Last update: 2006.4.24
レコードクリーナー


アナログレコードを楽しむには必須の装置です。現在はVPI社のHW-16.5というバキューム式レコードクリーナーを愛用しています。20年以上昔は新品レコードを購入してSound Guardというスプレーを塗布していました。ケミカル製品は嫌がられるご時世ですが、当時にSound Guardを塗布したレコードは現在も変な雑音を惹起することなく楽しめていますので、これは正解の商品でなかったかと思います。現在は購入するレコードは中古ばかりですので、まず、汚れ落しをしてから演奏します。

清掃手順
やり方はいくつもありますが、これはあくまでも私が現在やっているやり方です。ヤフオクで知り合ったシンメイ師匠に教えていただいた手順を私なりにモディファイしてやっております。
  1. 大昔に購入したDENONの湿式レコードクリーナーAMC-10で両面の埃を丁寧に除去した後、VPIのHW-16.5のターンテーブルにレコードを載せます。
  2. クリーニング液は自作のもので蒸留水400ml(水道水は絶対だめです。)にイソプロピルアルコール100ml(薬局で500ml瓶が200円ぐらい?)を混合した液体に富士フィルムのドライウェルという界面活性剤(1ボトル260円で購入。カメラ屋さんにあります。)を2〜3滴スポイトで垂らしたものです。アルコールの混入に関しては議論があるところだと思いますが、蒸留水のみでは液の盤面での伸びが悪く苦労する場合が多いです。おそらく表面に製造過程で生じる何らかの疎水性の膜が張っているのだと思います。イソプロピルアルコールを20%混入すると、液の伸びが良く、万遍なくクリーニングできる感じです。
  3. クリーニング液を十分に盤面に散布し(レーベルが濡れないように)VPIの付属ブラシで溝の底にへばりついている埃を掻き出すつもりでブラッシングします。私は師匠の教えに従い、6周ブラッシングしたらブラシの180度持ち変えて、さらに6周ブラッシングしています。ここで5分間置いて再びブラッシングをします。
  4. 液をバキュームで吸い取ります。カビの生えたレコードも一発です。
  5. 必要に応じてLASTなどを塗布します。
バキューム式クリーナー確かに安くはありませんが、レコードを聴き続けたい人には必須のアイテムだと思います。アメリカからメールオーダーで購入すればだいたい送料込みで500ドル強です。国内で買う場合はその倍以上です。
ところで、季刊「アナログ」誌の第6号の158ページにVPIのHW-16.5の紹介記事がありますが誤認も甚だしいです。「この吸い上げ部をバキューム・チューブと呼ぶが、回転するとレコードとの隙間は約1mmで直接は接触しない。」と書いてありますが大間違いです。バキュームチューブのベルベット部分は自身の吸引力で思い切り盤面に押し付けられます。実際に使用してから記事にしていただきたいと思います。


7インチEP盤の清掃2006.4.24追加
英国盤のシングル盤は通称プッシュアウトセンターが付いていますので、全くLP盤と同じ扱いで清掃できますが、米盤・日本盤などはアダプターを必要とします。そのため、何か工夫して盤を固定保持する必要があります。私はインスタントコーヒーの瓶のふたを用いて簡易アダプタを作りました。
ネスカフェの蓋には真ん中にくぼみがあり、中心を取るのが楽そうでしたので、これを用いました。ドリルで穴を開け、リーマーを用いて現物あわせでセンタースピンドルにぴったりの穴に広げました。
 
まず、スピンドルアダプタを載せ、通常通りEP盤を置きます。
レコード盤を動かさないように気をつけながら、スピンドルアダプタを外します。
 
特製アダプタを載せて、スピンドルのねじを締めて固定します。
EP盤用のサクションチューブはこのような形。
 
ブラシは幅の狭いかわいいブラシです。
このあとサクションチューブを用いて水分を吸引します。
中心側にチューブが届かず吸い残しが出来ますので、液を広げる範囲には注意を要します。




Access number since Nov. 28, 2005
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