アート・オブ・ノイズ、「ドビュッシーの誘惑〜」(YoichiTakagiリコメンド)
80年代初頭に一世を風靡し、近年もSealやトム・ジョーンズ、さらには下世話だが、Tatooもプロデュースしている、イギリスミュージック界の裏の巨人であるトレバー・ホーンが自ら参加しプロデュースするユニットの、アートオブノイズが久々に出したアルバムである。
何を今更という人もいるだろうが、記念すべき第一回のYoichiTakagiのリコメンドは、1999年の作品(もう5年も前か・・・)アート・オブ・ノイズの「The Seduction of Claude
Debussy〜ドビュッシーの誘惑〜
」である。80年代初頭に一世を風靡し、近年もSealやトム・ジョーンズ、さらには下世話だが、Tatooもプロデュースしている、イギリスミュージック界の裏の巨人であるトレバー・ホーンが自ら参加しプロデュースするユニットの、アートオブノイズが久々に出したアルバムである。基本的にはトレバーホーンとアン・ダドリーというオリジナルメンバーで制作され、10ccのロル・クレームも参加していたりする。タイトルからも解るように、近代フランスの作曲家であるドビュッシーへのオマージュ的な内容で、サンプリングでドビュッシーの曲のフレーズが所々にちりばめられていたりするのだが、ドビュッシーをこんなにもカッコ良くドラムンベースのリズムに載せた楽曲はかつてないだろうと思う。「ピアノのために」のフレーズが深々とまとわりついたリバーブの余韻とともに、連呼され、このアルバムの中で、数多く登場するのも印象的である。普段、我々が耳にする機会が少ないであろう、ドビュッシーの歌曲からのコラージュや、小学校等でも鑑賞する「牧神の午後」、交響詩「海」等のフレーズが現れては消え、枚挙には暇がない状態となっている。このアルバムはサウンドの斬新さも印象的で、音楽制作的な観点、そして純粋な音楽ファンとしても奥行きが深い作品である。強いていうなら、そつなくまとめあげ過ぎといえなくもないのだが・・・。この点に付いては百戦錬磨のプロデュース/スタジオワークの経験がそうさせてしまったのかもしれない。このアルバムはちょっと変わった物を求める、クラシックファンにもお勧め。クラブに通っている若い人たち、そして80年代の音楽とともに育った世代にも久々の刺激になるのでは?。
YoichiTakagiDriveMusic
Posted: 水 - 1 月 19, 2005 at 10:42 午後
アート・オブ・ノイズ、「ドビュッシーの誘惑〜」(YoichiTakagiリコメンド)
Trackback URL for this entry : http://haloscan.com/tb/yoichirot/E1097711637