武装集団、白人4人を拉致か 07年5月31日


 武装集団、白人4人拉致か

 31日午前、ミンダナオ地方北コタバト州ピキット町で、手を縛られた状態で武装集団に連れ去られる白人男女4人が目撃された。軍・警察は拉致事件に巻き込まれた可能性があるとして4人の人定や所在確認を急いでいる。

 軍・警察によると、4人は男性2人、女性2人。年齢や国籍など詳細は分かっていない。武装集団は少なくとも5人でライフルなどで武装していた。

 4人は同日午前10時半ごろ、同町バトゥラワンでバン型乗用車から降ろされ、オートバイで連れ去られた。武装集団も車に同乗していたことから、別の場所で拉致された可能性があるという。目撃情報によると、4人とも手を縛られていた。

 国軍によると、武装集団は同日午後4時ごろ、同町バロギスで4人をイスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)に引き渡したとされる。軍・警察がMILFから4人を引き取るため、接触地点へ向かっている。(31日午後4時55分、マニラ新聞)


 拉致の4人は独人と比人3人

 ミンダナオ州北コタバト州ピキット町で拉致されたとみられる男女4人は31日午後5時までに、武装集団からイスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)に引き渡された。4人のうち1人は、首都圏テレビ局の電話取材に対し、「ピキット町で拉致されたが、MILFの保護下にあり無事」などと答えた。

 4人はドイツ人男性と比人男性1人、比人女性2人。4人は商用のため、バン型乗用車1台で同地方ダバオ市から北コタバト州方面へ向かっていた。

 同日午前9時ごろ、ピキット町内に入ったところで、武装集団に制止され、携帯電話や財布などを奪われた。その後、オートバイで同町内の民家に連行され、同日午後1時ごろまで監禁されたという。この間、ドイツ人男性と比人男性は手を縛られていたという。

 武装集団の素性は不明。MILFとの「解放交渉」がどのように進められたかも分かっていない。軍・警察がMILFから4人を引き取るため、接触地点へ向かっている。(31日午後5時35分、マニラ新聞)