あまりにも変化の必要ない世界がある...エンヤのニューアルバム「AMARANTINE
/ アマランタイン」
エンヤの楽曲において、シングルカットされる曲はキャッチーで、オンエア時はヘビーロテーションとなるであろうが、、素直な感想を言えば、曲がまとまったアルバムの形体以外に個別の楽曲云々にはあまり重要な意味は無いと思っている。
筆者がエンヤの音楽を初めて聴いたのは、今を遡る事16年前になる。当時レコーディングに興味を持つ、マセたミュージシャン志望のクソガキだった筆者は業界御用達の雑誌、サウンドレコーディングマガジンのインタビューの記事で知ったのであった。多重録音(何となく既に懐かしい響きである)を駆使して録音され、アイリッシュテイストを濃厚に感じさせる非常に余韻の深いサウンドは衝撃的だった...変化の必然性は?そんなエンヤの5年ぶりのアルバム「AMARANTINE
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アマランタイン」がリリースされた模様。早速入手してみたが、最初に結論から言えば、正しく古典や伝統芸能のような世界。ようするに、確立したスタイルに忠実で意識して変化を感じさせない音作りなのだ。エンヤの楽曲において、シングルカットされる曲はキャッチーであり、オンエア時等ははヘビーロテーションとなるであろうが、、素直な感想を言えば、曲がまとまったアルバムの形体以外に個別の楽曲云々という事にはあまり重要な意味は無いと思っている。エンヤの音楽は楽曲的には結構シンプルな曲調の物が多い。ハーモニーも意外とシンプルだ。少々宗教ライクなハーモ−にも随所に現れる。そのシンプルさ故に彼女のサウンドエフェクティブな多重コーラスが独特の厚みのある世界観が巧く機能するのであろう。だからエンヤが録音したこの状態以外にエンヤの楽曲は美味く機能しそうにない。正しく職人芸の様な、他の誰かが真似しても仕方ない世界観なのである。唯一無比の料理法でしかさばけない物がエンヤだと思う。何故こんなに売れ続けるのか?前回のアルバムが出た頃から聴かれるようになった、ヒーリングだの、癒し系だのという、その時代のキャッチに乗ってエンヤの音楽はたくさんのリスナーの耳に触れ、セールスを積み上げて行くのだろう。今回もそうなると私は確信を持って言い切りたい。このように書いて行くと少々皮肉っぽいと言うか、否定的に聞こえるかもしれないが決して悪い意味ではない。”あまりにも変化の必要ない世界がある”という事を書きたかっただけなのだ。これから数ヶ月、下手すると数年間このアルバムが当編集部のB&O製オーディオから流れ続ける事になろう。そうなる理由を探してみてもやはり、”心地良い”等という使い古しの言葉しか思いつかない自分がいる。でもそれが心地いいのだ。ps.B&Oのオーディオで聴く場合、BeoLab8000
で聴くと非常に耳に優しく広がりのある空間が目の前に現れる。お持ちの方は是非聴いてみて頂きたい。
Posted: 火 - 12 月 6, 2005 at 10:24 午後
あまりにも変化の必要ない世界がある...エンヤのニューアルバム「AMARANTINE
/ アマランタイン」
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