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初期型の PowerBook G4 に Fedora Core 6 PPC をインストールしました。インストーラが途中で止まる人、インストールできたものの X Window System がうまく起動しない人、GUI で漢字が表示できない人、諦めなくてもよいです。どうすればよいか説明します。
このブログのほとんどの読者には興味ない話だと思うのですが、どんぴしゃな情報がネットで見つからなかったので書いておくことにします。どこかで誰かの役に立つかもしれませんから。Fedora Core のインストール自体の解説はしません。 PowerBook G4 15" へのインストールで普通のインストール方法ではうまくいかなかったところの対処法のみ述べます。
CD または DVD をセットしてキーボードの C を押して起動し、ブートのプロンプトで enter を押すというデフォルトのやり方でインストールを開始すると、X WIndow System によるインストールウィザード(っていうのかな?)に切り替わるところで止まってしまう。
画面は染み渡るようにゆっくりと色の変化が起き、やがて色が消えていくが、何時間待ってもその状態から進まない。
モニターのタイプが識別できず、代替として適用されたモニタータイプが PowerBook G4 に合わないから。ビデオボードの認識は正しい。
このため表示の段階でモニターに正しく表示されない。内部的には動作しているようだ。
テキストモードでインストールをする。具体的にはブートプロンプトで次のようにタイプして改行する。
linux text以後、最後までテキストベースのウィンドウでのインストールとなる。このため若干インストールオプションが減るが、インストール後に対処すれば十分。
インストール後、startx コマンドや init コマンドで GUI 環境に移行しようとすると、セクション「インストーラが途中で止まるときの対処法」の「現象」の後半と同じ現象が現れて、GUI 環境に移行できない。
セクション「インストーラが途中で止まるときの対処法」の「原因」と同じ。
一旦、control-option(alt)-fn-F1 でコンソールに戻り、root でログインしてから reboot コマンドで再起動してこの状態から脱出する必要がある。脱出する前に control-option(alt)-fn-F7 で再び GUI 環境の様子を見ようとすると脱出できなくなるので注意。そうなってしまったら control-command-電源ボタン で強制再起動しなければならない。
ここでの対処法は取り敢えず GUI 環境に移行できるようにするだけで次のセクションの問題が残っている。
僕が実際に行ったのは、X Window System が起動している他のホスト(実際には Fedora Core 5 x86)から ssh -X でログインし、system-config-display を実行し、その画面をログイン元の方に表示させて設定を行うこと。次のセクションで述べる漢字の表示の問題はあるものの、そのログイン元の同じ画面(メニューから[システム]-[管理]-[ディスプレイ]として呼び出す)を並べて表示させれば何が書いてあるかわかる。
その画面の [ハードウェア] タブを開き、[モニター] の [設定] ボタンを押して、モニターを選ぶ。選ぶモニターは LCD Panel 1024x768。[モニター設定] タブの [解像度] には 15" の画面にマッチした大きさはリストされていないので取り敢えず大き過ぎないものを選んでおく。
これで [OK] ボタンを押して system-config-display は終了させる。この後、PowerBook G4 15" 側で GUI 環境に移行すると取り敢えず移行できる。
更に、Fodora Core をインストールしてあるホストの /etc/X11/xorg.conf と比較して足りないものを補った。この結果の /etc/X11/xorg.conf を添付しておく。このうち、system-config-display で設定した肝心なところは次の箇所。
Section "Monitor" ### Comment all HorizSync and VertSync values to use DDC: Identifier "Monitor0" ModelName "LCD Panel 1024x768" ### Comment all HorizSync and VertSync values to use DDC: HorizSync 31.5 - 48.5 VertRefresh 40.0 - 70.0 Option "dpms" EndSection
常に GUI 環境で使用するのならば、root でログインして /etc/inittab の 18 行目
を次のように書き換えること。
これは runlevel と言って、元々の 3 はテキスト環境での通常の起動レベル。5 は GUI 環境での起動レベル。この書き換えを行った後に再起動するか、root でログインして init 5 というコマンドラインを実行すれば GUI 環境に移行する。
インストール後、startx コマンドや init コマンドで GUI 環境に移行すると、平仮名や片仮名は表示できるが漢字が四角い文字コードのようなものが書かれたアイコン状の表示になる。
リモートの日本語が表示できている Fedora Core 6 のホストから ssh -X などでログインし、そこでアプリケーションなどを起動して日本語が表示できているホスト上に表示させても同様。
上記のテキストモードでのインストールでは日本語サポートのパッケージがインストールされていないから。
予め GUI 環境に移行してログイン画面まで出しておく。
言語選択ダイアログが表示される。当然、ここでも漢字は表示できていない。
と言っても漢字は表示できていないからどれがそうなのかわからない。右の欄には American Engilish と書いてあるのでそれを見て選択する。
その左隣は [キャンセル] ボタン。片仮名と平仮名は見えているのでどっちかはわかるはず。
先ほど選択した言語(英語)をデフォルトにするかどうかが尋ねられる。
そうするとログインできる。
system-config-packages というアプリが起動するが、他のアプリがパッケージ情報を使用中という旨が表示されて [OK] ボタンを押すと終了してしまうかもしれない。そういうときはしばらくしてからもう一度行う。
使用中のアプリはバックグラウンドでアップデートを探すアップデータ。しばらくするとアップデートを見つけ出すから、それはアップデートさせること。Fedora Core 6 はリリースされたばかりだが結構パッケージがアップデートされている。
日本語用のパッケージがインストールされる。それが終わったら system-config-packages は終了させよう。させなくてもいいが。
以上で完了。今度はログイン画面の漢字もちゃんと表示されているはず。