梅雨明けとMobileMe

梅雨明けが宣言されたそうだが、いきなり、クラッとくるような猛暑である。
隣の練馬区では最高気温が35℃を超えたらしい。
我が家のある荻窪でも、近いところまで上がったのだろうな。
もっとも、湿気がなく、風があるので室内にいると意外に過ごしやすい。
ぼくの家はマンションの4階で、
南側のバルコニーに面した窓を開け、北側のドアを開けっぱなしにしておく。
風を通すために間仕切りのドアも開けるので、部屋の前の通路を通る人からリヴィングが丸見えになる。
プライヴァシーもへったくれもあったものでないが、爽やかな風が部屋に入ってきて、過ごしやすい。
クーラーをつける必要が全くないのがありがたい。
考えてみれば、伝統的な日本家屋は極めて開放的な構造で建てられており、
昔の日本人も同じようにして涼を取っていたに違いない。

Appleが「MobileMe」と称する新しいWebサービスを始めた。
iPhoneとの連携をメインに考えられたものだろうが、
Docomoの家族割引などを使っている我が家ではそう簡単にiPhoneに替えることもできない。
しかし、「MobileMe」によって、
出先の(例えば会社の)Windowsからでも、
自分のMacを使っているのとほとんど同じ感覚で
MailやiCal(スケジュール管理ソフト)が使えるようになったのは便利。
Galleryというサービスもあって、Web上で簡単にアルバムを公開できるようになった。
新しもの好きのぼくは、春以降に撮った写真を使ってさっそくアルバムを作ってみた。
    ○桜の森の満開の下(東京の桜)
    ○美ら海(慶良間)
    ○変貌する巨大都市・上海

…よろしければ、ご覧ください。

http://gallery.me.com/yoneh

なお、先日、潜った慶良間の海の様子は、Galleryのほか、このホームページでも公開しています。
「DIVE in KERAMA」…写真のセレクトはGalleryと少し変えてあります。
|

後ろ髪を引かれながら…

宿の支払いを済ませ、ダイビング機材をゆうパックで送って、朝10時の「クイーン座間味」で島を去る。
見送り
「コーラルダイバーズ」のダイビング・ボートが、しばらくのあいだ併走しながら見送ってくれた。

那覇・泊港に着いて安里までぶらぶら歩く。
途中、崇元寺(そうげんじ)という寺の石門があるので入ってみると、
寺の建物はなく、巨大なガジュマルが一本、枝を広げていた。
崇元寺のガジュマル
案内のボードがあったので読むと、
崇元寺はもともと琉球王家(尚家)の墓所があったところだが戦禍で焼失したのだという。
戦後、再建されないままに(いまは公園になっている)、ガジュマルの古木と石の門だけが残ったわけだ。
沖縄を歩くと、思わぬところで戦争の傷跡がいまも生々しく血を滴らせていてドキッとさせられる。
ガジュマルの巨木(崇元寺)
安里のスーパーで「てびち」や「なかみ汁」「ミミガー」など極く普通の沖縄の食材を土産に買い込んで、
14時50分のANAで東京に帰ってきた。
東京はひどく蒸し暑く、沖縄にいるとき以上にクーラーが恋しく思われた。
|

あっというまに…

慶良間でのダイビング三昧の日々が終わろうとしている。
きょうは最後の一日、帰りたくないが…そういうわけにもいかない。

ぼくが潜らせてもらっている「コーラルダイバーズ」では、
潜る前に「体馴らし」と称してスキン・ダイビングの時間をとる。
すっかり体がなまっていたぼくは、
初日には5mそこそこしか潜れなかったのが、
5日間で調子を取り戻し、きょうはサンゴ砂の海底に手をつくところまで、水深にして10.8m潜った。
3mmのスーツに2kgのウェイトを付けての話だが、
五十を過ぎても、まだ素潜りで10mいけたことがとても嬉しかった。
…五十にもなると、自分の体力の衰えに敏感になる。
ぼくのように「体が資本」の仕事をしているとなおさらだ。
だから、自分の体にまだ若いときと変わらない力が残っていたことが無性に嬉しいのである。

きょうの一本目は伊釈加釈(イジャカジャ)に潜った。
アオウミガメ
ここには、アオウミガメが何匹も居ついていて、お約束の追っかけっこを愉しむ(笑)。
タイマイもいるらしいのだが、残念ながらぼくは見たことがない。
二本目…今回の慶良間で最後のダイビングは、「荒野のオアシス」から「海中砂漠」にかけて。
水中砂漠にて
ただ白い砂と青い海茫漠とした世界を満喫して、慶良間での夏が終わった。

最後の日なので、海から帰ってきて丘の展望台まで上がってみた。
慶良間諸島
天気がいいので、座間味港ごしに慶良間の島々がよく見えた。
画面一番右の島がよく潜った屋嘉比(やかび)島、
その手前の、岩が三つ並んでいるように見える小さな島が伊釈加釈(イジャカジャ)である。
嘉比(がひ)島、安慶名敷(あげなしく)と小さな無人島があって、正面の大きな島は阿嘉(あか)島だ。
…展望台に上がる途中に、沖縄戦で集団自決した村人の慰霊碑がいくつかある。
慰霊碑の碑文によれば、
この島では(座間味村で?)、四百人以上の村人(非戦闘員)が集団自決などで亡くなっている。
現在の村の人口(阿嘉島などを含む)が千人足らずだから、
その戦禍の無惨さに、美(ちゅ)ら海で浮き立っていた気分が一気に現実に引き戻されてしまった。

夢のような一週間が過ぎ、現実に引き戻されたぼくは、明日、東京に帰る。
|

美人コンテスト

きょうの一本目は久場島沖に潜った(「久場Aコース」)。
ここは水深40数メートルから巨大な岩が海面までそそり立っているポイントで、
地元の言葉で「タッチュウ」と呼ばれるこの岩のまわりを潜る。
水深42mの水底に、シックな色遣いが魅力のアケボノハゼがいた。
アケボノハゼ
水底からちょっと上がった35m地点には、全身を染める朱色がなんとも華やかなスミレナガハナダイが…。
スミレナガハナダイ
この二つは、慶良間の魚のなかでもトップクラスの美しさだと思う。
「深窓の令嬢」という言葉があるが、魚も深いところまで行かなければ美人には会えないということだネ。
(もっとも、スミレハナダイの場合、美しいのは全身が朱色で脇腹にサロンパスを貼ったような♂だが。)

午後は、「屋嘉比渓谷めぐり」コース。
海のモニュメント・ヴァレーみたいなダイナミックな景観が続くポイントだ。
渓谷めぐりの風景
いよいよ帰りたくなくなってきて、
帰りの飛行機を延ばせるかどうか算段をしてみたのだが、
マイレージの特典航空券で来ているので変更は「搭乗日含め4日前まで」で、あえなく挫折。
…さあ、二年ぶりの沖縄の海も明日がいよいよ最後となる。
|

海の中の絶景

きょうの一本目は「屋嘉比A〜Bコース」に潜る。
ここは景観が素晴らしくダイナミックで、海の中の渓谷美といいたいくらい。
「絶景かな、絶景かな」と石川五右衛門気取りで見得を切りたくなるポイントだ。
屋嘉比渓谷
無数のソフトコーラル(ぼくはイソバナとウミウチワの見分けがつかない)が咲き乱れ、
キンギョハナダイがこれまた無数に群れ遊んでいる。
体を支えるのがやっとというほど潮あたりの強い場所もあり、
そこにはグルクン(タカサゴ、クマザサハナムロ)やウメイロモドキが乱舞する。
残念ながら、カメラでは、その雄大さのほんの一部すら切り取れない。
キンギョハナダイの群れ
慶良間の海は明るくて、ストロボの使い方が難しい。
いままで露出優先オートで撮っていたのだが、きょうからマニュアルに切り替えた。
シャッタースピードを1/125に固定して、露出をいろいろに変えて撮る。
枚数が撮れて、写りをその場で確認できるデジカメだからこそ出来ることだ。
海にはそれぞれその海にあったカメラの使い方があって、
三日目にして、ようやく慶良間の海に慣れてきたということか。
|