エポックメーキングなiPod搭載ギャップレス再生機能。


MP3をはじめとするデジタルミュージックへとエンコード(録音)した場合、曲と曲の間において一瞬プツッという非常に聞き苦しい切れ目を感じるノイズが耳につく。 これはMP3などの楽曲データが、CDのトラックのような連続性のある音楽データの中にチャプターを打ち込むのでトラックごとの頭出しを行うのではなく、それぞれのトラックを別々のファイルとして扱われている。
...B&Oのコラムであるにも関わらず、iPodを賞賛する無いように終始したが、この機能、B&Oだけでなく、今後もデジタルミュージックに取り組む必要のある伝統的オーディオメーカーも見習う必要があると思う。

私はいろいろな音楽を楽しんでいるが、ジャズやクラシックなどの音楽も非常に良く聴く。

クラシックの組曲や、ライブレコーディングされたCDソースなどは、曲間の切れ間無く、スムーズに連続再生することを意図して製作されているものも多い。

そのような音楽ソースをMP3をはじめとするデジタルミュージックへとエンコード(録音)した場合、曲と曲の間において一瞬プツッという非常に聞き苦しい切れ目を感じるノイズが耳につく。

これはMP3などの楽曲データが、CDのトラックのような連続性のある音楽データの中にチャプターを打ち込むのでトラックごとの頭出しを行うのではなく、それぞれのトラックを別々のファイルとして扱われている。それゆえに曲が終わるときには完全に終了し、次の曲の再生が始まるのを待つ事になる。
その性で曲間には断絶し、ライブCDでは少々興ざめとなる。
これはコンピューターらしいファイル管理の弊害とも考えられる。

B&O製品の中でもデジタル音楽を(単体で)扱う事の出来るプロダクト、具体的にはBeoSound3200,
BeoSound4,BeoSound3,BeoSound2の使用において、筆者はかねてから曲間(ファイルとファイル間)の妙な途切れが気になっていた。

自然な音楽再生を実現するギャップレス再生機能
素敵な音楽をスポイルしかねない、気になる問題の解決策は無い物かと?思いつつも時間が過ぎていった。

とはいうものの、そんな状態も長年使っているうちに慣れてくるものだ。
最近ではもはやあきらめかけていたが、耳に飛び込んで来たのは
先日発表された新型第5世代iPodに搭載されたギャップレス再生機能。

これは読んで字の如し、今までデジタルミュージックプレイヤー全般が抱えていた曲の連続再生の不自然さの問題を解決する物だ。
実際にipodで試してみると、確かに不自然な感じがしないのだ。クラシックの持続音が鳴ったまま次の曲が始まるときや、楽章が替わる際の余韻の連続性もきわめて自然である。

今まで携帯プレーヤーや音楽管理ソフトなどになぜ搭載されていなかったのか当初より疑問であった。
MP3などを空白無しに再生するという事は技術的に結構トリッキーだというが、
この辺りはさすがにソフトウェアでも一流企業であるAppleのなせる業というべきだろうか。

おそらく、これは理論的、数値的な話ではなく音楽として聴いたときの自然さを出すための、職人的なトライアンドエラーを繰り返す作業を必要としたのではないだろうか。
リスニングを担当しているスタッフはいろいろなソースで試している可能性が高い。(当然であろう)

一見するとiPodにVideo機能がついたときなどに比べると地味な機能追加だが、これはデジタル音楽プレーヤーとしてエポックメイキングだと思う。
MP3プレーヤー、マーケットの牽引者であるiPodとiTunesのコンビの熟成ぶりを物語る物だ。

完成度という観点からは殆ど難癖がつけにくくなって来た。
あと、個人的にはDAなどの品質を上げて欲しいという点くらいであろう。オーディオとしてみたiPodに残された最後の課題だと思う。

sonyも搭載しているというが
この記事を書いていて後から知ったのだが、驚いた事に同様の機能が巷では不評なSONYのネットワークウォークマンにも搭載されているという。
(余談だが、この機能はAppleに先んじて搭載されていたようだが、特に話題になっていないように思う。
一方Appleの場合はスティーブ•ジョブズが解りやすく説明する事によってipodの魅力を増幅させるセールスポイントになっているように見えてならない。


今回、B&Oのコラムであるにも関わらず、iPodを賞賛する無いように終始したが、この機能、B&Oだけでなく、今後もデジタルミュージックに取り組む必要のある伝統的オーディオメーカーも見習う必要があると思う。BeoSoundシリーズにもぜひともギャップレス再生を導入して欲しい物だ。質感を大切にするこだわりのブランドであるB&Oが導入しないとしたら驚きである。

B&O社内において、この手の研究開発が進んでいれば良いのだが。各製品のアップデートもしくは新機種ではこの手の機能が搭載される事を願うばかりである。

ちなみに筆者は、クラシックの楽曲などで曲間の微妙な途切れがどうしても嫌なソースの場合は、
Tunesに搭載されているトラック結合機能を利用して、連続した一曲にまとめてからエンコードをしている。
こうすればインデックス情報は失われるが、曲間の途切れに起因するプチノイズを耳にしないで済むからである・

このギャップレス再生がB&O製品に導入されれば、ユーザーにとって、とてつもなくすばらしいユーザーエクスペリエンスとなるはずだが、皆さんは如何お考えでしょうか?


Posted: 木 - 10 月 12, 2006 at 05:44 午後          

エポックメーキングなiPod搭載ギャップレス再生機能。
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