iTunes Music Store
Japanの楽曲を検証。
iTunes Music
Storeの楽曲を一曲買ってみた。普段あらゆる機器で聞いているRoxyMusicの名曲Avalonである。使い易さと品揃えだけが取沙汰される事の多いこのサービス、音はどうなんだ?
先日、日本においても遂にアップル社の音楽配信サービスである、iTunesMusicStoreJapan(アイチューンズ・ミュージックストア・ジャパン)がスタートしたが、ここで取り扱う楽曲の質という観点について、オーディオファンの立場から少し検証してみたい。
このサービスにおいて、楽曲はAACのフォーマットで128Kのビットレートで配信されている。著作権保護は米国等同様にFairPlayというDRMが利用されている。「AACは圧縮効率と音質がMP3よりいい」というApple社の主張であるが、自社サービスで提供している音のレヴェルは一体どれほどのものか少し試してみたい。
試しに70年代ロック好きの筆者が普段あらゆる音楽再生機器で楽しんでいる、RoxyMusicの名曲「Avalon」をダウンロード購入して聞いてみた。
今回のテストは、あらかじめMp3フォーマットで同じ楽曲を用意しておき、AAC/MP3を交互に数回聴くというスタイルで行ったが、通常、MP3のフォーマットを用いて音楽を聴いている耳にとって、128Kというビットレートで考えた場合は、音に適度なメリハリがあって非常に解り易い。
もう少しピーキーな音なのではと想像していたのだが、意外な事に、これが結構いい!。飲み口の良いワインの様な輪郭の音質とでも言うべきか、そつなくて、ボディもそこそこある、良い意味で万人受けする音質が提供されている。
少なくともこの曲についてはアップルのAACのメリット云々という主張に同意したい。※
ただし、オーディオ好きの立場からすると、やはり、この128kのビットレートは根本的に、いささか物足りない場合があるようにも思える。この楽曲以外にも幾つか買ってみたが、CDと比較した場合は明らかに歪みっぽい楽曲もある。これはitms専用の楽曲以外について(殆どが)はおそらくただ単にCDからリッピングしたからではないだろうか。
この点に関し、今後はもう少し高いビットレートで配信し、そして出来れば専用にマスタリング等もして頂ければ、圧縮音楽はもっと良質なものになるように思える。
※この音質という要素に関して、はたして、この楽曲は、ただ単にiTunesを使ってAACにエンコードされただけなのだろうか。細かな調整をしているのか、これについては追跡調査を行いたい。
もう一つ不満として、2005年8月現在の楽曲の品揃えは、アメリカでのスタートから遅れる事2年以上かかったにしては、ソニー系の楽曲が欠けていたり、イマイチ品揃えにかけると思えなくもない。これについて今後のカタログの充実に期待したいと思う。
総括すると、オーディオファンという立場からすれば若干物足りない要素もあるが、このサービスはアップルが練りに練ったコンセプトと製品開発、企画力の賜物であり、音楽を聴くライフスタイルを大きく買えたスゴい製品だと、ただただ関心するしかない。
筆者愛用のBeoSound2では購入した楽曲を直接利用出来ないのが残念だが、この手のサービスの中ではダントツの使い易さと、一曲150円〜200円で、アルバムは1500円〜という価格設定は間違いなく適正価格であり、称賛に値すると思う。全曲、曲の一部が視聴出来るのは素晴らしい事だ。付加価値ではあるが、CDに焼いたりも出来る事などは非常に寛容な仕様であるとおもう。
実際のCD販売店舗では、逆立ちしても出来そうにない全曲試聴の仕組みなど、iTMSが音楽配信というカテゴリーで、かつて書籍販売において革命を起こしたAmazon.comの様な強力な存在へと確かな一歩を踏み出したと思える。(既に欧米ではそうなっている)
今後の発展とオープンなプラットフォームになって行くように願いたい。
これはiPodを遅ればせながら購入する動機になりつつある。こんなに便利に音楽が買えるなんて...
今までiPodを持っていなかった人にとって、iTunesMusicStoreJapanの存在は明らかに大きな後押しとなるであろう。このサービスのためにiPodひとつ買っても良いか?と思わせる様なパワーを持った商材である。
うん..中々いいサービスだ!
Posted: 月 - 8 月 22, 2005 at 04:26 午後
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Japanの楽曲を検証。
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