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第20回 建築家 吉田 桂二 さん 個展

 今年(1999)で二十回を迎える、建築家・吉田桂二さんの個展が、東京・神楽坂のアユミギャラリーで1999年十一月五日から十七日の間、開催されました。今年のテーマは「水辺に棲む」と「重要文化財民家」。

 我々夫婦も、この何年か吉田桂二さんの個展に出掛けるのが恒例となりつつある。丁度我々の結婚記念日近くに開催されるので、年に一度の新婚旅行?を兼ねて、夫婦二人だけで出掛けるようになった。

 去年訪れた時と同じく東京は何処に行っても人でごった返していた。久しぶりに、と言うより、夫婦で初めて歩いた銀座は、いったい何処にこんなに人がいるんだと思うくらいに、平日の昼間だというのに、人人人の洪水。銀座伊東屋は来年のカレンダーを買いに訪れた人でごった返していた。

 神楽坂の人込みも、多治見の駅前にくらべたら「何で?」と言う程凄いもので、狭い坂道の両側の歩道は人の流れでいっぱいだし、車道はこれまた車でいっぱい。本当に東京という町は疲れる。

 今年は新幹線のぞみの車中から、富士山が本当に奇麗に見えた。新幹線に乗れば楽しみは二つ、一つは浜名湖、今一つは富士山。浜名湖は、名古屋から出発するときには、ここを通りすぎると、もはや自分の住む地方を離れたという気を抱かせ、東京から帰るときにはこの湖を見ると自分のテリトリーに戻れたと安心する。もう大学時代からの癖のようなものだ。富士山は、やはり見るとホッとして嬉しくなる景色だ。大学以来もう何回新幹線で名古屋/東京間を往復したことだろう。しかしながら、今回見たほどに奇麗に富士山が見えたことは稀である。暖冬の所為か冠雪は少ないが、すらりと伸びた稜線がくっきりと見える富士の姿は、思わず見とれてしまう。