単なるワインコースターに秘められたB&Oの世界観。


デザインコンシャスなオーディオメーカーが作る、紙面等であまり取りあげられる機会の少ない、隠れた逸品である”単なるワインコースター”をじっくり見てみたい。

最初に言ってしまうと、今回当サイトが取りあげる物は単なるコースターである。
ただし、それを作ったのはデザインコンシャスな北欧オーディオ界の雄B&Oなのだ。
同社のアルミ加工技術は、自動車メーカー等も一目置くおかれ、見学される事もあるというレベルに達している。
そんなメーカーの作った、紙面等であまり取りあげられる機会の少ない”単なるワインコースター”をじっくり見てみたい。

素材がアルミである事以外は何の変哲もないこのワインコースター、実際に手にとってみるとずっしりと重たく、重量感は中々の物だ。かなり重たいといって良いだろう。
コースター表面の手触りは独特の冷たさと触り心地の良さが入り交じった特有の物。
裏面には滑り止め加工のためのラバーが装着されており、コースター自体がテーブルの上で滑るのを押さえ込む。



ついでにワインの置き心地について。
同時にこの製品、結構使い勝手に関してもよく考慮されている。”ワインの置き心地”が良いのだ。

ワインの瓶底は通常、加工精度の問題により、丸みを帯びて、素材そのものの特性により摩擦係数が低く非常に滑り易い。それに対してコースター側は、その滑り易い瓶を美味く支えて滑りを吸収し設置させるべく加工されている。

中心部に向かって微妙にすり鉢上に削られた形状になっているが、この微妙な傾きが重要で、ワインをおいた際にワインの瓶とコースターが不快な接触をしないように考えられているようだ。
同時に、前述したヘアライン仕上げによる表面の凹凸が適度に滑りを防止。
これこそクラフトマンシップに満ちあふれた機能と視覚的美しさの融合的な製品だと私は思う。

技術の応用
同社はこのアルミ加工技術を、近年においてはBeoCenter 2というDVD/CDプレーヤーにおいて圧倒的なクラフトマンシップとともに見せつけてくれた。
タッチパネルと組み合わせたBeoCeneter 2のさわり心地は他に比類のない、独自の物。

このヘアライン仕上げは触り心地と見ための豊かさを表現する物であり、アルミ削り出しパネルは物としての存在感を、”必要以上”と言っても良いほどに高めるのに寄与している。
これは、まるで一昔前の過剰品質といわれたメルセデスベンツのようだ。

このメーカーは単にデザインコンシャスなだけでなく意外にも基礎技術的要素もたくさん抱えているメーカーなのだ。
この様なシンプルなモノにこそ、作り手の力の差や哲学が大いに繁栄されると思う。

高々ワインコースター一つに同社の方向性やステータスが凝縮されているのだ.

お時間のある方はお近くのB&O販売店にて実際に触ってみる事を勧める。
あまりに重厚な手触りに驚くと思う。

今後ワインレポートはこのコースターと共にお送りする事になるだろう。
この様な小物があると、ワインのセレクトにおいて、味とは別のベクトルの見た目の良いボトルが欲しくなってくるから不思議なものである。

それにしてもこのコースターかくれた逸品だ...



■参考リンク バングアンドオルフセン表参道
http://www.bo-ss.jp/coaster.html

Posted: 月 - 3 月 27, 2006 at 12:45 午後          

単なるワインコースターに秘められたB&Oの世界観。
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