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第59回余白句会記録
日時
2005・6・18(土)
場所  
井の頭自然文化園「童心居」
参加者
井川博年(騒々子) 有働薫(みなと) 小長谷清実(裏長屋)  清水昶(昶) 清水哲男(赤帆) 白川宗道(宗道) 辻憲(銅羅) 土肥あき子(あき子) 八木忠栄(蝉息) 八木幹夫(山羊)
欠席者
国井克彦(裏通) 中上哲夫(ズボン堂) 三宅やよい(やよい) 投句あり。
小沢信男(巷児) 多田道太郎(道草) 木坂涼(紙子) アーサー・ビナード(ペダル) 投句なし。
ゲスト
今井聖(沖仲仕) 柴田千晶(千晶)
兼題
昼顔・プール・守宮・黒
選句
持点 天◎3点×1 地○2点×2 人△1点×3 計10点
注)出席者のみ選

プール出づ鉛のごとき水負ひて 沖仲仕 あき子◎ 千晶◎ 昶○ 宗道○ 蝉息○ みなと△ 山羊△ 14点
守宮の夜真空管の熱かりき 沖仲仕 赤帆◎ 山羊◎ 宗道○ 銅羅○ 10点
どの絵にも黒き犬居る夏館 千晶 蝉息◎ 赤帆○ あき子○ 山羊○ 沖仲仕△ 10点
駆けて来るプールの匂いとすれ違う やよい みなと○ 裏長屋○ 騒々子△ 赤帆△ 銅羅△ 蝉息△ 山羊△ 9点
女独り伸び縮みするプールかな 沖仲仕◎ 山羊○ 千晶○ 8点
盲導犬寝そべるプールサイドかな あき子 裏長屋◎ 騒々子○ 赤帆△ 6点
佳作A 褌と黒帯を干す青田かな 沖仲仕 騒々子◎ みなと△ 千晶△ 5点
下手から黒衣すばやき夏芝居 蝉息 昶○ 銅羅○ 山羊△ 5点
十代の白黒写真梅雨深し あき子 蝉息○ 赤帆△ 銅羅△ 4点
落柿舎の留守番をする守宮かな 裏長屋 昶◎ 宗道△ 4点
昼顔や華やいだ服遠ざかる 裏通 銅羅◎ 3点
昼顔や嫁がず老いし伯母の乳 みなと 沖仲仕○ 裏長屋△ 3点
我の上に守宮と男相似形 千晶 みなと◎ 3点
真夜中のプール亡者ら立ち泳ぎ 蝉息 裏長屋○ 千晶△
黒南風に嘘字だらけの反省文 やよい みなと○ あき子△ 3点
プールサイド青い羊羹切っている みなと 宗道◎ 3点
佳作B アナーキスト・黒旗・昭和・芙美子の忌 騒々子 沖仲仕○ 2点
昼顔が似合う砂利道通院日 騒々子 赤帆○ 2点
ぽっかりと夜のプールに禿頭 裏長屋 騒々子○ 2点
竜骨とはまひるがほは天のそこ 銅羅 蝉息△ 沖仲仕△ 2点
見学の女生徒白しプールの香 赤帆 千晶○ 2点
住所不定無職昼顔見てる 山羊 あき子○ 2点
ずぶぬれのプールの底の五百円玉 ズボン堂 騒々子△ 銅羅△ 2点
黒揚羽ゆらりとよぎる午睡かな 銅羅 昶△ 1点
ケッと鳴く守宮留守居の天井へ 山羊 騒々子△ 1点
うとうとと聞く昼顔のうらみごと あき子 蝉息△ 1点
円窓に家守貼つく郷士邸 宗道△ 1点
六本木ヒルズの守宮一家かな 宗道 裏長屋△ 1点
金借りて片陰黒くつづきおり 赤帆 あき子△ 1点
昼顔や百人町の午後静か 沖仲仕△ 1点
ナイターやまた黒星の堀内か 裏通 赤帆△ 1点
昼顔の咲けり未婚の母の辺に 赤帆 昶△ 1点
プールまで行く道々の親子かな 山羊 宗道△ 1点
試射の沖試射の丘陵昼顔満つ 沖仲仕 千晶△ 1点
球場の端に守宮とうぐいす嬢 やよい 裏長屋△ 1点
宮守る守宮である文句あるか 裏通 あき子△ 1点
選外 守宮の鳴かぬ国なり忍ぶ恋 ズボン堂    
黒人の掌に握られてゐる蝸牛 蝉息    
炎昼や黒い瞳の捨て仔猫 裏通    
雪舟の水墨画に溶ける梅雨曇    
平日の父に昼顔また咲いて やよい    
やもり鳴く明日東京へ帰ります 蝉息    
産卵の葉っぱ決めかね黒揚羽 裏長屋    
昼顔や夫婦それぞれ独り言 裏長屋    
剥き出しのオルゴール投ぐ真夜のプール 千晶    
白黒の風船葛種子まろき 山羊    
一滴のプール飛びこむ蟻穴に 銅羅    
昼顔や真砂女きりりと恋の帯 宗道    
洗車済むヤモリ笑ってイキがって みなと    
ひばり御殿プール開きの豆ご飯 宗道    
母と子がアイスなめあうプールかな 騒々子    
門灯や守宮と父の帰り待つ 騒々子    
KISS苦しプールサイドの忘れ靴 ズボン堂    
二匹増え守宮守宮に囁ける あき子    
饒舌な守宮の家のしづもりぬ 銅羅    
玻璃逆光サイパン島の守宮かな 赤帆    
水重きプールやラジオより終値 千晶    
虹消ゆるまで接吻をする黒人兵 宗道    
昼顔の咲かぬ日はなしeメール ズボン堂    
炎天に黒き詩集を差し出せり みなと    

◆ 総合得点ランキング ◆

1 今井聖 沖仲仕 30点 プール出づ鉛のごとき水負ひて    14 点
守宮の夜真空管の熱かりき      10 点
褌と黒帯を干す青田かな        5 点
試射の沖試射の丘陵昼顔満つ      1 点
2 柴田千晶 千晶 13点 どの絵にも黒き犬居る夏館      10 点
我の上に守宮と男相似形        3 点
剥き出しのオルゴール投ぐ真夜のプール
水重きプールやラジオより終値
2 三宅やよい やよい 13点 駆けて来るプールの匂いとすれ違う   9 点
黒南風に嘘字だらけの反省文      3 点
球場の端に守宮とうぐいす嬢      1 点
平日の父に昼顔また咲いて
4 土肥あき子 あき子 11点 盲導犬寝そべるプールサイドかな    6 点
十代の白黒写真梅雨深し        4 点
うとうとと聞く昼顔のうらみごと    1 点
二匹増え守宮守宮に囁ける
5 清水昶 10点 女独り伸び縮みするプールかな     8 点
円窓に家守貼つく郷士邸        1 点
昼顔や百人町の午後静か        1 点
雪舟の水墨画に溶ける梅雨曇
6 八木忠栄 蝉息 8点 下手から黒衣すばやき夏芝居      5 点
真夜中のプール亡者ら立ち泳ぎ     3 点
黒人の掌に握られてゐる蝸牛
やもり鳴く明日東京へ帰ります
7 有働薫 みなと 6点 昼顔や嫁がず老いし伯母の乳      3 点
プールサイド青い羊羹切っている    3 点
洗車済むヤモリ笑ってイキがって
炎天に黒き詩集を差し出せり
7 小長谷清実 裏長屋 6点 落柿舎の留守番をする守宮かな     4 点
ぽっかりと夜のプールに禿頭      2 点
産卵の葉っぱ決めかね黒揚羽
昼顔や夫婦それぞれ独り言
9 国井克彦 裏通 5点 昼顔や華やいだ服遠ざかる       3 点
ナイターやまた黒星の堀内か      1 点
宮守る守宮である文句あるか      1 点
炎昼や黒い瞳の捨て仔猫
10 清水哲男 赤帆 4点 見学の女生徒白しプールの香      2 点
金借りて片陰黒くつづきおり      1 点
昼顔の咲けり未婚の母の辺に      1 点
玻璃逆光サイパン島の守宮かな
10 井川博年 俳号 4点 アナーキスト・黒旗・昭和・芙美子の忌 2 点
昼顔が似合う砂利道通院日       2 点
母と子がアイスなめあうプールかな
門灯や守宮と父の帰り待つ
10 八木幹夫 山羊 4点 住所不定無職昼顔見てる        2 点
ケッと鳴く守宮留守居の天井へ     1 点
プールまで行く道々の親子かな     1 点
白黒の風船葛種子まろき
13 辻憲 銅羅 3点 竜骨とはまひるがほは天のそこ     2 点
黒揚羽ゆらりとよぎる午睡かな     1 点
一滴のプール飛びこむ蟻穴に
饒舌な守宮の家のしづもりぬ
14 中上哲夫 ズボン堂 2点 ずぶぬれのプールの底の五百円玉    2 点
守宮の鳴かぬ国なり忍ぶ恋
KISS苦しプールサイドの忘れ靴
昼顔の咲かぬ日はなしeメール
15 白川宗道 宗道 1点 六本木ヒルズの守宮一家かな      1 点
昼顔や真砂女きりりと恋の帯
ひばり御殿プール開きの豆ご飯
虹消ゆるまで接吻をする黒人兵

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