B&O映像製品戦略の行方
BeoCenter2はどうなる?
とにかく、今までテレビ製品の投入を控えて来たB&Oが、せっかく重い腰を上げて(実際には十分なプランニング/研究が成されたのであろうが)日本市場に本気になり、BeoVion4というテレビ大国日本のマーケットにおいての試金石となるであろう製品が投入される今、B&Oブランドによる囲い込みを完成させるためにもDVD/プレーヤーも遠からずアップグレードが必要だと思う。
先日、国内では初となる、B&OのテレビBeoVision
4の発表が正式に行われた。文句無しの強力な製品だが、妥協なきB&O製品によるインテグレーションを実現するためには、次はテレビ以外の映像製品の更新が必要になりそうな気がするのだ。ハイビジョンのプラズマディスプレイBeoVision4のスペックに対して、国内で販売されている唯一の映像製品であったBeoCenter
2で十分なのだろうか?B&Oユーザーに取っては新たな悩みの種ともなりかねない問題に焦点を当ててみる。ちなみに映像出力端子として、スペック的にはかなりベーシックなBeoCenter2にはコンポジット/Sビデオ出力しか備えていない。当然のようにプログレッシブ出力も無い。念のため簡単に説明すると、コンポジットとは一般的なビデオ機器に見られる黄色い端子の事。S端子は更に高画質かを目指したもので輝度信号と色信号が分離されている。このように、スペック上は国産製品に見劣りする様なBeoCenter2だが、コンポジット信号から出力された映像は十分に魅力的である。実際にBC2の出力する映像を見た方はお気づきだと思うがこれでも十分過ぎるくらい丁寧な絵造りが行われており、不満と思しきものは無い。現状のDVDを再生する機器として見た場合、独自の色/映像造りのノウハウが惜しみなく投入されている製品ではある。但しこれから投入されるテレビ製品はハイビジョン製品であり、いくら秀逸な映像信号を持ってしても性能を発揮出来ない可能性がある。そもそも開発時期の違いによる世代の差というものが歴然と存在する。
鳥の翼のようにオープンする。HD-DVDなのかBlueRayの両者を巡る次世代の映像記録メディアの主導権の行方はまだまだ不透明ではあるが、世間では容量的メリットや、映画会社の動き等から、どうもBlueRay若干有利という感じになって来ているようだ。まだ、どちらが業界標準になるかは解らないにせよ、高解像度の映像表現を目指して行く上では避けては通れない変化であろう。その時、現状のBeoCeneter2では役不足となり、新製品開発の必然性に迫られるであろう事は想像に難しくはない。(おそらくその様なプロジェクトは密かに進行しているだろうが)BC2は美しい、アルミ加工技術を駆使してオーガニックデザインを実践したプロダクトであり、革新的なタッチパネル技術も搭載する意欲作だ。極薄にアルミを研磨したタッチパネルの触り心地は独特の高級感/満足感を与えてくれる。機能としては何の変哲も無いシンプルなものだが、ついつい触りたくなる様なアルミボディに魅了される人も多い。日本投入が2004年頃と、デザインされてから比較的短い期間しか経っていない事等も考慮すると、内部メカニズムを変更してBlueRayDisc対応なんていうのも可能性が無い訳では無いと思える。とにかく、今までテレビ製品の投入を控えて来たB&Oが、せっかく重い腰を上げて(実際には十分なプランニング/研究が成されたのであろうが)日本市場に本気になり、BeoVion4というテレビ大国日本のマーケットにおいての試金石となるであろう製品が投入される今、B&Oブランドによる囲い込みを完成させるためにもDVD/プレーヤーも遠からずアップグレードが必要だと思う。そうしないと、新しいフォーマットで発売される映像作品を楽しめないなんて言う日も遠からず訪れるだろう。BeoVision4からはじまる本格的映像戦略の行方を眺めつつ期待しながら待つ事にしたい。この美しい筐体はこのままに、大幅に機能アップしたBC2に進化してもらいたいと思う人は私だけではないと思うのだが。皆さんどう思われます?
薄く研磨された同心円状の部分をなぞるように触れる事によってボリュームコントロールが可能。
Posted: 月 - 7 月 10, 2006 at 03:35 午後
B&O映像製品戦略の行方
BeoCenter2はどうなる?
Trackback URL for this entry : http://haloscan.com/tb/yoichirot/E20060515153530