A4 Avant 上質なハンドリングの魅力(2.0NA)


走りを大切にし、特に高速走行を重視したドイツ車なのでこそくスポーツ走行時の良さは当たり前といえば当たり前かもしれないが、同時に市街地での低速走行においても十分にプレミアムなハンドリングを感じ取る事が出来る。

4WDのクワトロを知らなければ、このFFモデルは最高の都市生活ツールである。
アウディといえばクワトロというのはまず一般的認識として正しい。ただし、都市生活者にとってFFモデルは侮れないお買い得な選択肢なのだ。

動力性能の荷関連した、特定のセグメントにおいて、例えば、雨の高速を法定速度を軽く上回るレベルで走行した時等はクワトロシステムのフルタイム4WDによる絶対的安定性の恩恵を受けるであろうが、都市部では全くと言っても遜色がないと思う。

暴風雨や降雪など相当路面状況における悪条件が重ならないと、クワトロシステムの持つ安定性の真の恩恵に預かる事は少ないだろう。
言い返すとA4のFFモデルは実は相当にハードとしての完成度が高かったという事の裏返しである。

走りにおいても、クワトロ同様の縦置きエンジンをフロントオーバーハングにマウントし、トラクションを稼ぐ。フロントヘビーは正しいといわんばかりの確信犯的レイアウト。
坂道でも1.5トンを軽くオーバーする車重の車をマルチトロニックとの組み合わせで、決して”速い”とは言わないまでも無理無く加速させてくれる。
但しある程度急な坂道発進にはエンジン回転がちょっと不自然に高まる。

FFの癖ほぼ無し
数ヶ月感毎日使用してみて、トルクステアや/アンダーステアを感じた事は無い。130馬力しか無い出力という事を加味して考えても、言われなければFFカーとはとても思えない。
縦置きエンジンと左右対称のトランスアクスルの成果故、ハンドルを切りながら急加速しても振動が手に伝わったり、ステアリングフィールの急激な変化は皆無。 

山道を攻めるとき等、緩やかにカーブが連続する場面や、ワインディングロードではプレミアムセグメントのステーションワゴンとしては非常に高い旋回性能を発揮する。
ミッションをSモードかマニュアルモードにして積極的にエンジン回転数をコントロールしながら走ると、この車は決して遅くない事が解る。数値以上のパワー感を感じる。

特にコーナーの脱出速度は前輪に十分なトラクションがかかるので速くて安定している。
勿論、排気量/パワーの大きい上位モデルに比べると絶対的な加速感などは無いが、ロールの押さえ方を始めとしてクルマの挙動が殆ど隅々まで安定している故に安心して攻め続けられる気がする。
結構楽しい。この手の車で。。て言うヒトもいるかも知れないけど、悪くない。

マニュアルモードで引っ張った場合、5バルブのエンジンはBMWやアルファロメのような個性は無いものの振動もなくふけ上がりがよくストレスフリーで回り切る。これは燃費重視のDレンジではおそらく体験出来ない。


走りを大切にし、特に高速走行を重視したドイツ車なのでこそくスポーツ走行時の良さは当たり前といえば当たり前かもしれないが、同時に市街地での低速走行においても十分にプレミアムなハンドリングを感じ取る事が出来る。
BMWやメルセデスもそうだが近年のガイシャは市街地走行時の乗り心地も相当に良くなっている。と感じる瞬間である。チョイ乗りでも気持良い車になっているのだ。

しなやかな足回りは完熟?
以前に乗ったA4 2.0よりもサスペンションのセッティングが明らかに変更され洗練されているのも実感出来る。低速時高速時を問わず、よりしなやかに道路の段差等のショックをいなしてくれる。
話によると上位モデルのA6やS4のパーツも流用され、(当然セッティングは変更されている)これもモデル末期に近づいた贅沢な改良点とも言えると思う。
エンジンパワーは同じだが車の性能としたら明らかに先代のA4よりも足回りは進化したと思う。熟成感が高まっているのは間違いないところ。

パワーアシストは絶妙
パワーアシストされたステアリングはきめ細かく、ハンドルを切る事にうっすらと喜びを感じる事の出来るタッチ。
運転中、速度感応式のステアリングは適度な手応えを伝えてくれるがあくまでもスムーズで軽いのが基本。

ゆっくりとハンドルを切って車を動かすだけで上質さが伝わって来るのである。
A4に装備されたサーボトロニックと呼ばれる速度感応式パワーステアリングのしつらえ方は非常にいい具合に完成されている。
絶妙と言っていいのではないだろうか。

最近A4にはエントリーモデルとして、このサーボトロニックやキセノンをオプションにして販売価格を抑えた、”アトラクション”なるグレードが出現したが、
私はこの軽く正確なステアリングフィールこそ特筆すべき点であると思っているので正直あまり薦めたくない。

これは余計な演出を排して、基本性能向上に努めて来たアウディの車造りの財産である。基本技術が良かったからこそ近年のデザインも含めた成長/進化へと繋がったのではないか?

ここら辺は、技術による前進というスローガンを掲げるアウディらしさを感じる部分でもある。
都内メインで乗るならFFのAUDIは最高にオススメである。

上質なハンドリングと洒落たデザインの両立がだんだん身に付いて来たんじゃない?アウディ

Posted: 金 - 7 月 7, 2006 at 03:22 午後          

A4 Avant 上質なハンドリングの魅力(2.0NA)
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