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第85回余白句会記録
日時
2009・10・17(土)
場所  
武蔵野商工会議所
参加者
井川博年(騒々子) 今井 聖(沖仲仕) 小長谷清実(裏長屋) 柴田千晶(千晶) 清水哲男(赤帆) 土肥あき子(あき子) 三宅やよい(やよい) 八木忠栄(蝉息) 八木幹夫(山羊)
欠席者
【投句あり】今井肖子(肖子) 国井克彦(裏通) 辻 憲(銅羅) 中上哲夫(ズボン堂) 府川雅明(ラジオ)
【投句なし】有働 薫(かおる)  清水 昶(昶)
ゲスト
豊田治美(はるみ)
兼題(出題/銅羅)
稲妻(稲光)、団栗、国(要季語)
選句
持点 天◎3点×1 地○2点×2 人△1点×3 計10点
注)出席者のみ選

母国語でつぶやく秋の駱駝かな 銅羅 沖仲仕○ 裏長屋○ 蝉息○ 山羊○ 騒々子△ やよい△ 10点
数式に稲妻ひそむ五時間目 銅羅 騒々子◎ 蝉息◎ 千晶○ 山羊△ 9点
いなびかり現像液に浮かぶ顔 やよい あき子◎ 騒々子○ 千晶○ 蝉息△ 8点
団栗の犬に嗅がれるたび濡れる あき子 千晶◎ 裏長屋○ 沖仲仕△ 山羊△ 7点
副都心群稲妻のわしづかみ あき子 山羊◎ 赤帆○ 裏長屋△ 6点
佳句A 青空のどこが国境花木槿 肖子 赤帆◎ 沖仲仕△ 裏長屋△ 5点
無国籍のライン工場黍嵐 千晶 沖仲仕○ 赤帆○ あき子△ 5点
またひとつ埋む団栗ほどの嘘 肖子 蝉息○ はるみ○ 赤帆△ 5点
団栗を拾えば曲りくねる道 やよい はるみ◎ 蝉息△ 4点
団栗拾ふスポット派遣の少女たち 千晶 裏長屋◎ 3点
稲妻や地球の上の外厠 裏通 やよい◎ 3点
弾丸やいつか路傍の団栗に ラジオ 沖仲仕◎ 3点
ジーンズの尻かぎ裂きの稲光 山羊 あき子○ 千晶△ 3点
国境にスパイ映画のような霧 やよい 騒々子○ 千晶△ 3点
筆箱に団栗詰めて登校せず 沖仲仕 あき子○ 山羊△ 3点
愛国の父ありにけり曼珠沙華 裏通 はるみ○ 蝉息△ 3点
拾われるどんぐり踏まれるどんぐり 裏通 山羊○ はるみ△ 3点
佳句B 捻挫しさうな団栗森刺すひかり 山羊 やよい○ 2点
五番目の稲妻だけが正当派 ラジオ やよい○ 2点
稲妻や路肩にごろん猫ぐるま 裏長屋 やよい△ はるみ△ 2点
稲妻や静脈走る脹ら脛 ズボン堂 裏長屋△ あき子△ 2点
月仰ぐ近くて遠い隣国に 肖子 騒々子△ 赤帆△ 2点
稲妻のぎざぎざ恐い初キッス ズボン堂 千晶△ 1点
惨憺たる答案真赤稲光 沖仲仕 はるみ△ 1点
國引きの神の眩暈や稲光 赤帆 沖仲仕△ 1点
稲妻や青春の棘いまもなほ ズボン堂 やよい△ 1点
 「稲妻やあひかったとみんないふ」貨物船(辻征夫)
稲光あひタかったと騒々子
騒々子 赤帆△ 1点
爺か婆くにのゆくすえ蔓たぐり はるみ 騒々子△ 1点
 東京・大塚
団栗が踏みつけられて儒者捨場
騒々子 あき子△ 1点
選外 稲妻に爆音高く着陸す 赤帆    
鳥渡る国なきロマら流浪する 裏長屋    
國破綻山河崩壊ダムの秋 山羊    
稲光こんなところにあるホクロ 蝉息    
いなびかり臍おさえつつ魅せらるる はるみ    
天高く橋越えてゆく国境 あき子    
外つ国の御輿まじりぬ秋高し ラジオ    
この国の腓まる見え稲光 蝉息    
  十月二十五日(日)
観覧車乗って気がつく憂国忌
騒々子    
峠道どんぐり蹴散らす風小僧 蝉息    
少年の片手ハンドル団栗降る 赤帆    
おちんちんまだ団栗の背くらべ 銅羅    
どんぐりの拾う子もなく暮れていく 裏長屋    
秋晴の国引きの朝来りけり 沖仲仕    
稲光コンビナートの凱旋門 千晶    

◆ 総合得点ランキング ◆

1 辻 憲 銅羅 19点 母国語でつぶやく秋の駱駝かな     10 点
数式に稲妻ひそむ五時間目       9 点
おちんちんまだ団栗の背くらべ
2 三宅やよい やよい 15点 いなびかり現像液に浮かぶ顔      8 点
団栗を拾えば曲りくねる道       4 点
国境にスパイ映画のような霧      3 点
3 土肥あき子 あき子 13点 団栗の犬に嗅がれるたび濡れる     7 点
副都心群稲妻のわしづかみ       6 点
天高く橋越えてゆく国境
4 今井肖子 肖子 12点 青空のどこが国境花木槿        5 点
またひとつ埋む団栗ほどの嘘      5 点
月仰ぐ近くて遠い隣国に        2 点
5 国井克彦 裏通 9点 稲妻や地球の上の外厠         3 点
愛国の父ありにけり曼珠沙華      3 点
拾われるどんぐり踏まれるどんぐり   3 点
6 柴田千晶 千晶 8点 無国籍のライン工場黍嵐        5 点
団栗拾ふスポット派遣の少女たち    3 点
稲光コンビナートの凱旋門
7 八木幹夫 山羊 5点 ジーンズの尻かぎ裂きの稲光      3 点
捻挫しさうな団栗森刺すひかり     2 点
國破綻山河崩壊ダムの秋
7 府川雅明 ラジオ 5点 弾丸やいつか路傍の団栗に       3 点
五番目の稲妻だけが正当派       2 点
外つ国の御輿まじりぬ秋高し
9 今井 聖 沖仲仕 4点 筆箱に団栗詰めて登校せず       3 点
惨憺たる答案真赤稲光         1 点
秋晴の国引きの朝来りけり
9 中上哲夫 ズボン堂 4点 稲妻や静脈走る脹ら脛         2 点
稲妻のぎざぎざ恐い初キッス      1 点
稲妻や青春の棘いまもなほ       1 点
11 井川博年 騒々子 2点  「稲妻やあひかったとみんないふ」貨物船(辻征夫)
稲光あひタかったと騒々子       1 点
 東京・大塚
団栗が踏みつけられて儒者捨場     1 点
 十月二十五日(日)
観覧車乗って気がつく憂国忌
12 小長谷清実 裏長屋 2点 稲妻や路肩にごろん猫ぐるま      2 点
鳥渡る国なきロマら流浪する
どんぐりの拾う子もなく暮れていく
13 清水哲男 赤帆 1点 國引きの神の眩暈や稲光        1 点
稲妻に爆音高く着陸す
少年の片手ハンドル団栗降る
13 豊田治美 はるみ 1点 爺か婆くにのゆくすえ蔓たぐり     1 点
いなびかり臍おさえつつ魅せらるる
まだ穿けるドングリマークで継いでよ
15 八木忠栄 蝉息   稲光こんなところにあるホクロ
この国の腓まる見え稲光
峠道どんぐり蹴散らす風小僧

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