年を取ると時が経つのを早く感じるのはなぜか


友人と会食時にこんな話題になった。
私の考えた答えは、
「時間の感覚は新しい経験に比例しており、年を取ると大体のことは経験済みで、新しい経験をする事が少なくなる」
というもの。
友人の提示した答えは、

「例えば、25歳の人にとっての1年は人生の1/25だが、 75歳の人にとっては、1/75であり、相対的に短く感じる。」
と言う意見だった。
彼は新聞でこれを読んだと言っていた。この意見を聞いたときなるほどと思い出したのが、経済学で言うところの限界価値の逓減である。
私の手元にある本 の例えを引くと、
「ある個人にもう一つ追加されたオレンジが彼にとってどれほどの価値があるかは、彼がどれほどのオレンジを持っているかにかかっている。もし彼が一週間に一個しか食べていなければ、一週間に二個食べるためには、進んで高い価格を支払うかもしれない。既に一週間に五十個も食べていれば、おそらくオレンジを五十一個に増やすのはあまり気が進まないだろう。(中略)オレンジの限界価値は逓減的である。すでに多くのオレンジを持っていればいるほど、人はさらにもう一個の価値を低く評価する。」
持っているオレンジの数を、今までの人生と置き換えれば良い訳だ。
そう考え直すと、私の説明も決して間違いでなく、オレンジを経験値に置き換えれば良いわけ。
なるほど。合点。

「日常生活を経済学する」
日本経済新聞社
David Friedman

Posted: 月 - 3月 1, 2004 at 11:24 PM          


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