02 December 2007
冬の釧路で魚三昧
2007/12/08 Sat 格納先: Food &
Drink
きのう日高町(旧日高)での取材を終え、
きょうは町営バスで占冠、そこで特急に乗り継いで釧路に帰ってきた。
空知も上川、日高も既に深い雪に覆われていたが、釧路には雪が全くない。
さっそく、駅前の和商市場で夕食の食材を買い込む。
「丸栄田村商店」で氷下魚(コマイ)の生干し、一袋10本くらい入って350円。
氷下魚はその名の通り冬が旬で、この季節の生干しは実に旨い。
なかでも風蓮湖産が最高で、食べ物が違うのか独特の風味がある。
「うおせん」で秋刀魚のいずしとヒラメの昆布〆。
「いずし」とはご飯と魚、野菜、麹を一緒に漬け込んで作るなれずしの一種で、
「うおせん」には、鰰や紅鮭のいずしもあってそれぞれに旨い。
「龍神商店」ではさえずりのベーコンと殻つきの生牡蛎を買う。
「さえずり」とは鯨の舌のことで、
これをコトコトと煮込んだおでんは、
大阪はミナミの老舗おでん屋「たこ梅」の名物である。
絶品だが、いま食べると目玉が飛び出るだろう。
(ぼくが食べたのは20年以上前で、その当時でも高かった。)
ベーコンは大西洋産の鯨を原料にした龍神商店の自家製らしい。
この一塊で1000円。
ぼくの嗜好から云えば脂っぽすぎるが、
滅多に食べられない珍味であるには違いない。
牡蛎は厚岸産で、大ぶりなものがひとつ136円。
3ヶ買って帰って、我が家には殻剥きが常備してあるので、こじ開けて食べた。
全部で3500円ほどの買い物で、今夜一晩では食べきれない量だった。
夜になるとちらほら雪が舞い始めて、夜半過ぎには釧路も銀世界になった。
きょうは町営バスで占冠、そこで特急に乗り継いで釧路に帰ってきた。
空知も上川、日高も既に深い雪に覆われていたが、釧路には雪が全くない。
さっそく、駅前の和商市場で夕食の食材を買い込む。
「丸栄田村商店」で氷下魚(コマイ)の生干し、一袋10本くらい入って350円。
氷下魚はその名の通り冬が旬で、この季節の生干しは実に旨い。
なかでも風蓮湖産が最高で、食べ物が違うのか独特の風味がある。
「うおせん」で秋刀魚のいずしとヒラメの昆布〆。
「いずし」とはご飯と魚、野菜、麹を一緒に漬け込んで作るなれずしの一種で、
「うおせん」には、鰰や紅鮭のいずしもあってそれぞれに旨い。
「龍神商店」ではさえずりのベーコンと殻つきの生牡蛎を買う。
「さえずり」とは鯨の舌のことで、
これをコトコトと煮込んだおでんは、
大阪はミナミの老舗おでん屋「たこ梅」の名物である。
絶品だが、いま食べると目玉が飛び出るだろう。
(ぼくが食べたのは20年以上前で、その当時でも高かった。)
ベーコンは大西洋産の鯨を原料にした龍神商店の自家製らしい。
この一塊で1000円。
ぼくの嗜好から云えば脂っぽすぎるが、
滅多に食べられない珍味であるには違いない。
牡蛎は厚岸産で、大ぶりなものがひとつ136円。
3ヶ買って帰って、我が家には殻剥きが常備してあるので、こじ開けて食べた。
全部で3500円ほどの買い物で、今夜一晩では食べきれない量だった。
夜になるとちらほら雪が舞い始めて、夜半過ぎには釧路も銀世界になった。
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ジェイムズ・カルロス・ブレイク
2007/12/06 Thu 格納先: Book
音威子府から旭川に向かう特急列車のなかで
ジェイムズ・カルロス・ブレイクの「無頼の掟」を読み終えた。
ミステリ・ファンには「何をいまさら」と嗤われるだろうが…これは面白かった!
実はブレイクの次作「荒ぶる血」を先に読んでいて、
これがなかなか面白かったので「無頼の掟」に触手を伸ばしたのだが、
こっちの方がより面白い、というか滅多矢鱈、空前絶後に面白いのである。
時は1920年代(ローリング・ツウェンティだ!)、
舞台はルイジアナからテキサスにかけてのアメリカ南西部。
血が騒ぐに任せて悪党の道を突っ走る若き主人公と、
彼に強盗のノウハウを手ほどきする二人の叔父、
そして彼らを取り巻くすこぶる魅力的な女たちの物語である。
キャラクターが脇役に至るまで立っていて、
特に無頼に生きる男たちが見せる一抹の優しさと、
仲間うちの信義を何より大切に生きようとする絆の強さには、
最良のサム・ペキンパ映画に一脈相通じる男臭いテイストがある。
(ブレイクは巻頭辞にペキンパ「ワイルドバンチ」の台詞を引用している。)
石油景気に沸くテキサスでの主人公たちの強盗行脚を中心とした物語に、
主人公に息子を殺され(不慮の事故なのだが)、
復讐のために行方を追ってくる保安官補のサブ・ストーリィが絡んでくるのだが、
この保安官補の執念深さ、残虐さ、怖さがただごとではない。
そして、荒廃した油田の町で、稲妻が閃く嵐の夜、
町を焼き尽くす業火のなかというまるで地獄のようなシチュエーションで、
追う保安官補と追われる(本人は追われていることを知らない)主人公が遭遇する、
その一瞬のクライマックスの凄まじさ!
さらに、それに続くエピローグの、ニヤリとするような切れのよさ!!
大恐慌の時代を刹那的に生きざるを得なかった
ボニーとクライド(「俺たちに明日はない」)など1930年代のギャングと違い、
被害者意識のかけらもないまま、
ひたすら生き急いだローリング・ツウェンティのギャングたちに贈る挽歌。
…ぼくはジェイムズ・カルロス・ブレイクをもっと読みたくなった。
「無頼の掟」「荒ぶる血」(ともに文春文庫)以外には
日本ではまだ出版されていないのだろうか?
ジェイムズ・カルロス・ブレイクの「無頼の掟」を読み終えた。
ミステリ・ファンには「何をいまさら」と嗤われるだろうが…これは面白かった!
実はブレイクの次作「荒ぶる血」を先に読んでいて、
これがなかなか面白かったので「無頼の掟」に触手を伸ばしたのだが、
こっちの方がより面白い、というか滅多矢鱈、空前絶後に面白いのである。
時は1920年代(ローリング・ツウェンティだ!)、
舞台はルイジアナからテキサスにかけてのアメリカ南西部。
血が騒ぐに任せて悪党の道を突っ走る若き主人公と、
彼に強盗のノウハウを手ほどきする二人の叔父、
そして彼らを取り巻くすこぶる魅力的な女たちの物語である。
キャラクターが脇役に至るまで立っていて、
特に無頼に生きる男たちが見せる一抹の優しさと、
仲間うちの信義を何より大切に生きようとする絆の強さには、
最良のサム・ペキンパ映画に一脈相通じる男臭いテイストがある。
(ブレイクは巻頭辞にペキンパ「ワイルドバンチ」の台詞を引用している。)
石油景気に沸くテキサスでの主人公たちの強盗行脚を中心とした物語に、
主人公に息子を殺され(不慮の事故なのだが)、
復讐のために行方を追ってくる保安官補のサブ・ストーリィが絡んでくるのだが、
この保安官補の執念深さ、残虐さ、怖さがただごとではない。
そして、荒廃した油田の町で、稲妻が閃く嵐の夜、
町を焼き尽くす業火のなかというまるで地獄のようなシチュエーションで、
追う保安官補と追われる(本人は追われていることを知らない)主人公が遭遇する、
その一瞬のクライマックスの凄まじさ!
さらに、それに続くエピローグの、ニヤリとするような切れのよさ!!
大恐慌の時代を刹那的に生きざるを得なかった
ボニーとクライド(「俺たちに明日はない」)など1930年代のギャングと違い、
被害者意識のかけらもないまま、
ひたすら生き急いだローリング・ツウェンティのギャングたちに贈る挽歌。
…ぼくはジェイムズ・カルロス・ブレイクをもっと読みたくなった。
「無頼の掟」「荒ぶる血」(ともに文春文庫)以外には
日本ではまだ出版されていないのだろうか?
雪の空知で「ジンギスカン丼」
2007/12/05 Wed 格納先: Travel
きのうからまた北海道に出張、
砂川、深川、滝川と空知地区にある三つの市立病院を訪ねた。
医師不足と財政難に苦しむ北海道の自治体病院を訪ね歩く“巡礼”の旅である。
深川を除くふたつの町はともに「中空知」と呼ばれる地域に属し、
先週訪れた赤平、歌志内、奈井江とともに市町村合併を模索した時期がある。
しかし、それも新しい市立病院をどこに建てるかでモメて破談となり、
砂川と滝川はそれぞれが市立病院を新築することになった。
一方、赤平は病院の不良債務が原因で、自治体破綻の瀬戸際にある。
ある意味で、全国の自治体病院が抱える問題の縮図がこの「中空知」である。
昨夜は札幌泊まり。
二人のドクターと情報交換を兼ねて酒を飲んだ。
札幌は冷え込んでいたが、路面に雪はない。
それが特急が岩見沢駅を過ぎるころから窓の外が白くなり始め、
砂川あたりから北は一面の雪。

昼食は滝川駅の近くで、
当地の名物ジンギスカンを山盛りにした「ジンギスカン丼」(500円)を食べた。

羊肉でもマトンには独特の臭みがあるが、慣れるとそれがクセになる(笑)。
第一、500円は安い!
午後は宗谷本線からバスに乗り継いで、
一気に道北のオホーツク沿岸まで出るという強行軍となった。
砂川、深川、滝川と空知地区にある三つの市立病院を訪ねた。
医師不足と財政難に苦しむ北海道の自治体病院を訪ね歩く“巡礼”の旅である。
深川を除くふたつの町はともに「中空知」と呼ばれる地域に属し、
先週訪れた赤平、歌志内、奈井江とともに市町村合併を模索した時期がある。
しかし、それも新しい市立病院をどこに建てるかでモメて破談となり、
砂川と滝川はそれぞれが市立病院を新築することになった。
一方、赤平は病院の不良債務が原因で、自治体破綻の瀬戸際にある。
ある意味で、全国の自治体病院が抱える問題の縮図がこの「中空知」である。
昨夜は札幌泊まり。
二人のドクターと情報交換を兼ねて酒を飲んだ。
札幌は冷え込んでいたが、路面に雪はない。
それが特急が岩見沢駅を過ぎるころから窓の外が白くなり始め、
砂川あたりから北は一面の雪。

昼食は滝川駅の近くで、
当地の名物ジンギスカンを山盛りにした「ジンギスカン丼」(500円)を食べた。

羊肉でもマトンには独特の臭みがあるが、慣れるとそれがクセになる(笑)。
第一、500円は安い!
午後は宗谷本線からバスに乗り継いで、
一気に道北のオホーツク沿岸まで出るという強行軍となった。
紅葉の季節
2007/12/02 Sun 格納先: Season