A4 Avant
2.0こそ都市生活に最適なアウディ。
他のグレード例えばクアトロの絶対的安定感は魅力的だが、都市生活において、日常の足としての車と、アウディを所有する満足感のバランスが一番とれているように思う。
フェイスリフトしたアウディを先日テストしたが、今回はそのA4のステーションワゴンであるA4Avantを試してみた。
アウディはこのアヴァントの人気が非常に高いが、乗り心地や、使い勝手はどんな物だろうか?
インパネ回りはセダンと共通。アルミを多用したデザインはご存知のように現代の各国の自動車産業に大きな影響を与えた事は紛れもない事実でないだろうか。質感は高いが、少々機能的で保守的なデザインだ。その代わりに飽きはこないだろう。
ベーシックグレードでも質感十分。
今回のテストカーのシートはクロス素材の物を装備したベーシックグレードだが、これが非常によく出来ている。
座り心地が以前の物よりも深め。素材そのものも上質。アウディの場合、国産車等にありがちな廉価グレード用のしょぼさが全く感じられない所も良い。裏を返せば上位車種での高級感のメリハリが付けにくいとも言える。
最初から装備されている社則感の牛木のパワーステアリングのサーボトロニックもデパートやスーパー等の狭く切り返しの必要な駐車場においては便利至極。
片手でスムーズにハンドルが回せたりする。操作が軽くても、適切なパワーアシスト故に路面から必要な手応えはきちんと伝わる。
荷室の実用性
サスペンション等の張り出しの全くない、フラット且つスクエアなカーゴスペースはいざという時には大変便利であろう。やはり荷物の出し入れが楽だ。買物袋の様な些細な物でも、意外とこのような形状の荷室は便利であった。道具としての使い勝手は完璧に近い。
ワインの箱買いが楽になる事は間違いないだろう。
リアビューが素敵!
斜め後ろからのビューは中々魅力的。セダンと比べると、荷物を積まなくてもスタイルとしてのワゴンを楽しんでも良い様な気がしてくるから不思議だ。
このクラスのステーションワゴンはヨーロッパでは、非常に需要が高まっているらしく、どのメーカーもこのタイプのボディを開発しているが、アウディA4AvantはAlfa156SportsWagon,ジャガーX-typeエステートと並んで、美しいワゴンだと思う。
今回見た目の話ばかりになってしまったが、動力性能に関しては、元々それ程パワフルとはいえない仕様に加えて、セダンと比較して約50キロ重量が増加しているので、それなりではある。ただし、乗り比べてもワゴンらしい悪癖は感じられない。
例えば、荷物が何も積まれていなくてもバランスが良い。改良されたサスペンションの恩恵か、フラットライド感はもしかするとセダンよりも高いかもしれない等と思う。
ある程度速度が出てくると、アルミ製のルーフレールが装着されているために、セダンより走行条件によっては風斬り音を感じるが、これは造形美故の特性だ。
全長やホイールベース等が変わらないためセダンと同じ感覚なのも非常に気持よいポイントだ。
トータルな完成度
走行に関しては、ペダルを踏んで走り出すとすぐに、ドイツ的世界観が楽しめる。ずっしりと重厚な出足と、以前よりもしなやかな足回り、CVTの制御の洗練によりトータルな完成度感が高まったと思う。
特に以前のモデルで感じた交差点右折時等において、アクセルを踏み込んだ割には速度が乗ってこないという出足の鈍さ感が少し解消されたと思う。(絶対的にはアンダーパワーだが。)
オマケでオーディオの事
アルファに搭載されているBOSEサウンドシステムになれた筆者の耳から見て、この標準装備のアウディの車載オーディオのレベルは意外と高かった。予想していたラジオヴォイス風の音質ではなく、しっかりとオーディオしていたから。
最初全く相手にもしていなかったのだが、普段聴いているCDを再生してみると、メリハリの付け方、低域の再生感も悪くはない。
カタログを見てみると10スピーカーでウーハーも装備していた。良い意味で期待を裏切ってくれたのだ。
メーカーオプションでBOSEサウンドシステムも選択出来るようだが、この音質ならこのままでも全然良いと思う。
むしろBOSEは割高である。
※予想に反して心地良かったオーディオを聴いたら、途端にオプションのオーディオコントロールスイッチ付きのステアリングが欲しくなった。これは絶対に便利なのだ。
熟成した今は買いである
2000年の登場以来モデル末期に近づいた今が正に熟成期であるという事を感じずにはいられない。それくらい素晴らしい。
今回珍しく、自分が購入してAvantのある生活が想像出来た。サーフィンでもやってみようかとかなどと、あまりに合わない幻想等も抱かせたりする。それぐらい魅力的で美しいステーションワゴンだった。
アウディはクールな印象だったが、フェイスリフトで少々扇情的なルックスを備えた。新しいアウディのブランドアイデンティティのシングルフレームグリルからボンネットへ流れて行くV字ラインは美しい。
このモデル、長く乗れそうな車である。
他のグレード例えばクアトロの絶対的安定感は魅力的だが、都市生活において、日常の足としての車と、アウディを所有する満足感のバランスが一番とれているように思う。FFでスタビリティ不足を感じる瞬間が私には殆どないと思う。むしろ軽い分燃費にも還元されるだろう。
私はA4
Avant
2.0こそ都市生活に最適なアウディだと確信した。
Posted: 金 - 1 月 6, 2006 at 01:12 午後
A4 Avant
2.0こそ都市生活に最適なアウディ。
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