11 May 2008
カンヅメ生活
2008/05/17 Sat 格納先: Job
先週の金曜日に出張(夕張)から帰ってきてから、編集室にこもっている。
きょう第一稿がつなぎあがった。
ぼくにとって、番組作りのなかで、実はこの「第一稿」を仕上げる過程が一番つらい時間である。
取材のなかで見いだしたテーマ、それなりに膨れ上がったイメージを現実に“着地”させなければならない。
物理的に云えば、
それは何十時間撮影したものを60分あまりに縮めることを意味している。
(今回の「ETV特集」は最終的には59分で仕上げる。)
当然、多くのことを切り捨てなければならず、
膨れ上がった夢が無残にしぼんでいくのを現場で確認するような作業になる。
現実に折り合いをつけることの辛さから、できれば逃げ出したくなってしまう。
そこに編集室の作業環境の悪さが拍車をかける。
それでなくても狭い部屋(三畳間くらい)の大部分が編集機に占領されていて、
編集マンと二人の中年男がカンヅメになるのは息が詰まるようだ。
そのうえ、寒い。
空調が機械を冷却することを目的に作られているので、
天気が悪い日など室温は18〜19℃、上着やベストを着こまないと肌寒くていられなくなる。
いま使っている部屋は窓があるだけまだましで、
一般にTV局の編集室の作業環境の劣悪さは言語道断といいたいほどの代物である。
これはNHKだけのことではないようで、
いやしくも「大企業」「有名企業」と呼ばれる会社がひしめいていながら、
最前線の生産現場の環境をこれだけないがしろにしている業界は他にないのではないか。
こうした環境のなかで一日10時間以上、切羽詰まってくると20時間近く、カンヅメになる。
長い番組になると、それが一ヶ月ものあいだ、休みもなく続くのである。
第一稿作りはちょうどロケの疲れが出る時期にもあたっているので、
ぼくは必ずといってもいいほど体調を崩してしまう。
今回も、世間は春、というより初夏の陽気だというのに、
ぼくは編集室で震えながら、
朦朧とした頭で、なんだか雪山で遭難しかけている登山家のような気分だ…と思ったりした。
きょう第一稿がつなぎあがった。
ぼくにとって、番組作りのなかで、実はこの「第一稿」を仕上げる過程が一番つらい時間である。
取材のなかで見いだしたテーマ、それなりに膨れ上がったイメージを現実に“着地”させなければならない。
物理的に云えば、
それは何十時間撮影したものを60分あまりに縮めることを意味している。
(今回の「ETV特集」は最終的には59分で仕上げる。)
当然、多くのことを切り捨てなければならず、
膨れ上がった夢が無残にしぼんでいくのを現場で確認するような作業になる。
現実に折り合いをつけることの辛さから、できれば逃げ出したくなってしまう。
そこに編集室の作業環境の悪さが拍車をかける。
それでなくても狭い部屋(三畳間くらい)の大部分が編集機に占領されていて、
編集マンと二人の中年男がカンヅメになるのは息が詰まるようだ。
そのうえ、寒い。
空調が機械を冷却することを目的に作られているので、
天気が悪い日など室温は18〜19℃、上着やベストを着こまないと肌寒くていられなくなる。
いま使っている部屋は窓があるだけまだましで、
一般にTV局の編集室の作業環境の劣悪さは言語道断といいたいほどの代物である。
これはNHKだけのことではないようで、
いやしくも「大企業」「有名企業」と呼ばれる会社がひしめいていながら、
最前線の生産現場の環境をこれだけないがしろにしている業界は他にないのではないか。
こうした環境のなかで一日10時間以上、切羽詰まってくると20時間近く、カンヅメになる。
長い番組になると、それが一ヶ月ものあいだ、休みもなく続くのである。
第一稿作りはちょうどロケの疲れが出る時期にもあたっているので、
ぼくは必ずといってもいいほど体調を崩してしまう。
今回も、世間は春、というより初夏の陽気だというのに、
ぼくは編集室で震えながら、
朦朧とした頭で、なんだか雪山で遭難しかけている登山家のような気分だ…と思ったりした。
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