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映画・ビデオ解説
1987.02.14(映画)
1 スケバン刑事(すけばんでか)
- テレビ放映終了後の新作映画。3代目の風間三姉妹も友情出演してます。
- 「地獄城」と呼ばれる三晃学園は、全国の不良たちを集め、クーデター計画のための兵士に改造する要塞学校であった。特務機関を退任し平凡な高校生活に戻っていた麻宮サキ(ナンノちゃん)は、「地獄城」から脱出した和夫(坂上忍)と偶然知り合い、好意を持つようになるが、彼女の目の前で学園の追っ手に殺されてしまう。
- 暗黒指令(長門裕之)に支援を断られたサキはお京(相楽ハル子)、雪乃(吉沢秋絵)のメンバーに加え、三代目の風間ユイ(浅香唯)、和夫の親友の妹恵(小林亜也子)の5人の紅い戦士の手だけで生徒たちの救出に向かう決心をするのだった。
- 立ち回りシーンでナンノちゃんあまり振り替えを使わず好演してます。手刀を打ち込むときの黒髪の揺れ、キメのポーズと決めセリフ、何度観てもシビレルほど美しいです。(ルーズソックスに茶パツの麻宮サキだったらミットモナイでしょうね。)
- ナンノちゃんは数少ない目に力のある女優さんの一人だと思います。荒唐無稽なお話がグッと締まって見えるのは、少女たちの性格の設定がしっかりしている点と、殺陣がスピーディーな点につきます。ナンノちゃん初主演作品と思えないほど堂々としてます。
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1987.03.21(ビデオ)
2 メイキングオブ スケバン刑事
- 題名の通りメイキングです。
- 立ち回りの吹き替えをあまり使わないでアクションシーンをこなしたのは本人の希望だったんだそうです。擬斗担当は岡田勝です。
- これでサキとは永遠のお別れです…とナンノちゃんちょっと寂しそうです。「おばさん刑事」でもいいから復活してほしいです。「おばん鉄仮面伝説」???おばんは、かぶらなくても鉄仮面だったりして…。も、もちろんナンノちゃんは違いますです…。
- シリーズ3作のうちPartIIが、最も荒唐無稽な設定なのにもかかわらず、印象に残るのはもちろんナンノちゃんの魅力もあるけど、ナンパ話か下品な暴力ものばかりが氾濫するなかサキとお京の「硬派」振りが似合っていて小気味いいからでしょう。相楽ハル子さんも好きな女優さんの一人です。私、「さがら」と読めないうちにファンクラブ入ってましたから……。
- 「名門私立女子高校」でナンノちゃんが伊武雅刀 さんに叩かれるシーンありました?伊武雅刀 さんが、その時の仇をとられたと仰せでした。・・・ところで、ナンノちゃん今でも代紋の付いたヨーヨー持ってるのかなぁ。西脇さん取り戻さなかったけど…
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1987.12.12(映画)
3 はいからさんが通る(はいからさんがとおる)
- 大和和紀の同名漫画の映画化。アイドルラブコメ作品。
- 女学校を卒業した花村紅緒(ナンノちゃん)は行儀見習いのため旧華族の伊集院家に住み込むことになるが、一人息子の陸軍少尉伊集院忍(阿部寛)は両家が紅緒の生前より決めていた許嫁だった。反発しながらも次第に少尉に惹かれ素直に結婚を決意したとき、少尉にシベリヤへ出兵の命が下る。伊集院家に残り仕事をしながら少尉の帰りを待つ紅緒の元にやがて戦死の報が届く。
- 失意のうちに仕事先の編集長青江冬星(田中健)の求婚に応じた紅緒の結婚式の日、記憶喪失の記憶を取り戻した少尉が帰ってきた。
- 「はいからさん」と言うより「おてんばさん」です。ナンノちゃんの魅力を大正モダンの雰囲気の中に綺麗に撮っています。
- 途中少尉の死を知って髪をズッパリ切ります。このシーンを境にナンノちゃん陽気な少女役と、恋人を待つ大人の女の役を見事に演じ分けてます。日本映画の至宝となる日を予感させますね。
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リンク[ 勝手にキャスティング_はいからさんが通る ]
1988.08.06(映画)
5 菩提樹 リンデンバウム(ぼだいじゅ)
- 前作に続き大和和紀の同名漫画の映画化。
- 幼い頃、両親を交通事故で亡くした中原麻美(ナンノちゃん)は名も知れぬ人の援助で桐林医科大学に入学した。同じ大学の若き助教授早坂翼(神田正輝)に好意を持った麻美は自分の「足長おじさん」が彼だと知って恋心を抱くが、彼から両親の交通事故の加害者は自分であり謝罪のための援助だったと打ち明けられ、純愛は苦悩へと変わる。
- 前作までのコミックキャラクターと違い、等身大の女子大生をナンノちゃんが好演してます。
- 全体に話しの焦点がはっきりしません。竹本孝之の役、何で必要だったのでしょう?傷ついた麻美をいたわる訳でもなく、性格もねじれていて暴力さえふるいます。新しい恋を予感させる役としては失敗です。作品名の菩提樹と話の内容の関連もピンぼけです。
- 細かい心の機微を表現する演出らしいものも何もありません。ナンノちゃんを観るだけならメイキングの方がまとまってます。
- 主題歌の「あなたを愛したい」ヒットしましたよね。今でもこの曲を聴くとこの映画のシーン思い出します。ナンノちゃんの演技が作品を上回っていたのかなぁ。この曲好きなんですよ。
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1990.10.13(映画)
7 白い手(しろいて)
- 椎名誠の同名小説の映画化。
- 昭和30年代の悪ガキたちの夏から秋の出来事をゆったり綴った映画。ナンノちゃんは悪ガキ共から「サルメンカンジャ」とあだ名されてる女先生です。マサルと転校してきたばかりのおぼっちゃまの隆清は、通学途中の洋館の2階の窓の白い少女の手が気になって仕方がない。学校の課題で手紙を書くことになった二人はまだ顔も見たことのないその少女に手紙を書くことにする。
- 悪ガキ共がいたずらをした工事現場監督の市原(哀川翔)と「サルメンカンジャ」がつきあっていることを知った悪ガキ共は、酒場の女と市原がいちゃついてるところを目撃して「サルメンカンジャ」に新しい恋人を見つけてやろうと企みます。
- 子供たちが生き生きしていて気持ちがいいです。ナンノちゃんの先生役、当時の女先生が持っていた雰囲気をよく出しています。こんな綺麗な先生に私もビンタされてみたいっす。桜田淳子の母親役なかなかいいです。
- こういう作品は興行的に成功しないかもしれませんがいい映画です。「我が谷は緑なりき」の様な作品いっぱい作ってほしいですね。この作品で小川真由美さん助演女優賞とりました。
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リンク[ 白い手 ]
1990.12.22(映画)
8 ゴールドラッシュ(ごーるどらっしゅ)
- 「原宿を作った男」といわれる山崎真行をモデルにしたサクセスストーリー
- 北海道からでっかい夢を抱いて上京した村木(大友康平)は元銀行員の大沢(布施博)と共に原宿をロックの街にしようと店を出す。村ちゃんの店で歌った事がきっかけで無名のシンガー佐野川真美(ナンノちゃん)は、レコードデビューを果たしスターへの階段をかけ昇っていく。
- 原宿に若者が集まりだし一躍時代の寵児になった村ちゃんと真美は、想いながらもすれ違いが続く。過密なスケジュールに耐えられなくなった真美はコンサートをフケて、南の島へ行こうと村ちゃんに連絡してきた…
- ハウンドドッグの大友康平がぶっ飛んだ男を好演しています。ナンノちゃん超ショートカットで可愛いです。「グッバイマイラブ」「真夏の出来事」など歌っています。
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1991.08.24(映画)
9 福沢諭吉(ふくざわゆきち)
- 慶応義塾の創設者で壱万円札になったお方の話です。
- 豊前・中津藩氏の下級武士の福沢諭吉(柴田恭平)は家老の子息奥平(榎木孝明)の後ろ盾で蘭学を学び、塾を開く。横浜で米・英国の優れた文明に触れ、咸臨丸で米国を訪れたのち、蘭学を捨てて英語の教育に熱中する。技術の優秀性と共に民主主義の考え方などに触れた諭吉は門閥制度に変わる新しい日本を夢見るようになる。
- 時代は大政奉還と戊辰戦争の頃。慶應義塾開校の前日、上野の決戦に参加するため塾生たちが次々と退塾してゆく。「ペンは剣より強し」いつか戦争でではなく言論で時代を決する世の中になることを信じて、近づく砲火の中諭吉は開校の講義を行う。
- ナンノちゃんは塾生(仲村トオル)と恋仲になる花街の女を演じています。身分の差から一緒になれない悲しみと悲哀を切なく表現しています。恋する彼の前で、悪態を現し「これがあたいの正体さ。」とうそぶきながら、彼の去った後、声を出して泣き崩れるシーンは涙を誘います。吉永小百合ちゃんの「伊豆の踊り子」の港の別れのシーンを彷彿しました。
- 話し全体が身分制を通しての視点で描かれています。身分差の悲恋に泣くナンノちゃん、守るべき家柄のために自由に生きることができなかったと嘆く榎木孝明、武士の養子になることを百姓出身の自分には出世なのだと学問を捨てる勝野洋。
- 全てのエピソードが最後の福沢諭吉の「天は人の上に人を創らず、人の下に人を創らず。」の言葉に集約されて行きます。
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1992.05.30(映画)
10 寒椿(かんつばき)
- 宮尾登美子原作「寒椿」と「岩伍覚え書」をベースにしたオリジナル脚本。
- 女衒の富田岩伍(西田敏行)は博打狂いの父親のために売られてきた元バスガイド貞子(ナンノちゃん)を陽暉楼の一流芸妓牡丹に育て上げる。人気芸妓となった牡丹は、高知を二分する初の平民選挙の両候補者から身請け話を受けますが、次第に人気芸者を身請けすることが自己の勢力を世間に示す手段と化し、両陣営に取り入り暗躍するやくざ田村(萩原流行)の思惑に 牡丹の運命が翻弄されてゆきます。
- 選挙が終わり、用済みになった牡丹は名前ばかりの身請けをうけ、やくざに払い下げられ満州に売られることになってしまいます。身請けの実態を知った岩伍は怒りに燃え牡丹を助け、一人田村のところに乗り込むのでした。
- 頭の悪い侠客仁王山(高嶋政宏)に横恋慕されさらわれてしまい、半ば強引に体の関係を持ちますが筋の上からは二人の関係を純愛のままとしておいた方が、後の残酷な仕打ちの対比としてよかったと思えてなりません。
- 雪の日岩伍の部屋で熱い想いを言葉にしてしまう牡丹の気持ち切ないです。恋に心焦がす焦げた心の臭いが感じられるほど切ないです。一連の宮尾作品の中で「夜汽車」とこの「寒椿」に女性ファンが多いのも心焦がす想いがしっかり撮られているからでしょう。
- でも仁王山の恋も悲しい恋だったはず。そこまでさりげなく撮れていれば100点満点の映画です。
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1992.10.31(映画)
12 青春デンデケデケデケ(せいしゅんでんでけでけでけ)
- ナンノちゃんの出演順33番目です。
- 四国の田舎町に住む高校生がベンチャーズを聞いてエレキに目覚めバンドを結成します。
- 昭和40年代のノスタルジー・ロックンロール映画とでも言いましょうか。大林宣彦の甘酸っぱい思い入れふんだんです。
- 多くの有名俳優が次々出演しています。ナンノちゃんは歌謡ショーの宣伝カーの助手席に座っている女性です。セリフは全くありません。数カットだけの出演です。でも40代の人には懐かしい映画です。10代の人には時代劇でしょう。ロックに興味のない人でもたのしめますよ。
- ミナミの帝王の金子達也こと大森嘉之が寺の息子役で出ています。彼の存在がこの作品大きく支えています。途中、子供が「宇宙少年ソラン弾けないの?」って聞くシーンありますが、あの子供きっと当時の私です。
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1992.11.14(映画)
13 私を抱いてそしてキスして(わたしをだいて そしてきすして)
- 家田荘子のルポを原作にした映画。
- 平凡なOLの圭子(ナンノちゃん)は学生時代の元恋人からエイズを移されたことを知る。彼はすでに死の床にいた。発病の恐怖と、世間の偏見におびえ、ヤケになっていたとき偶然知り合ったサラリーマンの高野晶(赤井英和)と関係を結んでしまう。
- 圭子はヤケでではなく本当に彼を必要としていると気付いたとき彼に病気を打ち明けるが、晶は怒って彼女の元を去ってしまう。彼女を見守っていたルポライターの津島美幸(南果歩)は彼に患者の失意と絶望の多くは世間のいわれのない偏見からくると説く。
- 圭子に自分の子供が宿っていることを知った晶は、世間の偏見を乗り越え圭子と共に生きていく決心をする。
- 2作続けて薄幸のヒロイン役です。この映画のために7キロの減量をしました。赤井英和の演技は相変わらずぶっきらぼうで、ナンノちゃんの熱演を受け切れていません。が、主人公が自然に頼っていく相手役としては適役だったのでしょう。
- 原作はアメリカで1年間患者と生活を共にしたルポです。前作とこの作品でナンノちゃんは日本アカデミー賞主演女優賞を頂きました。ファンとしてはナンノちゃんの満身の笑顔も期待しているんですが……痛々しい役です。
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1993.08.21(映画)
14 ドライビング・ハイ!(どらいびんぐはい)
- 量産ツーリング・カーで行われるN1レースの話し。
- 過去にN1優勝経験がある薫(ナンノちゃん)は、一線を退いた後もドライビング・ハイ(運転ストレスにより放出される脳内物質(ドーパミン)がひきおこす快感、開放感)が忘れられず、兄のチームに復活を果たす。
- お話は恋人の取り合い?とか絡みますがよく覚えていません。3回ビデオ観ましたが全て途中で寝てしまいました。睡眠時間を削って観る方には不向きです。観客のドーパミン放出されず…。
- ナンノちゃんのレーサー結構いけてます。スケバン刑事でもそうですがナンノちゃん美形の割に硬派演じるのうまいですから。
- この手の映画で素晴らしかったのはSt.マックィンの「栄光のル・マン」でしょう。やたらにセリフの少ない映画だったと記憶してます。中島悟は一年に365回夜があると365回事故で死ぬ夢を見ていたと言っていました。
- エンジンの焼ける臭い、蒸せるような排気ガス、入れ墨のように指紋に染みついたオイル、ドライバーの孤独と恐怖、そういう物々何も感じません。せっかく女性ドライバーを主人公にしたのならその部分うまく表現できたはずです。薫が復活をかけた2戦目、カメラはスローモーションで「たこ焼き屋」などを熱心に撮しています…。意味不明です。
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1993.11.13(映画)
15 修羅場の人間学 (しゅらばのにんげんがく)
- 安藤組の末端準構成員の話。コミカルなやくざ映画。
- テンプラ学生の平吉(高嶋政伸)は氷屋のバイト先で、安藤組(原田芳雄)の森島(布施博)とGIの喧嘩に出くわす。森島の喧嘩に加勢して以来平吉は森島組の見習いとして働くようになる。
- 安酒場のホステスジュンコ(ナンノちゃん)といい仲になった平吉は結婚を決意するが、組の傷害事件の犯人の泥をかぶりジュンコと一緒に逃走することになった。
- 安藤昇のやくざ引退と役者転向は小さい頃の記憶にあります。当時の大人たちの反応は、自分だけうまく立ち回って、残した子分を路頭に迷わせた、と批判的でした。その印象がいまだに強く、安藤昇の礼賛映画生理的に嫌いです。
- ナンノちゃん安っぽい陽気な酒場の女をキンキン声で演じています。ナンノちゃんのいる酒場なら毎日行きたいっす。
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1994.10.01(映画)
16 東雲楼 女の乱 (しののめろうおんなのらん)
- 熊本の遊郭のお話。
- 志津(斉藤慶子)を不注意で傷物にしてしまった姉芸妓のつる(かたせ梨乃)が東雲楼の女将におさまったとき志津はお茶子頭として雇われる。東雲楼の旦那山岡(津川雅彦)が絹相場で失敗し一文無しになったときつるは東雲楼を担保にやくざの有藤(中尾彬)から金を借りてやる。志津が山岡の行き先を恋人の茂男(風間トオル)に洩らたことから、山岡の先回りをして相場でも儲けてやろうと企む有藤が知ることとなり、相場に失敗した山岡は自死する。
- 山岡の死を知って有藤の女照香(ナンノちゃん)が東雲楼に乗り込んでくるが、志津は女郎達を率いてと照香を追い出し、ご贔屓の大旦那衆に金策を頼む。しかし、山岡の死が志津の裏切りと気付いたつるは志津を縁切りして同様に自死する。
- 有藤のもとに訪れていた志津はつるの死を聞いて逆上し有藤を斬り殺し、逃走する。東雲楼には2代目女将照香の姿があった。
- 嫌みなやり手ばばあをナンノちゃんが熱演しています。眉を薄くして低音でドス効かせてしゃべってます。(そこがまた可愛いいんですけど…。)山岡が殺されたとき男より証文を心配して「私の物だー」と雨の中何度も叫びます。安っぽい淫売の雰囲気でてます。
- 話しは全て説明口調で進みます。筋はあってもドラマはありません。怒って、泣いて、笑って、怒って、泣いて、笑って、忙しいですが画面の中の感情いっこうに観客に伝わらず。山岡が殺されるほど悪いことしてません。志津にはそのまま東雲楼で働くことを許し路頭に迷わないようにしてあげるし、恋人の茂男には土方頭の人足小屋までたててやります。相場のやりとりは実力の問題です。
- 男より証文を気にしたナンノちゃんは東雲楼を手に入れ、旦那のために全てをなげうったつるは自害し、恋人に口を滑らせすがった志津は追われる身になります。恋より何より金、金、金、というお話か?
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1994.11.05(映画)
17 イルカに逢える日(いるかにあえるひ)
- 島発見400年。小笠原返還25年の記念映画。
- 人間とイルカのふれあいを絡めたラブストーリー。クリスマスに行われるエコロジー・シンポジュームとコンサートに参加するため小笠原を訪れた桂(小松千春)は、島で3人目に口をきいた男性と恋に落ちるという予言が気になっていた。3人目に話しをした相手はブッチ(松岡俊介)という無愛想な青年だった。
- 彼に海を案内されたとき、桂は溺れかけイルカに助けられる。ブッチは自分の不注意で友人の妹を海で亡くした心の傷から立ち直れないでいた。全ての行事が終わり別れの日、助けてくれた相手がイルカではなく彼だと気付いた桂は…。
- 桂の先輩が病気となり島の診療所にかつぎ込まれます。ここの先生が田中邦衛です。たまたま診療所を訪れていた娘がナンノちゃんです。田中邦衛と亡くなった母のこと話すシーン、見入ってしまいます。ちょっとスゴイです。
- ナンノちゃん父が女性と一緒に写っている写真を示します。田中邦衛驚いて水割りにむせます。ナンノちゃんこぼれた酒をふき田中邦衛の背中をさすって亡くなった母の話を始めます。次第に声がとぎれ涙がほほを伝います。田中邦衛に水割りをもらって気を取りなし、笑顔をつくってみせ「私も小笠原に住もうかな。」とセリフ。この間約2分。途中にワンカットもないロングショットで撮っています。この演技の集中力は半端ではありません。並の女優なら2回は途中カットが必要でしょう。私このシーン何度も繰り返し見ました。
見れば見るほど背中ゾクゾクするほどその演技の集中力のすさまじさに恐ろしさすら感じてしまいます。もう完全に脱帽いたしました。この2分間、ファンには必見の価値あり。
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1995.11.11(映画)
18 三たびの海峡(みたびのかいきょう)
- 原作は吉川英治文学新人賞を受賞した帚木蓬生の同名小説,1992年新潮社刊。
- 大戦中、韓国の慶尚北道から日本に強制連行された河時根(ハー・シグン)(李鐘浩、三國連太郎) は、九州の炭坑で過酷な労働を強いられた。炭坑から脱走し、同胞の朝鮮人に匿われた彼は、そこで戦争未亡人の千鶴(ナンノちゃん)と出会い恋に落ちる。
- 結婚した二人は戦後朝鮮半島に渡り、息子をもうけるが千鶴は手紙を残して息子とともに日本に帰ってしまう。残された彼は半世紀の間、がむしゃらに働き、実業家として成功を収めた。ある日、九州のボタ山が整備されると聞いた彼は、千鶴と息子への変わらぬ想いを胸に、三たび海峡を渡る決意をするのだった。
- 戦後日本映画初の韓国ロケ作品。韓国での試写は韓国政府の反対により中止された。
- 「−略− 演技,映像,音楽等,長く印象を残す映画でした.女優南野陽子の魅力もよく引き出されていたと思います.(衣装だけ見ても,ボタ山でのモンペ姿,海辺のラヴシーン(これは衣装とはいえませんネ),韓国での民族衣装姿...) パンフレットの佐藤忠男氏の解説にある「この映画は彼女の存在で一段と格調の高いロマンスになった」という評価にはまったく同感です.」(会員番号42907)さんから頂いた感想です。
- 他の映画解説書でも、とりわけナンノちゃんが、時代の波に翻弄される女の哀しみを絶妙に表現したと絶賛です。う〜ん、見てみたいっす!! 「海辺のラヴシーン(これは衣装とはいえませんネ)」って、衣装を着けていないと理解してよいのでしょうか…?? ますます見たかったりして……………………(チマチョゴリ姿ですよ)。
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1996.08.10(映画)
19 不法滞在(ふほうたいざい)
- 資格外労働外国人を取締る役人の話
- 出入国管理官の辰巳洋一(陣内孝則)は、偽造パスポートの捜査で北京夜総会の女主人淋光蘭(李丹)に出会う。辰巳は光蘭の男郭源明が偽造グループに関係していることをつきとめるがいつしか光蘭に特別な感情を持ち始める。
- 光蘭の手引きで郭の偽造工場を一斉手入れしたが証拠は見つからなかった。光蘭が郭に情報を漏らしていたのだ。光蘭は更に黒幕の周(石橋蓮司)の情報を得るためだったと告げるが、辰巳はその話を信じ切れないでいた。周が現れる日、郭のアジトに乗り込んだ辰巳が見たものは郭と周を撃ち殺した光蘭の姿だった。
- 陣内孝則の分かれた奥さん役がナンノちゃんです。亡くなった子供の墓の前で泣いてます。ナンノちゃんもそんな役やる年齢になったのかってつくづく感じてしまいました。出演はこのワンシーンだけです。
- お話は、ナンノちゃんの出番少なくて気がはいりません。最後の空港のシーンで警察に追われた光蘭が警察(古尾谷雅人)と辰巳の前で殺される。それを見届けて警察帰っていきます。???目の前で殺人が行われて犯人を追わない警察って何?話しのレベルこの程度で他に申すことなし。
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1997.07.02(映画)
20 必殺始末人(ひっさつしまつにん)
- ご存知必殺シリーズが帰ってきました。シリーズ第7弾!!
- 鳥籠売りの浪人山村只次郎(田原俊彦)は、刺客の過去を買われ、南町奉行与力白鳥右京(森次晃嗣)率いる始末人になる。
- 只次郎の最初の仕事は、商売敵の亀甲屋に火付けした井筒屋と賄賂でその悪事を見逃した北町奉行を始末することだった。全てが終わったとき亀甲屋に火を付けた人物が白鳥右京の手下であることがわかった。事件の裏の陰謀に気付いた始末人たちは……
- 中村主水亡き後、田原俊彦が腕の立つ浪人役です。主水の堅物に比べると女好きの設定で女優さんを使った作品期待できそうです。ナンノちゃんは、針を使った梅庵技を使います。ヨーヨーではありません…桜の代紋もありません…期待してました?
- 始末稼業のときナンノちゃんミニスカート(???)はいてます。かえって目立つと思うんですが…。サービスカットかな?
- お話は水戸黄門か寅さんのようにお決まりのワンパターンです。この世界に浸りたい人には最高でしょう。安心して観ていられますし筋に破綻がないように配慮されています。ワンパターンを逆手にとって観客の期待を裏切る作品も期待したいです。
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1997.03.15(映画)
21 実録 新宿の顔 第1部(じつろく じゅくのつら)
- 安藤昇の親友で新宿をなわばりとしていた愚連隊 加納貢のお話。
- 終戦後の新宿には働き口を無くした若者であふれていた。復員兵の加納貢(的場浩司)のもとには繁華街にたむろする若者が集まっていた。闇市の些細なもめ事を処理するうち、いつしか新宿の顔役になる。
- 新宿が活況を持つ繁華街になるうち、関東進出の機会を狙う関西やくざと縄張り抗争になります。
- ナンノちゃん戦災孤児で新宿のストリップ小屋で踊っています。脱がないダンサーです。加納貢と幼なじみで惚れてしまいます。
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1997.03.15(映画)
22 実録 新宿の顔 第2部(じつろく じゅくのつら)
- 話の内容前回と同じです。
- ナンノちゃんの想い加納貢に届きません。定職もなくチンピラ稼業を恥てか身を引いて酒場の女と生活を始めます。ストリッパーと酒場の女。チンピラだからって甲乙付けがたい相手だと思うんですが…。なんで身を引いたのか不明??
- 第1部で女学生吉村千恵(大寶智子)と恋仲になり、足を洗って豆腐屋になったホシケン(中村繁之)が、抗争に巻き込まれ殺されてしまいます。涙しながら「お父ちゃんは豆腐屋のホシケンだ。」とキッと加納貢をにらむ大寶智子の演技が光りました。
- 愚連隊とやくざだけが活気有りますが、世の人々のっそりしてます。抑圧からの開放感とか、新しい時代への不安とか時代の雰囲気伝わってきません。「昨日、新宿の裏通りで起こった出来事」と題名を変えても違和感有りません。
- 善人顔のチンピラでなく、世間とかけ離れた痛快なアウトローの生様を見せて欲しかったですね。
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1997.07.02(ビデオ)
23 必殺始末人II乱れ咲く女役者の夢舞台
- 「今の世の中始末が悪い。あちらこちらで不始末ばかり。誰がするのか後始末。」始末人シリーズ第2弾
- かもめ(ナンノちゃん)の働く芝居小屋の娘役者「楓・お京・玉菊」の3人が半年の間に次々と死ぬ。風間座の小屋主丈太郎(原田大二郎)はリュウ(俊藤光利)の幼なじみの飴売り娘美栗(赤坂七恵)に役者になるよう勧誘する。
- 人気娘役者の蝶花(若林しほ)は、只次郎(田原俊彦)に近づき丈太郎を殺してくれと頼む。が逆に蝶花の動きに怪しいものを感じたおとら(樹木希林)は、蝶花を調べさせる。そこには娘役者を慰みのもにする旗本と結びついた蝶花の姿があった。
- リュウとかもめが助けに向かったときすでに美栗は殺されており、丈太郎は蝶花の悪事に気付き自ら小屋に火を放ち只次郎の腕の中で全ての幕引きを頼み息絶える。始末人達は丈太郎と美栗の恨みを背負い闇に消えて行った。
- ナンノちゃんの桃割れ髪 似合ってます。着物も様になってます。蝶花の故郷で男衆におそわれ、「その前に、モノ見せてもらうよ。私も満足したいからね。」などと超下品な要求をします。で、どうなったかって?観てのお楽しみ…。
- 「私を抱きたいなら、命がけでやんな。」とタンカ切ります。ナンノちゃんに針刺されて始末された〜いです。
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1997(ビデオ)
24 必殺始末人III地獄に散った花びら二枚
- シリーズ最終話。遠藤久美子ちゃんがゲストです。
- 黒石藩の八重姫(遠藤久美子)は、能楽笛方の家元岡村麻之助(田原俊彦:二役)と駆け落ちの途中、何者かにおそわれる。姫は難を逃れるが、傷ついた岡村はリュウ(俊藤光利)とかもめ(ナンノちゃん)に救われる。只次郎(田原俊彦)に似た岡村をかもめは献身的に看病するが、留守の隙に殺されてしまう。黒石藩の家老横山(平泉成)は八重姫の駆け落ちを利用して藩主の姪の雪姫(竹内るみ子)を跡取りとし藩の実権を握ろうとしていた。
- 横山は仕官を望む浪人石川(三浦浩一)と八重姫を逃がしたその妻お初(水島かおり)を犠牲にし、万難を排して迎えた雪姫婚礼の前夜、黒田藩邸に八重姫が現れた。部下の乱心を装い八重姫を殺してしまおうとする横山だったが、邸内の暗闇に始末人達の目が光っていた。
- 只次郎は女郎屋に隠れていた八重姫を助け出すとナンノちゃんを置き去りにしてさっさと逃げてしまいます。四方の部屋から女郎達のあえぎ声がひびくなかナンノちゃんオロオロしてます。可愛いですよ。見て下さいね。
- ナンノちゃん必殺技の前に針を唇に横に通して唾液で濡らします。このシ−ンに私ぞくぞくしちゃいます。他の人には何でもないシーンでしょうが、ぞくぞくしちゃうんです。あの針でチクチクしてほし〜い。針になりた〜い。私、アホです。
- 只次郎と横山の殺陣、屋敷の部屋を横に移動します。それぞれの部屋の屏風、金色だったり真っ青だったり原色の使い方見事です。大名屋敷で暴れてしまった始末人は御触書が出て江戸を追われます。街道の分かれ道で只次郎はかもめと違う道選びます。でもかもめは只次郎の後追っちゃうんですね。ナンノちゃんの只次郎を見つめる目、密かに恋する女の目。役者です。
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1998.06.13(映画)
25 ジューンブライド 6月19日の花嫁(じゅーんぶらいと6がつ19にちのはなよめ)
- 乃南アサ原作の同名小説の映画化
- 6月12日の事故で記憶をなくした池野千尋(富田靖子)は、事故現場から助けてくれた前田一行(椎名桔平)の援助を受け、自分の名前と6月19日に結婚するという記憶を頼りに自分の過去探しを始めます。彼女の見つけた過去には、更に記憶をなくした過去を持つ自分がいた。千尋は3回記憶をなくし、4つの人生と3人の恋人がいたのだった。
- 記憶を取り戻し生涯を誓った相手と再会も果たした時千尋は自分が命を狙われてることに気付く。まだ、自分の知らない過去があるのか?
- ナンノちゃんは、そのミステリアスな最後の過去に関わるキーパーソンです。
- ミステリーの話に奥行きがなく唐突な感じを受ける不満もありますが、ロマンチックでおしゃれなミステリーに仕上がっています。ナンノちゃんは、撮影中体調が優れなかったときもあったとか。嫉妬に狂ったアダルトな女性を演じています。打ち上げでは、大森監督の要望に応えて松蔭高校の制服を着て行ったんだって。ちょっと驚き…。
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1998.12.19(映画)
26 大いなる完−ぼんの−(おおいなるかん−ぼんの−)
- 本宮ひろ志原作の同名コミックの映画化
- 貧しい小作の家に生まれた鉄馬完(的場浩司)は、地主の石倉新太郎(哀川翔)の乗る馬に妹が蹴り殺されたことに腹を立て石倉の妹石倉高子(ナンノちゃん)を強姦する。高子は「完を殺して自分も死ぬ」と完を狙うが、完はそんな気丈な高子を本気で惚れる。石倉の命令でやくざの竜川(大和武士)に命を狙われた完であったが、竜川の機転で生き延びる。
- 完は遊郭で政商の北野(宇崎竜童)と知り合い女郎のキヨ(大塚寧々)に借りた金を元手に事業家として財をなし、地主となって高子に会いに行くが高子は既に結婚し幼い子供もいた。目標を見失った完に招集令状が届いたとき完は総ての土地を小作人達に無償で分け与え出兵する。
- 復員した完は戦争未亡人になった高子に会いに行くが拒否され石倉が国会議員であることを知る。完は石倉に対抗して出馬するが圧倒的な石倉の地盤の都市部を崩せず、地を這うように農村部の票を集めて初当選を果たす。
- 政党間の争いから石倉の策略で完は収賄容疑で逮捕される。総てが虚しくなり拘置所で朽ちていた完は、面会に訪れた高子の口から「あの子の父親としてもう一遍、戦って下さい。」と意外な言葉を聞くのであった…。
- ナンノちゃんの役、とってもいいでしゅ。冒頭の強姦シーンはセーラー服姿ですが全然違和感なく演じていらっしゃいました。
- 最後のイメージシーンでナンノちゃんが裸足で田圃に入り泥と戯れるところは幻想的で感動します。もっと高子と完のドラマをじっくり見せて欲しかったですね。ナンノちゃんの高子役、見る価値ありですよ!
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2000.11.05(短編映画)
29 駅に住みよし(えきにすみよし)
- 南野ファミリ−、両親、弟。同じマンションに住む3世帯の心暖まる生活シ−ンを覗いて見ませんか?
- 舞台は、JR神戸線「住吉」駅前にある新築マンション。南野陽子が演じる北野陽子は、夫と娘の3人で幸せに暮らす元気はつらつとした主婦。朝、娘を近くの幼稚園まで歩いて見送った後、三ノ宮へ通勤時間に充分ゆとりのある夫と優雅な朝食を楽しむ毎日です。同じマンションの最上階には、夫の両親、階下の1LDKには、六甲アイランドに勤める弟が住み、それぞれが快適なマンションライフをエンジョイしています。
- そして結婚記念日を迎えた今日、三ノ宮で久しぶりの国際会館のクラッシックコンサ−トを約束。娘を両親にあずけ、夜7時の待ち合わせ前にハ−バ−ランドでショッピング、と余裕のスケジュ−ルで出掛けようとしますが、あれこれ用事が発生。なかなか出掛けられず時間が刻々と迫り、いつも笑顔の南野に少々あせりの色がみえハラハラドキドキ。さて結末は
- 「住吉」を舞台に繰り広げられるス−パ−・マンションム−ビ−
- 大森監督さんのコメントです。
- 阪神大震災から5年以上の歳月がたった。その多くの経験と学習の上で、そろそろもう一度マンションの快適な生活について語り始めてもいい頃ではないだろうか。海と山のある阪神間の新しい夢のマンションの映像化に、10代をこの地にで過ごした南野ようこさんや私の仲間が集まってくれた。いささかできすぎた甘い夢と言われるかもしれないが、これは、私たちのささやかな「願い」なのである。
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随時更新していきます。誤記などお気付きの点はご連絡ください。また覗いてね
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