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国鉄中央線が敷設され、三留駅ミドノエキが開業したのは明治42年です。中央線は44年に全通しています。三留駅は現在は南木曽駅ナギソエキと改名しています。

この交通変化が大平の全盛を招きました。鉄道のない伊那谷全域から、三留駅に至る道筋に物と人が集中したのです。

飯田・三留駅間は約40キロなので、健脚なら一日で越えられます。大平は昼食したりする茶屋宿として繁栄しました。

大平名物はシューシューイモ。小粒のじゃがいもに醤油をかけ、鍋で焼き絡めたものです。

大平では男衆は杣ソマと炭焼き。女衆は宿と畑作。檜笠つくりは老人の仕事。年間十万蓋という記録があります。ここの檜笠は円いのでマンジュウ笠と呼ばれました。