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2006年05月01日

VirusBarrier X4 はよくなったがメインで使う製品じゃない

エントリ「ウィルス対策ソフトは最新版を使うべし」で全く役に立っていないことがわかった VirusBarrier X ですが、その最新バージョン VirusBarrier X4 はかなりよくなりました。がしかし、それでも ClamAV の半分以下の検出率でした。

エントリ「clamav 凄いよ」に書いたとおり最も検出も隔離も確実なのは ClamAV で、その Mac OS X 用 GUI ClamXav を使い続けることには変わりはないのですが、

  • Mac OS X をターゲットとしたものにどれくらい対応できるか

    例えば sit アーカイブや BinHex には部分的な対応しかできないようですし、リソースフォークに仕組まれた罠などははなはだ疑問です。

  • 日々ウィルス定義ファイルは更新されているが、発見から対応までの時間はどれくらい短いのか

    恐らく速いと思うのですが、専門のベンダーよりは遅いんじゃないかと調べもせずに想像しています。調べるのも面倒です。

というのがよくわからないし、Intego の Internet Security Barrier に含まれる他の製品、要するに NetBarrier があまりにも使い勝手がよいので Internet Security Barrier をアップデートすることにしました。本当にアップデートだと個々の製品毎になって割高なので買い直しです。

それで新しいバージョンが手に入ったので早速エントリ「ウィルス対策ソフトは最新版を使うべし」と全く同じことをやりました。幸いウィルス定義ファイルは同じバージョンが使用できました。間に合いました。
# ん! ウィルス定義ファイルのアップデート遅いじゃん! あれから幾つも新発見のウィルスあるぞ!

その結果、検出率 44.9%、駆除率 0% だとわかりました。エントリ「ウィルス対策ソフトは最新版を使うべし」には反映されていませんが、エントリ「clamav 凄いよ」で新たに 6 つのファイルの感染が確認されているので、この検出率は McAfee の Virex 7.5.1 の検出率と同じです。ClamAV の半分以下です。

しかし駆除は全くできませんでした。VirusBarrier X4 は「ウィルスは駆除されました」と声に出して言うくせに実際には駆除されていません。ここはかなり注意が必要です。駆除されていないのに駆除されたという言葉で安心してしまって感染してしまうかもしれないからです。

というわけで僕の結論は「VirusBarrier シリーズはウィルス対策としては不十分な製品なのでメインの対策は別なソフトで行い、使うのならあくまでも多重化の一環として補助的に使うべし」です。理由は次のとおりです。

  • VirusBarrier X4 は Windows のウィルスは半分くらいしか検出できない。

    Intego のページには次のようにあります。

    WordおよびExcelマクロ・ウイルスをはじめとし、Windows OSをターゲットにした主要なウイルスも含めて、既知のすべてのウイルスを検出し削除することができます。

    2006年5月1日の VirusBarrier X4 から引用

    しかし実際には半分未満しか検出できませんでした。フィッシングメールについては全く対象としていないようです。

  • アップデートが遅い。

    Mac のウィルスは頻度が少ないからだと思うのですが Windows のウィルスが発見されても月一度の定期アップデートしか行われないようです。(深刻度によるのかもしれません)

  • 感染メール(emlファイル)の駆除はできない。

    メールを介してウィルスの類いが送りつけられることが多いのは相変わらずですが、その場合にたとえ VirusBarrier X4 が駆除しましたと報告しても実際には駆除されていません。致命的なミスインストラクションで、かえって危険です。

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