支笏湖

昨夜は妻と二人、支笏湖畔、恵庭岳の麓にある「伊藤温泉」に宿泊した。
北海道はかなり冷え込んでいて、
湖に面した露天風呂は風にさらされ寒かったが、
ゆっくりつかっていると次第に心地よくなってくる。
伊藤温泉(支笏湖)
それにしても湖畔の紅葉がまだほとんど始まっていなかったのは意外。
宿の御主人に湖畔温泉街まで車で送ってもらい、バスを待つあいだに遊覧船に乗る。
樽前山・風不死岳
樽前山、風不死(フップシ)岳の威容をまぢかに眺める気分は上々。
そして船窓からは支笏湖の水中景観を見ることができる。
R0010825
風が強かったので透明度は落ちていたが、
それでも柱状節理などなかなかの壮観だった。

札幌に入って、午後は地域医療研究会に出席。
ゲスト・スピーカーは旧知の伊関友伸 城西大学准教授。
ぼくはパネリストとして20分ほど発言したのだが、
瀬棚診療所や夕張の関係者など、
思いのほか知った顔が多かったこともあって、リラックスして話すことができた。
診療所移行を決断した脇 羅臼町長や、
ネット上でおつきあいのある何人かの先生方と挨拶を交わしたのが収穫だった。
先生方のオフ会に誘われ心が動いていたのだが、
ホテルで妻が待っているので、いそいそと…。
|

北帰行

きょうで仕事を終えて、明日から十日間の長期休暇をとって北海道に行く。
会社の「白板」(居所を示す連絡板)に「休暇・北海道 22日出」と書いたら、
同僚たちに妙にウケてしまった。
仕事でえんえん北海道に通い詰めて、
休暇をとってまで、また北海道ですか?…というワケだ。
…そう云われてみれば、そうだよネ(笑)。

ぼくとしても休暇は「沖縄でリゾート気分」を洒落込みたいところだが、
札幌での「地域医療研究会」への参加や、
かみさん慰労のための♨めぐり(沖縄には温泉がない)、
知床でのダイビングなどの予定が押し詰まっていて、
結果として「やむを得ざる事情をもって、また北海道」なのである。
それにしても…。
今年は、一年の半分ちかくが北海道、ということになるのではないか。
ちなみに、休暇を終えて帰ってきたら、またすぐ北海道出張に出る予定である。
|

葡萄狩り

夕張医療センターの中庭に葡萄が実った。
いつの頃からあるものか、ずいぶん古い葡萄の木らしい。
手入れもせず肥料もやらないでいるのだが、
毎年この時期になると葡萄の房がたわわになるという。
きょうは、老人保健施設の入所者たちが身近な場所での葡萄狩りを愉しんだ。
葡萄狩り
収穫した葡萄の実をぼくも何粒かいただいた。
甘さのなかにちょっと野性的な酸味が利いていて、なかなか美味しい葡萄だった。
|

北海道の寒さ

久しぶりに夕張に入った。
ロケが終了してから、ちょうど二ヶ月ぶりだ。
市立診療所の前の街路樹(ナナカマド)が真っ赤に紅葉していた。
夕張では先週末に「もみじ祭り」が行われたそうである。
夕張のナナカマド
千歳空港に降り立ったとたんに驚いたのが寒さで、午前10時過ぎで気温は12℃。
秋用のジャケットを着こんできたのだが(東京では昨日まで半袖だった)、
それでも肌寒く感じるほどだ。
北海道に慣れたぼくですらそう思うくらいだから、
夕張の医療を再生するために乗り込んできた「内地出身者」は震え上がったようだ。
東京出身の相談員のOさんも、関西出身のT医師も、
果たして夕張で冬を越せるかどうか不安になってしまったという。

温暖な広島で育ったぼくが社会人になっていきなり釧路に配属された28年前、
間借りした四畳半は老朽化していて建て付けが悪く、
すきま風が吹き込むので、明け方など室内温度がー4度くらいまで下がった。
呼気に含まれる水分が凍って、布団の襟がばりばりになったものだ。
内風呂がないので銭湯に行くのだが、
風呂上がりの帰り道、わずか数分のあいだに髪の毛が凍った。
部屋に帰って櫛で梳くと、畳に氷の塊がバラバラッと落ちたものである。
濡れたタオルも凍って、まるで棒みたいになった。
それでも無事に一冬越し、二冬越して、結局、北海道に居ついてしまった。
だから大丈夫ですよと励ましたのだが…。
あとで考えてみれば、
これは脅かしただけで、ちっとも励ましにはなってなかったかもしれない(笑)。
|