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第74回余白句会記録
日時
2007・12・15(土)
場所  
吉祥寺本町コミュニティーセンター
参加者
井川博年(騒々子) 今井 聖(沖仲仕) 有働 薫(かおる) 国井克彦(裏通) 小長谷清実(裏長屋) 柴田千晶(千晶)  清水 昶(昶) 清水哲男(赤帆) 辻 憲(銅羅) 土肥あき子(あき子) 中上哲夫(ズボン堂) 八木忠栄(蝉息) 八木幹夫(山羊)
欠席者
【投句あり】今井肖子(肖子)  三宅やよい(やよい)
ゲスト
池田澄子(箸っ子)
兼題(出題:肖子)
霜、梟、数
選句
持点 天◎3点×1 地○2点×2 人△1点×3 計10点
注)出席者のみ選

部屋ごとに老人のいる一茶の忌 やよい 赤帆◎ 蝉息◎ あき子◎ 騒々子○ 沖仲仕○ ズボン堂○ 銅羅△ 16点
気がかりは踏み残したる霜柱 あき子 山羊◎ 赤帆○ 蝉息○ 箸っ子○ 騒々子△ 沖仲仕△ 銅羅△ 12点
颯爽と木枯らし来たる六区かな 銅羅 箸っ子◎ 裏通○ 山羊○ 沖仲仕△ 8点
冬河に浮く千人のエキストラ 千晶 かおる◎ 銅羅○ 沖仲仕△ 蝉息△ 箸っ子△ 8点
一匹で生きております冬の蝿 裏通 騒々子○ 昶○ あき子△ 蝉息△ 箸っ子△ 7点
泣き声をあげて太るや霜柱 蝉息 沖仲仕○ かおる○ 昶○ 山羊△ 7点
佳作A 面識はなし梟に鳴かれても あき子 裏通◎ 裏長屋○ 山羊△ 6点
道草をしてもさびしや霜の朝 騒々子 銅羅◎ 裏長屋△ 千晶△ 5点
霜降ってどぶ汁日和かもめ飛ぶ 裏長屋 沖仲仕◎ 騒々子△ 昶△ 5点
霜の夜の検問に遭ふ犬乗せて 沖仲仕 裏通○ あき子○ 千晶△ 5点
梟は飼われて闇を失いき 赤帆 あき子○ 裏通△ 裏長屋△ 山羊△ 5点
鴨数多少しはなれてホームレス あき子 かおる○ 赤帆○ 4点
梟の森に剥製めく人間 千晶 銅羅○ 箸っ子○ 4点
鎌倉に下駄の音する753 騒々子◎ 3点
冬やむかし兄ら三和土に血を吐きて 箸っ子 ズボン堂◎ 3点
霜夜かな廃車重なったまま凍る 銅羅 千晶◎ 3点
月甘し干大根の二万本 肖子 裏長屋◎ 3点
築地暮れ魚の泪は霜となる 赤帆 昶◎ 3点
冬薔薇を写生す一療法として 沖仲仕 千晶○ 裏通△ 3点
鳩現れて梟消える絹帽子 銅羅 千晶○ 赤帆△ 3点
冬銀河九九を覚えぬ子でありし ズボン堂 蝉息○ 騒々子△ 3点
梟にそっくりさんの伯母なりし かおる ズボン堂○ 昶△ 3点
佳作B 梟もっともっと思いっきりお鳴きよ 箸っ子 山羊○ 2点
姉二度と歩むことなき畦の霜 裏通 昶○ 2点
燗冷まし集めて五合まだ飲もう 赤帆 裏長屋○ 2点
寒風や2番線ドア閉まります 蝉息 銅羅△ あき子△ 2点
廃屋に千両一株残しをり 騒々子 裏長屋△ 赤帆△ 2点
薄目あくフクロウ釦ゆるゆるに やよい かおる△ 千晶△ 2点
青星のしづくはらはら霜の花 肖子 赤帆△ 1点
梟となり漆黒の森に鳴く 肖子 かおる△ 1点
梟は売血を語る祖父のごと 千晶 ズボン堂△ 1点
吊るされてアンコウ笑う二十五時 裏長屋 裏通△ 1点
梟の森へ行方不明の子が一人 かおる△ 1点
帰られし天にも霜は降りますか やよい 箸っ子△ 1点
冬の海ばかり見ている一と日かな 裏通 ズボン堂△ 1点
霜の冥途でただ道草をしてるのね 箸っ子 あき子△ 1点
梟の何用あって我を呼ぶ 裏長屋 ズボン堂△ 1点
選外 梟のくぐもる声や偏頭痛 ズボン堂    
十までを数え飛び出す子の柚子湯 山羊    
巷かな一所懸命霜柱 箸っ子    
赤錆の地軸かたむけ霜柱 蝉息    
梟の父を呼びゐる真昼かな ズボン堂    
初霜を踏みしめて父野良へ出る    
木の梟紙の梟遅筆の夜 沖仲仕    
物差しに子梟五羽天地境 かおる    
決起せよ問はるる日々や今朝の霜 山羊    
一の酉二の酉熊手宝くじ 山羊    
精悍なカラス飛去る霜の朝 かおる    
ちちははも今はおわせず梟鳴く 騒々子    

◆ 総合得点ランキング ◆

1 土肥あき子 あき子 22点 気がかりは踏み残したる霜柱      12点
面識はなし梟に鳴かれても       6 点
鴨数多少しはなれてホームレス     4 点
2 三宅やよい やよい 19点 部屋ごとに老人のいる一茶の忌     16点
薄目あくフクロウ釦ゆるゆるに     2 点
帰られし天にも霜は降りますか     1 点
3 辻 憲 銅羅 14点 颯爽と木枯らし来たる六区かな     8 点
霜夜かな廃車重なったまま凍る     3 点
鳩現れて梟消える絹帽子        3 点
4 柴田千晶 千晶 13点 冬河に浮く千人のエキストラ      8 点
梟の森に剥製めく人間         4 点
梟は売血を語る祖父のごと       1 点
5 国井克彦 裏通 10点 一匹で生きております冬の蝿      7 点
姉二度と歩むことなき畦の霜      2 点
冬の海ばかり見ている一と日かな    1 点
5 清水哲男 赤帆 10点 梟は飼われて闇を失いき        5 点
築地暮れ魚の泪は霜となる       3 点
燗冷まし集めて五合まだ飲もう     2 点
7 八木忠栄 蝉息 9点 泣き声をあげて太るや霜柱       7 点
寒風や2番線ドア閉まります      2 点
赤錆の地軸かたむけ霜柱
8 今井 聖 沖仲仕 8点 霜の夜の検問に遭ふ犬乗せて      5 点
冬薔薇を写生す一療法として      3 点
木の梟紙の梟遅筆の夜
9 井川博年 騒々子 7点 道草をしてもさびしや霜の朝      5 点
廃屋に千両一株残しをり        2 点
ちちははも今はおわせず梟鳴く
9 小長谷清実 裏長屋 7点 霜降ってどぶ汁日和かもめ飛ぶ     5 点
吊るされてアンコウ笑う二十五時    1 点
梟の何用あって我を呼ぶ        1 点
11 池田澄子 箸っ子 6点 冬やむかし兄ら三和土に血を吐きて   3 点
梟もっともっと思いっきりお鳴きよ   2 点
霜の冥途でただ道草をしてるのね    1 点
巷かな一所懸命霜柱
12 今井肖子 肖子 5点 月甘し干大根の二万本         3 点
青星のしづくはらはら霜の花      1 点
梟となり漆黒の森に鳴く        1 点
13 清水 昶 4点 鎌倉に下駄の音する753       3 点
梟の森へ行方不明の子が一人      1 点
初霜を踏みしめて父野良へ出る
14 中上哲夫 ズボン堂 3点 冬銀河九九を覚えぬ子でありし     3 点
梟のくぐもる声や偏頭痛
梟の父を呼びゐる真昼かな
14 有働 薫 かおる 3点 梟にそっくりさんの伯母なりし     3 点
物差しに子梟五羽天地境
精悍なカラス飛去る霜の朝
16 八木幹夫 山羊   十までを数え飛び出す子の柚子湯
決起せよ問はるる日々や今朝の霜
一の酉二の酉熊手宝くじ

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