャッカのそれぞれを少なくとも 1 部隊ずつ増やし侵攻し難くする他にありません。そうすると大侵攻から少なくとも 3 部隊減ってしまうことになります。既に述べたように大侵攻で取れるところを全てとるのには本当にギリギリになる可能性もあります。もし足りなかったら致命的です。なぜなら二分された北アメリカ、大侵攻で取り損ねるおそらくはアジアの三カ所を最後の二ターンで取らなければならないからです。その間にカードの投入により敵勢力が投入部隊数を増やしたら厄介です。

次に北アメリカの分断状態を解消するには緑の勢力を利用することになります。青の勢力は自分のターンの次の次にターンが実行されるのでコントロールし難いからです。敵勢力は部隊が集まっているところに対抗して部隊を集める性質があります。そして部隊が集まっている国に隣接する他の勢力の国の部隊が少なければ必ずそこに攻め込んできます。カムチャッカかアイスランドに大侵攻で余った部隊を集めれば、この性質でアラスカかグリーンランドから北アメリカを分断している自国を攻め取ってくれるはずです。今、全部隊を大侵攻に投入すれば数部隊は残る見込みなので、運が悪くなければ成功します。

そう考えると分断解消を目指した方が可能性があります。そこで全部隊を西オーストラリアからの大侵攻に投入しました。

Risk 第三ターン終了直後

これはその第三ターンの結果です。大侵攻は成功し余った部隊をカムチャッカに配置しました。その結果、緑の勢力はアラスカに期待どおりに部隊を投入しそこから北アメリカの分断状態を解消してくれました。緑の部隊の正解は、大侵攻後の強国に押しつぶされる可能性を減らすためにグリーンランドからアイスランドへ侵攻することでしたが、そこまでの作戦能力はないのでした。

この作戦の問題は青の勢力です。緑の勢力はこのようにコントロールできますが、青の勢力は北アメリカの南側から北側に侵攻するとは限りません。もし南アメリカ側に侵攻してきたら次のターンに投入できる部隊数が減ってしまいます。それでも世界制覇はできると思いますが危険要因でした。そして実際にそうしてきました。しかし青の勢力の失敗は投入可能の全部隊を南アメリカへの侵攻に使わなかったことです。北側への侵攻と南アメリカへの侵攻の二方面作戦をとったのでした。その結果なんとかベネゼラが持ちこたえることができました。

Risk クリア画面

そしてこれがカムチャッカから北アメリカを制覇し世界制覇を成し遂げたクリア画面です。

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2009-11-21
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