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第73回余白句会記録
日時
2007・10・20(土)
場所
吉祥寺本町コミュニティーセンター
参加者
井川博年(騒々子) 今井肖子(肖子) 有働 薫(かおる) 小長谷清実(裏長屋) 柴田千晶(千晶)  清水 昶(昶) 清水哲男(赤帆) 辻 憲(銅羅) 土肥あき子(あき子) 三宅やよい(やよい) 八木幹夫(山羊)
欠席者
【投句あり】今井 聖(沖仲仕) 国井克彦(裏通) 中上哲夫(ズボン堂) 八木忠栄(蝉息)
兼題(出題:千晶)
鰯雲、紙、天使
選句
持点 天◎3点×1 地○2点×2 人△1点×3 計10点
注)出席者のみ選
火薬庫の跡地まつさら鰯雲 あき子 騒々子◎ 昶○ 肖子△ 裏長屋△ 赤帆△ 銅羅△ やよい△ 10点
出刃研いで兄貴はやさし鰯雲 蝉息 千晶◎ かおる○ やよい○ 山羊○ 9点
鰯雲ひと散らばりて物を食う 赤帆 かおる◎ 裏長屋◎ やよい△ 山羊△ 8点
身体を流るる水や鰯雲 ズボン堂 銅羅◎ あき子○ 肖子△ 裏長屋△ 千晶△ 8点
佳作A 爽やかや紙と鉛筆だけ持って 肖子 哲男◎ 騒々子○ 5点
秋の果をでこぼこ孕む包装紙 山羊 千晶○ 裏長屋△ 赤帆△ あき子△ 5点
名月やがたつく椅子に紙噛ませ あき子 赤帆○ かおる△ 千晶△ やよい△ 5点
天使の羽根付けられし犬銀木犀 千晶 やよい◎ あき子△ 4点
紅葉かな紙漉く村の野点籠 裏長屋 昶◎ 赤帆△ 4点
天高し天使の悲鳴呑みこんで 裏長屋 肖子○ 銅羅○ 4点
父からは白紙回答とろろ汁 蝉息 かおる○ 騒々子△ 昶△ 4点
鰯雲陸橋わたってゆく歯茎 銅羅 山羊◎ 3点
朝焼けの今日が生まれる鰯雲 やよい 肖子◎ 3点
星流る天使の背骨太かりき 千晶 あき子◎ 3点
弓を引く天使の瞳冷やかに 肖子 騒々子○ かおる△ 3点
いわし雲天使の顔がわからない 裏通 あき子○ 銅羅△ 3点
突堤のサキソフォンから鰯雲 沖仲仕 裏長屋○ 肖子△ 3点
犬が見る枯葉と新聞紙のワルツ 騒々子 千晶○ かおる△ 3点
流星や墮天使たちが降っている 銅羅 肖子○ 昶△ 3点
秋の夜の天使の羽音ばさりばさり ズボン堂 千晶△ 銅羅△ 山羊△ 3点
佳作B 冴え返る薄紙一枚刃とし 赤帆 銅羅○ 2点
天使などおらへんきいへん女郎花 山羊 裏長屋○ 2点
赤坂ニ時雨テ天使モ羽窄メ 騒々子 やよい○ 2点
いわし雲帰宅直後に告げし色 山羊 昶○ 2点
秋桜古紙十二枚外厠 裏通 山羊○ 2点
鋏と紙回し蜻蛉となりにけり 沖仲仕 赤帆○ 2点
模擬店のおでんは紙皿に三つ かおる 騒々子△ あき子△ 2点
生涯はかく過ぎ行くか鰯雲 ズボン堂 昶△ 1点
キャラメルのマークは天使冬休み 赤帆 騒々子△ 1点
紙飛行機水平思考や秋の風 山羊△ 1点
選外 ドヤ街に帰る親子やいわし雲 騒々子    
写経紙に月と書きたる恋ごころ かおる    
鰯雲ひたひた夕日遠ざかる 肖子    
帰る家無き少年院に鰯雲    
秋うらら天使は男の子ばかりなる あき子    
塩原や見知らぬ尻と鰯雲 裏通    
天使降る偽天使も降る秋たけて 裏長屋    
知合ひの白衣の天使銀杏散る かおる    
今日からはわれら墮天使いわし雲 蝉息    
杉並の喫茶「天使」にかかる月 やよい    
いわし雲紙いちまいの天使かな 裏長屋    
見返しに採寸のメモ実柘榴 千晶    
秋深しファックス紙ブブブ ブブブブブ 銅羅    
秋の夜のケーキにチョコの天使立つ 沖仲仕    
流浪する酔いどれ天使芥子の花    

◆ 総合得点ランキング ◆

1 土肥あき子 あき子 15点 火薬庫の跡地まつさら鰯雲      10点
名月やがたつく椅子に紙噛ませ    5 点
秋うらら天使は男の子ばかりなる
2 八木忠栄 蝉息 13点 出刃研いで兄貴はやさし鰯雲     9 点
父からは白紙回答とろろ汁      4 点
今日からはわれら墮天使いわし雲
3 中上哲夫 ズボン堂 12点 身体を流るる水や鰯雲        8 点
秋の夜の天使の羽音ばさりばさり   3 点
生涯はかく過ぎ行くか鰯雲      1 点
4 清水哲男 赤帆 11点 鰯雲ひと散らばりて物を食う     8 点
冴え返る薄紙一枚刃とし       2 点
キャラメルのマークは天使冬休み   1 点
5 八木幹夫 山羊 9点 秋の果をでこぼこ孕む包装紙     5 点
天使などおらへんきいへん女郎花   2 点
いわし雲帰宅直後に告げし色     2 点
6 今井肖子 肖子 8点 爽やかや紙と鉛筆だけ持って     5 点
弓を引く天使の瞳冷やかに      3 点
鰯雲ひたひた夕日遠ざかる
6 小長谷清実 裏長屋 8点 天高し天使の悲鳴呑みこんで     4 点
紅葉かな紙漉く村の野点籠      4 点
天使降る偽天使も降る秋たけて
いわし雲紙いちまいの天使かな
8 柴田千晶 千晶 7点 天使の羽根付けられし犬銀木犀    4 点
星流る天使の背骨太かりき      3 点
見返しに採寸のメモ実柘榴
9 辻 憲 銅羅 6点 鰯雲陸橋わたってゆく歯茎      3 点
流星や墮天使たちが降っている    3 点
秋深しファックス紙ブブブ ブブブブブ
10 井川博年 騒々子 5点 犬が見る枯葉と新聞紙のワルツ    3 点
赤坂ニ時雨テ天使モ羽窄メ      2 点
ドヤ街に帰る親子やいわし雲
10 国井克彦 裏通 5点 いわし雲天使の顔がわからない    3 点
秋桜古紙十二枚外厠         2 点
塩原や見知らぬ尻と鰯雲
10 今井 聖 沖仲仕 5点 突堤のサキソフォンから鰯雲     3 点
鋏と紙回し蜻蛉となりにけり     2 点
秋の夜のケーキにチョコの天使立つ
13 三宅やよい やよい 3点 朝焼けの今日が生まれる鰯雲     3 点
鰯雲ときおり表紙をめくる風
杉並の喫茶「天使」にかかる月
14 有働 薫 かおる 2点 模擬店のおでんは紙皿に三つ     2 点
写経紙に月と書きたる恋ごころ
知合ひの白衣の天使銀杏散る
15 清水 昶 1点 紙飛行機水平思考や秋の風      1 点
帰る家無き少年院に鰯雲
流浪する酔いどれ天使芥子の花

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