セレスピードの問題点、クラッチトラブル発生の兆しが...


筆者がAlfaRomo147に乗って2年も経っていないが、生活の足として機能しているこの車、走行距離が1万4千に達しようとしている。
ドイツ車経験のある筆者にとってこの数字はさしたる数字でないと思っていたが、貴族趣味の面影を残すイタリア車であるアルファロメオにはそれなりに手入れが必要な距離に達して来たようだ。その問題はミッション回りに現れたようだ。

最近、愛用のアルファ147は、エンジンオイルを交換して、エンジンそのものはアイドリングがほんの少し低くなったり、高回転域での伸びも好転したが、少し気になる症状が現れた。

それは、1速発進時にあらわれた。この症状は、路面状況や、気温湿度などの環境にもよるのだが、まるで、超初心者による、ラフなクラッチワークで使い込まれた、自動車教習所のマニュアル車教習中の様な、「ガタガガ〜」というミッションから来る不快な振動がキャビンを揺らすようになったのだ。

セレスピードというシステムは2ペダルではあるが、実際のミッション部分はマニュアルミッションを搭載し、油圧でクラッチ操作を自動的に行うシステムである。クリープのあるオートマ車とは根本的に仕組みが違う。
当然、構造的にはマニュアル車と同じクラッチ板が存在する。
今回の件では、購入当初から気になっていた、セレスピードモデルのクラッチの耐久性という懸念について、「思ったより早かったな」と
筆者に思わせた事は、偽らざる事実であろう。

普段の筆者の乗り方といえば、主に都内の低速走行。ストップアンドゴーを繰り返す走行はゼロ発進が多く、環七、山手通り、246等の都内でも名だたる渋滞ポイントを多く走行している。

その、都内での渋滞走行時に、アルファ147/156等に装備された、CITYモードなる、オートマチックモードは非常に便利だが、渋滞ポイントで良くありがちな、”ノロノロと前の車が少し進んだらそれを同じように追いかける”様な走行は常に半クラッチで車を走らせる様な事になり、結果的にクラッチの摩耗が大きいという訳だ。

坂道での渋滞でのノロノロ運転もクラッチには厳しいのであろう。坂道ではなるべくサイドブレーキを引いて、必要以上に半クラッチ状態を作り出さないように心がけた方が良いらしい。

恐らく、この振動問題の解決策としては、摩耗したクラッチのいわゆる”アソビ”を調整すれば大丈夫だとは思うが、実際に整備に出してみないと判らないのも事実だ。

セレスピードシステムの美点としては、通常のAT等よりダイレクトなシフトチェンジのフィールが得られるのだが、操縦者のアクセルワークが乱暴だったり、大雑把だったり、もしくは根本的に2ペダルの免許しか持たない、MT車の操縦経験の無い人にこのシステムを勧めるのは少々安易すぎると思う。まあ、メンテナンスを小豆にさえやれば問題ないのであろうが

アルファロメオに搭載されている、楽しいセミオートマチックトランスミッションである”セレスピード”を搭載した車を買う際には、このような特性がある事を理解しておくべきであろう。それさえ頭に入れておけば、楽しいアルファライフが待っているのも事実だ。
今後登場するアルファ156の後継車種の159にも当然ながら進化したセレスピードシステムが搭載されるのであろうが、これがアルファの考えるスポーティさなのであろう。事実楽しいのである。

Posted: 月 - 11 月 7, 2005 at 11:25 午後          

セレスピードの問題点、クラッチトラブル発生の兆しが...
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