10 February 2008
震え上がる…
2008/02/16 Sat 格納先: Diving
スタッフを東京に帰して、ぼくは羅臼に居残りを決め込む。
午後、「知床ダイビング企画」の川原嬢に迎えに来てもらって、海に潜った。
雪が降りしきるなか、我ながら酔狂な話である。
海の状態は「ほぼ最悪」で、
うねりが強いうえに水温はマイナス1度、真水なら凍ってしまう冷たさである。
体に6枚ものホカロン(の類)を貼り付けて入ったのだが、それでも寒い。
潜っているあいだに指先がじんじんと痛くなり、思考能力が吹っ飛んでしまう。
被写体を選んだり、構図や露出を考えている余裕はまったくない。
陸に上がってから気がつくと、ホヤについたエビばかり撮っていた(笑)。

しかし、酔狂さでいえば上には上があるもので、
一緒に潜った仲間の多くは日没後にもう一本潜るという。
ぼくは到底つきあいきれないので、一足先に民宿に入って、羅臼の旨い魚を肴に酒を飲んでいた。
午後、「知床ダイビング企画」の川原嬢に迎えに来てもらって、海に潜った。
雪が降りしきるなか、我ながら酔狂な話である。
海の状態は「ほぼ最悪」で、
うねりが強いうえに水温はマイナス1度、真水なら凍ってしまう冷たさである。
体に6枚ものホカロン(の類)を貼り付けて入ったのだが、それでも寒い。
潜っているあいだに指先がじんじんと痛くなり、思考能力が吹っ飛んでしまう。
被写体を選んだり、構図や露出を考えている余裕はまったくない。
陸に上がってから気がつくと、ホヤについたエビばかり撮っていた(笑)。

しかし、酔狂さでいえば上には上があるもので、
一緒に潜った仲間の多くは日没後にもう一本潜るという。
ぼくは到底つきあいきれないので、一足先に民宿に入って、羅臼の旨い魚を肴に酒を飲んでいた。
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「低気圧の墓場」
2008/02/15 Fri 格納先: Travel
羅臼では吹雪が続いている。
何を撮っても「真っ白で何も見えない風景」にしかならないので(笑)、仕事にならない。
オホーツクは「低気圧の墓場」と呼ばれる。
低気圧が居座って、動かなくなるからだ。
漁船も「沖止め」になり、町の人たちはひたすら除雪に追われる。
今日はきのうよりさらに吹き荒れて、
とうとう中標津に続く国道が通行止めになってしまった。
羅臼から出る道はこれ一本なので、とうとう「陸の孤島」になってしまったわけだ。
午後3時には、
タクシー会社から、「早く帰らないと、宿までも行き着けなくなる怖れがある」と宣告された。
泊まっているのは羅臼温泉(ホテル峰の湯)。
町より少し山側に入るので吹雪が酷く、ほとんど何も見えないホワイトアウトの世界を抜けて車は走る。
宿に帰っても他にやることがないので、
ゆっくり温泉につかって(ここの温泉は体が芯から暖まって最高である)、
本(海堂尊「チーム・バチスタの栄光」)を読む。
なんだか湯治に来ているような気分だ(笑)。
温泉宿をとっておいてよかった、とつくづく思う。
ビジネスホテルの狭い部屋で吹き込められていたら、きっと息が詰まったことだろう。
何を撮っても「真っ白で何も見えない風景」にしかならないので(笑)、仕事にならない。
オホーツクは「低気圧の墓場」と呼ばれる。
低気圧が居座って、動かなくなるからだ。
漁船も「沖止め」になり、町の人たちはひたすら除雪に追われる。
今日はきのうよりさらに吹き荒れて、
とうとう中標津に続く国道が通行止めになってしまった。
羅臼から出る道はこれ一本なので、とうとう「陸の孤島」になってしまったわけだ。
午後3時には、
タクシー会社から、「早く帰らないと、宿までも行き着けなくなる怖れがある」と宣告された。
泊まっているのは羅臼温泉(ホテル峰の湯)。
町より少し山側に入るので吹雪が酷く、ほとんど何も見えないホワイトアウトの世界を抜けて車は走る。
宿に帰っても他にやることがないので、
ゆっくり温泉につかって(ここの温泉は体が芯から暖まって最高である)、
本(海堂尊「チーム・バチスタの栄光」)を読む。
なんだか湯治に来ているような気分だ(笑)。
温泉宿をとっておいてよかった、とつくづく思う。
ビジネスホテルの狭い部屋で吹き込められていたら、きっと息が詰まったことだろう。
白い闇
2008/02/14 Thu 格納先: Travel
知床半島の羅臼町。
財政難の町には赤字の町立病院を維持する余力がなく、四月からは無床診療所に転換する。
きょう開かれた臨時町議会で条例改正案が可決され、診療所への移行が正式に決まった。
町議会が開かれたのが午前中。
午後からは、ひどい吹雪になった。
羅臼では雪は「下から降る」。
風が強いため、積もった雪が舞い上げられて、霧のように周囲を覆って視界を奪う。
酷いときは視界ゼロ…何も見えなくなって、車の運転すらできなくなる。
あたり一面の、“白い闇”である。

車を降りると、雪の粒子が顔に突き刺さってきて、痛い。
町役場から車でさらに30分、
知床半島の先端に一番ちかい集落(岬町)で医療問題に関する住民の集まりが予定されていたのだが、
この吹雪ではとても集まれそうにもないということで中止になった。
羅臼では、いま夜間の救急を受け付けていない。
1時間10分ほどかかる中標津の町立病院まで行くしかない。
救急対応が可能になるだけの医師の数を確保できないからで、その状態は4月以降も続く。
岬町なら、救急車が到着するまでに30分、町に戻るまでにまた30分で、中標津までは2時間以上かかる。
いや、それ以前に、今日のように吹雪いてしまえば、
中標津までたどり着けるかどうかさえ、おぼつかないのである。
24時間の救急受け入れ再開を切望する住民は、これは「命の問題」だという。
それはまったくその通りだと思う。
しかし、現状で夜間救急の受け入れを再開すれば、
時間を問わず(多くは軽症で)やってくる患者の多さに
医師二人体制の診療所がパンクしてしまう結果になるのは火を見るよりも明らかだ。
この町の医療もまた、視界ゼロの“白い闇”のなかで立ち竦んでいるように見える。
財政難の町には赤字の町立病院を維持する余力がなく、四月からは無床診療所に転換する。
きょう開かれた臨時町議会で条例改正案が可決され、診療所への移行が正式に決まった。
町議会が開かれたのが午前中。
午後からは、ひどい吹雪になった。
羅臼では雪は「下から降る」。
風が強いため、積もった雪が舞い上げられて、霧のように周囲を覆って視界を奪う。
酷いときは視界ゼロ…何も見えなくなって、車の運転すらできなくなる。
あたり一面の、“白い闇”である。

車を降りると、雪の粒子が顔に突き刺さってきて、痛い。
町役場から車でさらに30分、
知床半島の先端に一番ちかい集落(岬町)で医療問題に関する住民の集まりが予定されていたのだが、
この吹雪ではとても集まれそうにもないということで中止になった。
羅臼では、いま夜間の救急を受け付けていない。
1時間10分ほどかかる中標津の町立病院まで行くしかない。
救急対応が可能になるだけの医師の数を確保できないからで、その状態は4月以降も続く。
岬町なら、救急車が到着するまでに30分、町に戻るまでにまた30分で、中標津までは2時間以上かかる。
いや、それ以前に、今日のように吹雪いてしまえば、
中標津までたどり着けるかどうかさえ、おぼつかないのである。
24時間の救急受け入れ再開を切望する住民は、これは「命の問題」だという。
それはまったくその通りだと思う。
しかし、現状で夜間救急の受け入れを再開すれば、
時間を問わず(多くは軽症で)やってくる患者の多さに
医師二人体制の診療所がパンクしてしまう結果になるのは火を見るよりも明らかだ。
この町の医療もまた、視界ゼロの“白い闇”のなかで立ち竦んでいるように見える。
玉ゐのあなごちらし
2008/02/13 Wed 格納先: Food &
Drink
慌ただしい日々が過ぎていく。
きのう番組の収録を終えて、きょうは北海道の羅臼に飛んだ。
関東平野はよく晴れていて、北風にスモッグが吹き飛ばされたのか、空気に透明感がある。
中標津空港行のANAの機内で、買ってきた弁当を開いて昼食をとる。
ぼくは駅弁、空弁の類を好んで食べることが多いのだが、
(忙しくて落ち着いて昼食をとれないためもある)
最近とても気に入っているのが、羽田空港で売っている「あなごちらし寿司」だ。

日本橋の「玉ゐ」という穴子専門店で作っているものらしい。
「玉ゐ」がどんな店かは知らないが(如何にも老舗っぽい名前だ…)、
穴子がとろけるように柔らかく煮てあって、美味しい。
酢飯や錦糸卵、煮椎茸の具合もほどよく、なぜか入っている合鴨のパストラミも旨い。
東京駅の「深川めし」と並んで、東京で買うならこの弁当がいい。
きのう番組の収録を終えて、きょうは北海道の羅臼に飛んだ。
関東平野はよく晴れていて、北風にスモッグが吹き飛ばされたのか、空気に透明感がある。
中標津空港行のANAの機内で、買ってきた弁当を開いて昼食をとる。
ぼくは駅弁、空弁の類を好んで食べることが多いのだが、
(忙しくて落ち着いて昼食をとれないためもある)
最近とても気に入っているのが、羽田空港で売っている「あなごちらし寿司」だ。

日本橋の「玉ゐ」という穴子専門店で作っているものらしい。
「玉ゐ」がどんな店かは知らないが(如何にも老舗っぽい名前だ…)、
穴子がとろけるように柔らかく煮てあって、美味しい。
酢飯や錦糸卵、煮椎茸の具合もほどよく、なぜか入っている合鴨のパストラミも旨い。
東京駅の「深川めし」と並んで、東京で買うならこの弁当がいい。
新芽
2008/02/11 Mon 格納先: Season