目黒川の赤い橋の謎
美しい朱色の小さな橋。でも、よく考えると、車もバイクも通れない、こんな使いにくい橋が何故建造されたのか?
サクラの名所でもある、目黒川。西郷山公園からも程近いこの流れに、大橋〜西郷山下までの間に、何とも美しい赤い色の橋が存在する。
場所は、目黒区青葉台3丁目。山手通りと目黒川が交差する場所から西郷山下に向かって上流から下流の方向へ200mも歩かない様な場所にある。
橋の欄干を見てみると「中の橋」とある。
この橋は、自動車やバイク等は通行出来ない歩行者専用となっている。そして、この辺の橋の中ではひと際目立つ、小さいが風情のある、朱色の橋なのだ。
実はこの橋、数々のドラマのロケ地としても番組中に登場する様なロケのスポットでもあるらしい。
そう言われれば、確かに見た事ありそうなオシャレな感じである。(この橋のロケに関する情報は..こちら>>
)
当サイトの調査によるとこの流域に架かる橋で朱色の橋はこの中の橋が唯一の物であるという。
ところがこの橋、よくよく考えると、どこか変、というか合理的ではないポイントが多い。この橋の地点からほんの僅かの距離で自動車も通れる通常の橋が架かっている。
それにもかかわらず、このような使い勝手の悪い物が何故作られたのか?この素朴な疑問がこの記事を書かせた出発点である。

当サイトはこの地域の住民に聞き込みを行ったが、真実かどうか解らない、話が幾つか聞こえて来た。
その話とは、「橋が個人的な物」なのでは?という事である。
今でこそ中目黒/代官山というくくりの旬な商業地,住宅地として知られているが、この辺りの地には戦前、強力な大地主が存在し、農地改革まで、広大な農地を所有していた名家が存在する。
この中の橋が、そんな大地主による、個人所有、若しくは寄贈された物である可能性があり、橋の建設の目的としては、その名家の方が、対岸にある農地等に、屋敷から直接アクセスするために作られた専用の橋であった等と推測出来る。(この橋は現在誰でも通行可。)
赤い色はそして個人所有をアピールするためのカラーだったのではないだろうか。(真っ赤なポルシェみたいな物か。)
もしそうなら、美しい橋の陰に、橋を立ててしまうという、戦前の凄まじい地主のパワーを垣間みる事が出来るようだ。
都内において、橋を個人的に建設する様な人って一体どれくらいいるのだろう。筆者は庶民なので、建設費用の事や、維持費の事がすぐに頭をよぎってしまう。固定資産税などが発生しているのか、等、疑問は尽きない。
現在この付近の地は、事業で成功した新興山の手ユーザーが多い地であり、有名建築家のデザインによる奇抜な家や、バブリーな建物も多いが、
この橋のように、今も昔も成功者や大金持ち等はステータスシンボルを持ちたがるようだ。
今回のこの話題に関しては、更に調査を進めて報告したいと思う。
住所:目黒区青葉台3丁目 中の橋
Posted: 月 - 8 月 8, 2005 at 06:50 午前
目黒川の赤い橋の謎
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