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矯正を始めた方は歯が動くのを見て、本当に動くとびっくりされることでしょう。歯を動かすことは簡単です。動かしたい方向へ力を加えれば、そちらへ動いてゆきます。そのため、矯正装置を入れたから歯が動くと思われても不思議ではありませんが、そうではありません。
装置を入れなくても歯は、常に口の中の環境(咬合力や、噛むときに使う筋肉の動き、舌や唇の動き等々)でバランスを求めて動いてゆきます。歯が動くから矯正装置が使えるのです。
よく見られる現象として、虫歯で歯が無くなると隣の歯が支えを失い、倒れてきます。また、無くなる前に噛んでいた歯(対合歯:たいごうしと言います)が、伸び出てきます。
微速度撮影で、花が15秒くらいで咲く映像を見たことがあるでしょう。 歯も2週に一回くらいの割合で写真を撮りつなげると、びっくりするほど活発に動くのがわかります。 もっと長い時間では大陸が動いており、日本海溝を作ったり、ヒマラヤ山脈を作ったりしています。逆に、空を飛んでいる鳥も写真では止まっています。 時間という要素を考えると、我々の常識とは違った現象が見られるのです。
さて、歯が常に動くから矯正治療ができるのが分かったと思いますが、矯正治療が終了し、きれいな歯並びを獲得した後は、歯は動かなくなるでしょうか? そこのところを良く判って、矯正治療を受けましょう。
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