村上ユカ本人が「角砂糖」の全曲を解説しちゃいます。
イントロのアコギが入った所でやった!と思いました。急にアイリッシュになったのが不思議。でもピコピコしてますが。あれはS-1000の正弦波です。重宝します。
最初に入っているのはオムニコードという楽器。学校教育で使われていたもので、コードやリズムが出ます。電子楽器ですが、なんともいえないあたたかい雰囲気を出してくれています。
だから文も長いぞ(笑)。 まず、詩からいきますと、雪国の部屋の感じを詩にできたかなと。冬、家の中にいて、外は冷凍庫のように寒いのですが、家のなかはものすごくあたたかい。だからプリンだって食べられる。そして、雪が音を吸収するのですごく静か。そういう、今考えると特殊なシュチュエーションなのですが、それが、書けた。書けちゃった。 『壊れたラジオを胸にあて、隠れた電波を捕まえよう』というフレーズは、何なのかって言うと、昔何かの本で「ラジオの電波というのは空気中に放たれたあと、石やものの隙間に残っていて、それを集める機械がある」というのを読みました。そこからきてます。そんなのあるんだ〜、とどきどきして人に聞いたところ全否定されまして、でも「ない」と言われると「ある!」と言いたくなるのが人情。いやあるよ、絶対。 『角砂糖を舌にのせて 溶けたら空から雪が降る』 というのはなんか、エロチックな感じもしますが、小さい頃私は角砂糖がスキでした。しかもそのまま食べるのが。コリコリ食べるもよし。そして舌の上にのせてじわ〜となるのがこれまた!いい。 ある本を読んでいて思い出したのは、角砂糖って昔は紙の箱に入っていましたよね?かすかな記憶ですが、今のバターの紙容器のような、展開するタイプの。あれをオレンジのプラスティックの容器に入れて使っていたのをよく覚えています。今も角砂糖はコーヒーを飲むのに毎朝使っています。 アルバムタイトルの「角砂糖」はこの曲から。タイトルチューンってわけではないのですがね。 これは生でやる、と聞いた時に、まずパンディーロが浮かびました。というか、山兄は何でもできるので、特に何も言わずに、だまって曲だけ渡せばできると思いましたので。で、たしかにやってくれました。 あとでこの曲は頭拍からメロディーが入っていないという事に気がついたのですが、それがこの曲にパンディーロを、そして、箏、果ては祭り太鼓!(実際は普通のドラムセットなのですあれは)を入れる起因となりました。西洋の音楽にはない特徴です。 どこの国、と確定はできない。それは自分の中にある、想像の国の民族音楽かもしれない。なにかの模倣ではなく、自分の中にある国の音楽をやっと作れたような気がします。 かーっ(笑)。と、かっこいい事いってますが、はっきりいって箏は予想してませんでした(ぐわはは!)。 ホッピーさんが箏いれましょう、って言うんで、えっ!?、と思ったのですが(思ったよ、そりゃ)箏と書くぐらいなので琴とはちょっと違って、少しハープのような感じ。見た目違いはわかんない。 だからあまり「和」になりすぎなくて、そんで最後に来るのは祭り太鼓は祭り太鼓ですけど(なんて表現)、とはいえ、叩いているのはドラムセットなので、そのへんの絶妙な調整が、本当にホッピーさんは凄いと思いました。 かようなわけで自分で書いといて、ツボです。この曲は。ありがとうございます。なんか感謝。 なんともいえないあたたかい雰囲気を出してくれています。 TOP▲
歌詞ですが、昔見た映画で吉本ばなな原作の「キッチン」というのがあります。河原亜矢子さん主演の日本版の方。あのロケ地は函館なのですが、その映画と、出てくる公園をイメージして書きました。花時計もあります(函館ローズヒルという所らしい)。ぜひ行ってみたい場所です。 TOP▲
この詩を書いていた時に、ちょうど北朝鮮の拉致被害者が帰国して、でも家族は帰ってくることができなくてという状況でした。なのでその事を歌っています。まあ、勿論無茶なんですが、雪でも降らせて国境を消しちゃえ、と思わせる程、その時はもう、北朝鮮という国に対してめんどくせー!という感情がありました。雪は北国の人間にとって、すべてをリセットする、という意味合いもあります。なにせ私の育った札幌は雪深い所でしたから。 もともと、タイトルは私の好きなブランドmina perhonenのテキスタイル(生地)の名前からきてます。最初に買ったminaの服でした。だからこの景色をスカートに閉じ込めてしまいたい、というフレーズがあります。 曲としては、これはこのアルバム内でめずらしく全打ち込みです。最後のサビの裏でなってるストリングスのフレーズは「バナナムーン」そのままです。そういう遊びもいれてみました。それから、これは最初から最後まで8分の6拍子ですが、Aメロなんかは拍アタマで歌っておらず、2小節ひとまとめのメロディなので、何拍子かわからないという寸法になっとります(もちろん天然)。 間奏なんかはテンポがすんごいゆっくりになって、4拍子みたいにしてます(天然ですって、だから)。みなさんに私の天然世界に付き合って頂いております。いえー!(すみません....)。 TOP▲
ゆうべの夢を想いながら、ぽわーとしてる感じ。寝起き悪いです。ふわー。
でもスゴイす。今までハードディスクレコーダーで家で録った「歌だけ」をかぶせたものはありましたが、これはオケもデモそのままですから、力技です。 この曲もそうだけど、このアルバムを作る前に9.11があり、アフガニスタン、イラク戦争、近い所では北朝鮮拉致問題と並べると、まるで第三次世界大戦のような (あぁ、やだやだ)世の中で、やっぱり願う事は平和で、いくら平和ボケだと、現実逃避だといわれようと、理想論や、ファンタジーと言われる分野を受け持つが私のしたい事だし、役目なのだと思っています。結局はそれが、アルバム、そして至っては人生そのものの大きなテーマなんだな、きっと。今はそう思う。 TOP▲
今回はじめてミックスに上村君を起用しましたが、声を非常にうつくしーく!処理してくれていて感謝です。うまくきこえて、ふふ。
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雲色〜も捨てがたかったのですが、今回「生」でやって生きる曲、と考えてこの曲にしました。実はこれが一番歌では苦労しました(やっと出たよ、歌の話・笑)。でも再録した意味がないといわれちゃやだーっ!なので、がんばりましたよ、これは。そして、それに彩りを加えてくれたのが、千の小鳥の尚子さんのコーラス。(だぁからシャレじゃないのよ)。「version 2」という極めてシンプルな副題にしたのは、あざとーくなるのがヤだったからです。2つめのversionだから「version 2」じゃないか!ねえ。
弦は夢にまで見た生。弦楽四重奏です(ウッ!←失神..)。(ハッ!←起き上がった)しかしこんな最高の形で世に出せるとは本当に本当に思ってもみませんでした。幸せものです。ホッピーさん御自身も「渾身のスコア」と申しておりました。爆音で聞いて下さい。震えます。 TOP▲
そしてこの曲でおやすみなさい。 |
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