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第63回余白句会記録
日時
2006・2・18
場所  
吉祥寺本町コミュニティーセンター
参加者
井川博年(騒々子) 今井聖(沖仲仕) 有働薫(みなと) 小長谷清実(裏長屋) 柴田千晶(千晶)  清水昶(昶) 清水哲男(赤帆) 辻 憲(銅羅) 土肥あき子(あき子) 三宅やよい(やよい) 八木忠栄(蝉息) 八木幹夫(山羊)
欠席者
投句あり 国井克彦(裏通) 中上哲夫(ズボン堂)
投句なし 白川宗道(宗道)
ゲスト
櫂未知子
兼題(出題:井川博年)
スミレ・雪崩・火(または炎)
選句
持点 天◎3点×1 地○2点×2 人△1点×3 計10点
注)出席者のみ選

夕暮やスミレに海の痕いくつ 未知子 銅羅◎ やよい◎ あき子○ 蝉息○ 10点
骨格や太古の空のすみれ色 銅羅 かおる◎ 赤帆◎ あき子○ 未知子△ 千晶△ 10点
きさらぎや火種のやうな猫ひとつ 未知子 裏長屋◎ やよい○ 山羊○ 赤帆△ かおる△ あき子△ 10点
下山して春の焚火に加はりぬ 沖仲仕 騒々子◎ あき子◎ 裏長屋△ 7点
たんぽぽや溶接火花ふいに止む 銅羅 山羊◎ 騒々子○ あき子△ やよい△ 7点
赤チンの膝突き出してすみれ摘む やよい 沖仲仕◎ 騒々子○ 山羊△ 6点
佳作A 雪崩遠くこの耳にある少年期 山羊 千晶○ 銅羅○ やよい○ 6点
えくぼそばかすにきび菫の上空に 沖仲仕 未知子○ 千晶○ 蝉息○ 6点
行李ひとつに海鳴と雪崩音 沖仲仕 昶○ 赤帆○ 裏長屋△ 千晶△ 6点
ランボーと焚火せし海ドラムカン 山羊 赤帆○ 沖仲仕△ 昶△ 銅羅△ 蝉息△ 6点
春愁や棚に戻せし『放火論』 赤帆 未知子◎ 沖仲仕○ 5点
すみれ雨ティッシュ配りの娘にも やよい 銅羅○ 裏長屋○ 山羊△ 5点
恢復期菫のつぼみわが蕾 山羊 昶◎ やよい△ 4点
煙草の火ストーブで採る港館 騒々子 沖仲仕○ かおる○ 4点
出入りなき獣の巣穴すみれ咲く あき子 未知子○ 裏長屋○ 4点
カプセルホテル出づれば我も陽炎に 千晶 かおる○ 赤帆△ 銅羅△ 4点
空碧し誰が死んでもスミレ咲く 裏通 蝉息◎ 3点
なんでもない日菫の鉢を一つ買う 騒々子 千晶◎ 3点
鈍行に春なだれこむ外房線 銅羅 未知子△ 裏長屋△ 蝉息△ 3点
ランプ消す時の四つ這ひ遠雪崩 あき子 未知子△ 沖仲仕△ かおる△ 3点
佳作B 秘めごとの一つや二つ冬の火事 蝉息 山羊○ 2点
ひとところ雪崩てゐますわが家系 蝉息 昶○ 2点
ぽっぽや
鉄道員の父入るかまど雪崩音
千晶 騒々子△ 昶△ 2点
山小屋の男女が聞くや遠雪崩 騒々子△ 千晶△ 2点
新教師声高に説く火の起源 蝉息 騒々子△ 1点
流星や母の愛せし菫草 ズボン堂 昶△ 1点
シチュー煮る雪崩来そうな午后の空 やよい 沖仲仕△ 1点
炎とも幻ともなれ冬の恋 裏通 蝉息△ 1点
その人を仮に菫と呼びし頃 あき子△ 1点
雪崩くる寸前までの舌つづみ 裏長屋 かおる△ 1点
鮮やかに雪崩れんとしてくずおるる 赤帆 銅羅△ 1点
ごんべんに火のふたつあり炉辺かな かおる 赤帆△ 1点
還暦や炎のごとき春もあり ズボン堂 やよい△ 1点
抱き合っていましょう野火の消えるまで あき子 山羊△ 1点
選外 滑らかに走れ火の舌きょう野焼 裏長屋    
又三郎の噂も途絶えスミレ咲く 赤帆    
図書館の窓は火と燃ゆ入り彼岸 かおる    
採火する丘べ菫の咲けるあり かおる    
雪崩も来た猿も湯治の野天風呂 騒々子    
空の青雪崩に死ぬ人死なぬ人 裏通    
陽炎に原爆ドーム燃え上がり    
病窓のちいさき菫たまはりぬ ズボン堂    
すみれ見てオータカラヅカと吾妹子は 裏長屋    
その花は毒があります遠雪崩 未知子    
高木すみれ偽名も我も冴返る 千晶    

◆ 総合得点ランキング ◆

1 櫂未知子 未知子 20点 夕暮やスミレに海の痕いくつ       10 点
きさらぎや火種のやうな猫ひとつ     10 点
その花は毒があります遠雪崩
1 辻 憲 銅羅 20点 骨格や太古の空のすみれ色        10 点
たんぽぽや溶接火花ふいに止む      7 点
鈍行に春なだれこむ外房線        3 点
3 今井聖 沖仲仕 19点 下山して春の焚火に加はりぬ       7 点
行李ひとつに海鳴と雪崩音        6 点
えくぼそばかすにきび菫の上空に     6 点
4 八木幹夫 山羊 16点 ランボーと焚火せし海ドラムカン     6 点
雪崩遠くこの耳にある少年期       6 点
恢復期菫のつぼみわが蕾         4 点
5 三宅やよい やよい 12点 赤チンの膝突き出してすみれ摘む     6 点
すみれ雨ティッシュ配りの娘にも     5 点
シチュー煮る雪崩来そうな午后の空    1 点
6 土肥あき子 あき子 8点 出入りなき獣の巣穴すみれ咲く      4 点
ランプ消す時の四つ這ひ遠雪崩      3 点
抱き合っていましょう野火の消えるまで  1 点
7 井川博年 騒々子 7点 なんでもない日菫の鉢を一つ買う     3 点
煙草の火ストーブで採る港館       4 点
雪崩も来た猿も湯治の野天風呂
8 清水哲男 赤帆 6点 春愁や棚に戻せし『放火論』       5 点
鮮やかに雪崩れんとしてくずおるる    1 点
又三郎の噂も途絶えスミレ咲く
8 柴田千晶 千晶 6点 カプセルホテル出づれば我も陽炎に    4 点
鉄道員の父入るかまど雪崩音       2 点
高木すみれ偽名も我も冴返る
10 八木忠栄 蝉息 5点 秘めごとの一つや二つ冬の火事      2 点
ひとところ雪崩てゐますわが家系     2 点
新教師声高に説く火の起源        1 点
11 国井克彦 裏通 4点 空碧し誰が死んでもスミレ咲く      3 点
炎とも幻ともなれ冬の恋         1 点
空の青雪崩に死ぬ人死なぬ人
12 清水昶 3点 山小屋の男女が聞くや遠雪崩       2 点
その人を仮に菫と呼びし頃        1 点
陽炎に原爆ドーム燃え上がり
13 中上哲夫 ズボン堂 2点 流星や母の愛せし菫草          1 点
還暦や炎のごとき春もあり        1 点
病窓のちいさき菫たまはりぬ
14 有働薫 かおる 1点 ごんべんに火のふたつあり炉辺かな    1 点
図書館の窓は火と燃ゆ入り彼岸
採火する丘べ菫の咲けるあり
14 小長谷清実 裏長屋 1点 雪崩くる寸前までの舌つづみ       1 点
滑らかに走れ火の舌きょう野焼
すみれ見てオータカラヅカと吾妹子は

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