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第76回余白句会記録
日時
2008・4・19
場所  
吉祥寺本町コミュニティセンター
参加者
井川博年(騒々子) 今井肖子(肖子) 今井 聖(沖仲仕) 小長谷清実(裏長屋) 柴田千晶(千晶)  清水 昶(昶) 清水哲男(赤帆) 辻 憲(銅羅) 土肥あき子(あき子) 三宅やよい(やよい) 八木幹夫(山羊)
欠席者
【投句あり】国井克彦(裏通) 中上哲夫(ズボン堂) 八木忠栄(蝉息)
【投句なし】有働 薫(かおる)
兼題(出題:蝉息)
蛙、凧、器
選句
持点 天◎3点×1 地○2点×2 人△1点×3 計10点
注)出席者のみ選
あたたかや土の器に土を盛る 裏長屋 騒々子◎ 肖子◎ あき子◎ 沖仲仕○ やよい○ 山羊△ 14点
青空やしづかに凧の狂ひだす 銅羅 沖仲仕◎ 昶◎ 裏長屋○ あき子○ 山羊○ 肖子△ 13点
目覚めれば蛙としての一日目 あき子 裏長屋◎ やよい◎ 沖仲仕○ 山羊○ 肖子△ 千晶△ 12点
緞帳が上がれば蛙月夜かな 沖仲仕 裏長屋○ やよい○ 騒々子△ 千晶△ 昶△ 赤帆△ 8点
躯いま朧の器となりにけり 千晶 銅羅◎ 山羊◎ 6点
佳作A 凧糸で締め上げる肉花の冷 あき子 千晶◎ 沖仲仕△ 山羊△ 5点
カルデラはひかりの器初燕 沖仲仕 千晶○ あき子○ 山羊△ 5点
対岸にパトカー二台いかのぼり 沖仲仕 肖子○ 昶○ 銅羅△ 5点
春の夜や食器洗っている時間 裏通 騒々子○ 赤帆○ 4点
金借りようか蛙合戦見ておりぬ 赤帆 昶○ 騒々子△ 千晶△ 4点
緑濃き風の器の中にゐる 肖子 銅羅○ 裏長屋△ やよい△ 4点
泌尿器科出ていちめんの黄たんぽぽ 山羊 赤帆◎ 3点
狂い凧我が脳髄を錐揉みに 赤帆 千晶○ 昶△ 3点
遠蛙裏口よりひそと不肖の兄 ズボン堂 裏長屋△ 銅羅△ あき子△ 3点
佳作B 蒼穹や蛙思案の瞳閉づ 裏通 肖子○ 2点
晩成の器にあらむ卒業す 肖子 銅羅○ 2点
チベットの蛙踏み行く戦車かな ズボン堂 赤帆○ 2点
永き日やふいに食器の割れる音 銅羅 騒々子○ 2点
入学式母手こずらす器量よし 蝉息 沖仲仕△ 銅羅△ 2点
大凧の空引き寄せる上腕筋 山羊 赤帆△ あき子△ 2点
てんこもりして山菜の器かな あき子 やよい△ 1点
ベンジャミン・フランクリン微塵に光る凧を引く やよい 赤帆△ 1点
蛙黙す曲者だ出あへ出あへ 蝉息 裏長屋△ 1点
初対面息はずませて雨蛙 銅羅 あき子△ 1点
墓地に棲む蛙に出会う嬉しさよ 裏長屋 騒々子△ 1点
催眠術とけて蛙の交みたる 千晶 やよい△ 1点
惜春や新宿にBAR「悲の器」 赤帆 昶△ 1点
凧揚げる雪国の子ら汽車止まらず 騒々子 沖仲仕△ 1点
相方の鼾うるさし遠蛙 騒々子 肖子△ 1点
葉桜でありし器を賜りぬ ズボン堂    
春の夜や器より水あふれでる 騒々子    
奴凧天守閣まで揚げるや城下の子    
愛媛県見たこともなし凧揚げる 裏通    
切れ凧やまもなく夜だ知らないぞ 裏長屋    
猫の子の器にピント合っており やよい    
春の滝の器となりぬわが胎は 千晶    
晩学の本を開けば遠田の蛙鳴く    
酒召さば古巣へのそり蟇蛙 山羊    
半島は恐竜の尻尾凧揚がる やよい    
大凧の風呑みてより目覚めけり 肖子    
春の海沈没船より青磁の器出る    
あばれ凧越境する兄ひとり 蝉息    

◆ 総合得点ランキング ◆

1 今井 聖 沖仲仕 18点 緞帳が上がれば蛙月夜かな          8 点
カルデラはひかりの器初燕          5 点
対岸にパトカー二台いかのぼり        5 点
1 土肥あき子 あき子 18点 目覚めれば蛙としての一日目         12 点
凧糸で締め上げる肉花の冷          5 点
てんこもりして山菜の器かな         1 点
3 辻 憲 銅羅 16点 青空やしづかに凧の狂ひだす         13 点
永き日やふいに食器の割れる音        2 点
初対面息はずませて雨蛙           1 点
4 小長谷清実 裏長屋 15点 あたたかや土の器に土を盛る          14 点
墓地に棲む蛙に出会う嬉しさよ        1 点
切れ凧やまもなく夜だ知らないぞ
5 清水哲男 赤帆 8点 金借りようか蛙合戦見ておりぬ        4 点
狂い凧我が脳髄を錐揉みに          3 点
惜春や新宿にBAR「悲の器」         1 点
6 柴田千晶 千晶 7点 躯いま朧の器となりにけり          6 点
催眠術とけて蛙の交みたる          1 点
春の滝の器となりぬわが胎は
6 今井肖子 肖子 6点 緑濃き風の器の中にゐる           4 点
晩成の器にあらむ卒業す           2 点
大凧の風呑みてより目覚めけり
6 国井克彦 裏通 6点 春の夜や食器洗っている時間         4 点
蒼穹や蛙思案の瞳閉づ            2 点
愛媛県見たこともなし凧揚げる
9 八木幹夫 山羊 5点 泌尿器科出ていちめんの黄たんぽぽ      3 点
大凧の空引き寄せる上腕筋          2 点
酒召さば古巣へのそり蟇蛙
10 中上哲夫 ズボン堂 5点 遠蛙裏口よりひそと不肖の兄         3 点
チベットの蛙踏み行く戦車かな        2 点
葉桜でありし器を賜りぬ
11 八木忠栄 蝉息 3点 入学式母手こずらす器量よし         2 点
蛙黙す曲者だ出あへ出あへ          1 点
あばれ凧越境する兄ひとり
12 井川博年 騒々子 2点 凧揚げる雪国の子ら汽車止まらず       1 点
相方の鼾うるさし遠蛙            1 点
春の夜や器より水あふれでる
13 三宅やよい やよい 1点 ベンジャミン・フランクリン微塵に光る凧を引く 1 点
猫の子の器にピント合っており
半島は恐竜の尻尾凧揚がる
14 清水 昶   奴凧天守閣まで揚げるや城下の子
晩学の本を開けば遠田の蛙鳴く
春の海沈没船より青磁の器出る

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