鞄好き

須田帆布のショルダーバッグを買った。
ネットで工房に直接注文したもので、代金引換手数料を入れて1万円ちょっと。
愛用のカメラと文庫本くらいを入れて歩くのにちょうどいい大きさである。
須田帆布

実はぼくは大の「鞄好き」で、いいバッグがあるとついつい欲しくなってしまう。
おりにふれて買い溜めたバッグが1万円くらいのものから10万円を超えるものまで1ダース以上あり、
かみさんには「鞄屋でも開くつもり?」といつも叱られている。
ぼくとしても、いくらなんでも多すぎるな…と反省はしているのだが、
それでも常に数種類の鞄を用途に応じて使い分けている。
最近では出張に持っていくのは専らアルミ合金のRIMOWAだが、
普段使うバッグだって、
パソコンを持ち歩く場合、書類があるとき、身軽なとき…といろいろ必要なのである。

実は、先日、同じくらいの大きさで1万5千円ほどのバッグを通信販売で買ったばかりである。
集金鞄
カメラ、文庫本のほか、ロケに出るときは撮影用のビデオテープが数本ぴったり入る大きさである。
携帯電話、筆記用具も機能的に収納できるようになっていて使い勝手がいい。
ところが、このバッグがかみさんには大顰蹙で、「集金カバンみたいで、やだ」という。
「(このバッグを持っているときは)一緒に歩きたくない」とまで云われてしまった。
そこで、やむなく、用途と大きさを同じくする須田帆布のショルダーバッグを買ったわけである。
「須田帆布」のバッグは、倍くらいの大きさのものを既に持っていて、
書類などのちょっとした荷物があるときに愛用している。
素朴だが丁寧な作りで風合いがよく、とても気に入っている。
今回工房に直接注文をしたら、主の直筆らしい手書きのメッセージが同封されていてちょっと恐縮した。
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岸田屋

番組の編集があがったので、
編集マンの“ほっちゃん”と月島の「岸田屋」に出かけた。
「岸田屋」は、美味い、安い、雰囲気がいい、の三拍子揃った“究極の居酒屋”である。
ぼくとほっちゃんは、仕事が終わると、この店で打ち上げをするのがならいとなっている。
岸田屋
「岸田屋」はあの「美味しんぼ」(長期連載に終止符を打つらしい)にも、
25年くらい前…ということは連載が始まってまもなく紹介されたことがある。
そのとき劇中で「フランス人シェフを仰天させた」のがこの店の名物「牛煮込み」だ。
牛煮込み
牛のモツをとろとろになるまで煮込んだもので、
ぼくたちは必ずこの煮込みを一皿ずつ注文することにしている。

初めてこの店に行ったころ厨房で包丁を振るっていた主もいまは亡くなり、
カウンターの中の棚でいつも寝ていた(時おり尻尾を振るだけでほとんど動かなかった)老猫も死んだ。
いまは残った女主人(明るく庶民的なおばちゃん)が、
娘か親戚らしい若くきれいなおねえさんたちと一緒に店を切り盛りしている。
主が健在だった頃に比べればメニューが減ってちょっと淋しくなったが、
牛煮込みのほかにも、ぬたや煮穴子、焼き蛤など東京風の肴がおいしく、仕事が終わると行きたくなる。
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ゴールが見えた

編集作業が山場を越えて、番組作りのゴールが見えた。
きのうの土曜日は14時から試写(2回目)、修正点を確認して16時半に終わった。
(ぼくはその後、映画「フィクサー」を観に行った。)
きょうは12時に出て18時半まで仕事、番組はほぼ時間通りになった(切り過ぎて1秒短くなった)。

“カンヅメ生活”とはいいながら、今回は、仕事が終わるのが22時以降になることはなかった。
60分のドキュメンタリーを2週間余りで繋ぎあげるにしては、極めて順調だったといっていい。
「夕張」の医療再生を描いた番組はこれで3本目なので、
それだけテーマが手の内に入ってきたということなのかもしれない。

渋谷の黄昏
仕事を終えて外に出ると渋谷は雨上がりの黄昏どき、空気が透明に感じられた。
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