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第72回余白句会記録
日時
2007・8・18(土)
場所
吉祥寺本町コミュニティーセンター
参加者
井川博年(騒々子) 今井 聖(沖仲仕) 有働 薫(かおる) 小長谷清実(裏長屋) 柴田千晶(千晶)  清水 昶(昶) 清水哲男(赤帆) 土肥あき子(あき子) 三宅やよい(やよい) 八木忠栄(蝉息)
辻 憲(銅羅)…途中参加のため選句なし
欠席者
【投句あり】国井克彦(裏通) 中上哲夫(ズボン堂) 八木幹夫(山羊)
【投句なし】今井肖子(肖子)
兼題(出題:沖仲仕)
晩夏、虫(あらゆる種類可)、歯
選句
持点 天◎3点×1 地○2点×2 人△1点×3 計10点
注)出席者のみ選

芋虫のところどころに力瘤 あき子 沖仲仕◎ 千晶◎ 蝉息◎ 赤帆○ やよい△ 12点
図書館に戦記を写す晩夏光 騒々子 かおる◎ 昶◎ 裏長屋○ 8点
臥せる母晩夏の白い皿である 蝉息 騒々子○ かおる○ 千晶○ 昶○ 8点
恐竜の歯を眠らせて雲の峰 銅羅 裏長屋○ 千晶○ あき子○ 赤帆△ 蝉息△ 8点
ぎつしりと静かな車内晩夏光 やよい あき子◎ 沖仲仕○ 千晶△ 赤帆△ 7点
虫時雨最晩年をいかにせむ ズボン堂 裏長屋◎ 昶○ 騒々子△ 6点
蓑虫や泣きたる後の深眠り 沖仲仕 やよい◎ かおる△ 裏長屋△ あき子△ 6点
かなかなや末期の水は井戸に汲み 赤帆 蝉息○ 沖仲仕△ 千晶△ 昶△ あき子△ 6点
佳句A 鉄瓶が歯を食ひしばる原爆忌 蝉息 騒々子◎ 沖仲仕○ 5点
赤蜻蛉テメェで始まるメールかな 裏通 赤帆◎ 沖仲仕△ やよい△ 5点
うずくまる獣の像や晩夏光 赤帆 かおる○ あき子○ 蝉息△ 5点
邯鄲やルルルルルルル酒浸り 裏長屋 赤帆○ やよい○ 4点
刈田ゆくざしきわらしと歯抜け婆 沖仲仕 やよい○ 千晶△ 3点
塩辛き茄子のむらさき晩夏光 山羊 蝉息○ かおる△ 3点
佳句B 秋の夜や白き歯あらはれ微笑みぬ ズボン堂 騒々子○ 2点
太陽へみそっ歯見せて裸の子 やよい 騒々子△ 昶△ 2点
晩夏光タツノオトシゴは音符 沖仲仕 あき子△ 蝉息△ 2点
鳳仙花虫歯菌役すぐ泣きぬ 千晶 裏長屋△ 1点
噺家のとんがり頭や晩夏光 ズボン堂 沖仲仕△ 1点
抜歯後の血は口に満ち初夏来る かおる△ 1点
晩夏のプール母の心音響きをり 千晶 裏長屋△ 1点
歯車の歯の噛み合ひし油照り やよい 赤帆△ 1点
ドラム缶に打ち付ける雨晩夏なり あき子 騒々子△ 1点
エレベーターに蟋蟀男月明り 千晶 やよい△ 1点
よく笑う歯並び麗し西瓜かな 山羊 昶△ 1点
選外 敗戦の日の新聞紙蝿だらけ 蝉息    
階段の途中に蝉の干乾びて 山羊    
恐竜にきれいな歯並み青嵐 あき子    
片蔭や虫歯治療に通う道 裏長屋    
魚肉ソーセージ好きにはなれず晩夏かな かおる    
晩夏かな子宮で書く詩書いている 裏通    
蟻働く土工働く炎天に 騒々子    
晩夏光ゆらりキラリと橋の裏 銅羅    
仰向けの蝉運ばれてゆく真昼 銅羅    
歯の痛み耐えて八月十五日 騒々子    
父と子の闇に紛れて晩夏かな 裏通    
きりぎりすサバンナ恋ふて死ににけり かおる    
  草野心平日本沙漠
城壁の歯ぐき血みどろ行行子
かおる    
あまつさえ明眸皓歯夏帽子 赤帆    
人間(じんかん)や、到る所に晩夏光 裏長屋    
海遥かさらば青春晩夏光    
鈴虫や殺人事件薮の中    

◆ 総合得点ランキング ◆

1 土肥あき子 あき子 13点 芋虫のところどころに力瘤       12 点
ドラム缶に打ち付ける雨晩夏なり    1 点
恐竜にきれいな歯並み青嵐
1 八木忠栄 蝉息 13点 臥せる母晩夏の白い皿である      8 点
鉄瓶が歯を食ひしばる原爆忌      5 点
敗戦の日の新聞紙蝿だらけ
3 清水哲男 赤帆 11点 かなかなや末期の水は井戸に汲み    6 点
うずくまる獣の像や晩夏光       5 点
あまつさえ明眸皓歯夏帽子
3 今井 聖 沖仲仕 11点 蓑虫や泣きたる後の深眠り       6 点
刈田ゆくざしきわらしと歯抜け婆    3 点
晩夏光タツノオトシゴは音符      2 点
5 三宅やよい やよい 10点 ぎつしりと静かな車内晩夏光      7 点
太陽へみそっ歯見せて裸の子      2 点
歯車の歯の噛み合ひし油照り      1 点
6 中上哲夫 ズボン堂 9点 虫時雨最晩年をいかにせむ       6 点
秋の夜や白き歯あらはれ微笑みぬ    2 点
噺家のとんがり頭や晩夏光       1 点
7 井川博年 騒々子 8点 図書館に戦記を写す晩夏光       8 点
歯の痛み耐えて八月十五日
蟻働く土工働く炎天に
7 辻 憲 銅羅 8点 恐竜の歯を眠らせて雲の峰       8 点
仰向けの蝉運ばれてゆく真昼
晩夏光ゆらりキラリと橋の裏
9 国井克彦 裏通 5点 赤蜻蛉テメェで始まるメールかな    5 点
父と子の闇に紛れて晩夏かな
晩夏かな子宮で書く詩書いている
10 小長谷清実 裏長屋 4点 邯鄲やルルルルルルル酒浸り      4 点
人間(じんかん)や、到る所に晩夏光
片蔭や虫歯治療に通う道
10 八木幹夫 山羊 4点 塩辛き茄子のむらさき晩夏光      3 点
よく笑う歯並び麗し西瓜かな      1 点
階段の途中に蝉の干乾びて
12 柴田千晶 千晶 3点 エレベーターに蟋蟀男月明り      1 点
晩夏のプール母の心音響きをり     1 点
鳳仙花虫歯菌役すぐ泣きぬ       1 点
13 清水 昶 1点 抜歯後の血は口に満ち初夏来る     1 点
鈴虫や殺人事件薮の中
海遥かさらば青春晩夏光
14 有働 薫 かおる     草野心平日本沙漠
城壁の歯ぐき血みどろ行行子
きりぎりすサバンナ恋ふて死ににけり
魚肉ソーセージ好きにはなれず晩夏かな

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